【感想・ネタバレ】宗像教授伝奇考 完全版 1のレビュー

あらすじ

東亜文化大学の民俗学の教授・宗像伝奇(むなかたただくす)は、日本各地に伝わる神話や伝説を取材し、はるかな古代そこで実際に何が起きたのか、を奔放な想像力と行動力を武器に解き明かしていく。古代史ミステリーの巨編が、多くのカラーページ、おまけ漫画、創作ノート、さらに宗像教授シリーズとしてNHK出版より刊行された「クビライ」丸ごと一冊をも加えた完全版で登場! さらに電子版には宗像教授シリーズ単行本には初収録となる読み切り「スサノオ最後の戦い」も第8集に追加しました。
●第1集の特長/第1話「白き翼 鉄(くろがね)の星・前編」の冒頭をカラーで収録。/描き下ろしおまけ漫画「宗像教授電気考」収録。
●あらすじ/天女が羽衣を隠されて帰れなくなってしまう話として有名な「羽衣伝説」は、世界中にある「白鳥処女説話」のひとつだ。その羽衣伝説の地・出雲で、北斗七星が刻まれた鉄剣が発見されたという。羽衣伝説と鉄、そしてギリシャ神話の接点を追ううち、出雲で宗像が見たものとは…?(第1話)

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民俗学の教授・宗像伝奇は、日本各地に伝わる神話や伝説の謎を解明しようとし、それにまつわる事件からさらなる謎に迫るところがとても興味深いです。

#感動する #深い

0
2025年05月15日

Posted by ブクログ

『異考録』『神南火』と合わせ全24巻再読 代表1巻
もちろん一日に読んだのでなく去年の8月からつまみつまみ読んでいたものが
ようやく最後までたどりつく
名作といえる話もあれば冗長に過ぎるものも多く
宗像教授というか作者の話の持っていきかたが嫌に感じるところもある
それが個性だしその結果は偉大というほかないが
総じてなんとも扱いにこまる作品だ

2
2018年10月19日

無料版購入済み

煮詰めが甘い

タイトルから一見して受けるイメージとは異なり、地域の伝承などを考察しつつ、物語を進めるという形式。
荒唐無稽な怪異現象を扱っている…と言う訳ではなく、それなりに根拠のあるストーリー。

1巻冒頭の雰囲気が「MASTERキートン」と非常に良く似ており、驚いた。
ジャンル自体も民俗学・古代史が絡むという点ではかなり似ていると言える。
本作の続編となる作品がMASTERキートンと同じビッグコミック系列で連載されていることが関係しているのかと思ったが、本作自体は創価学会系列の「コミックトム」での連載。
つまりは関係ないという事になる。
(とはいえ、マスターキートンの連載終了が1994年で本作の連載開始が1995年から、実際に影響を受けている可能性は高いと思う)

主人公が独特の雰囲気の中高年のおっさんというところが逆に新しいといえるかも。
なお、絵自体に関しては作者の星野之宣が大御所ともいえる存在であり、タッチの古さこそ感じるものの全く問題はない。

一方、肝心のストーリーや伝承の検証がいろいろ甘く、そこが肝心な本作としては非常に不満。
まず、1話目から「架空の場所」を舞台としており、その時点でリアリティに欠ける。
2話目のオマケのように登場する若い男女など、完全に取って付けたような「軽薄な若者」であり、B級ホラー映画で真っ先に死ぬ男女カップルのよう。
さらに3話目の宗像大社沖ノ島に至っては女人禁制であり、神職といえど女性が勝手に(おそらく正規の許可も得ていない)上陸できるはずもない。
4話目の警官の行動にしても、素手の人間(被り物をしてはいるが)にいきなり発砲して射殺なんてありえない。

こういう細かい煮詰めの甘さ、安直さが非常に気になった。
作品にリアリティを持たせ、きちんと描くならこういう背景から始めるのが大事だと思う。
その点だけで大きな減点要素。
それに加え、やはり華の欠片もない主人公キャラでさらにマイナスというところ。

0
2025年07月31日

匿名

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全部が全部、伝播したものだとは思いませんが、神話や伝承って確かに似通ってて面白いな〜と思います。古代史は奥が深い

0
2023年08月02日

匿名

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考察に無理があるような気がしますが、浪漫があって良いと思います。ただ、頭の中の引き出しから知識を取り出しながら読まないといけないので、ちょっと読むのが疲れるかもです。

0
2023年08月01日

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