松本零士のレビュー一覧
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松本 零士のかくキャラクターのなかで、誰が1番好きかというと、大山 トチローが大好きなんです。
ということで、大山 トチローの永遠の恋人・エメラルダスの物語「クイーンエメラルダス」は、わたしにとっては、松本 零士の最高傑作の1つだと思います。
もっとも、この1巻目には、トチローのトの字も出てこないんですけどね。
さらに、多分、エメラルダスがさがしているものって、トチローの消息だと思うのですが、どうして、
「わたしがさがしもとめているものがなにかを知ったら…海野広は、わたしを殺そうとするだろう」
なのか、まったく意味がわかりませんが(笑)
うーん、エメラルダのお話は、この「クイーンエメ -
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松本 零士の初期の作品。
これ、2巻本として小学館文庫から出ていて、小学校時代に古本市でこの本の2巻だけを購入していました。
その頃、松本 零士は、わたしにとっては、「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」の松本 零士でした。あと、もうちょっとマニアックなことをいうと、「宇宙海賊キャプテンハーロック」と「1000年女王」と「クイーンエメラルダス」の松本 零士でした。
つまり、アニメとマンガが、まだ自分のなかで未分化だった時代ですね。
松本 零士は、その時代、1番色っぽい絵をかくマンガ家さんでした。
ワープのときに、森 雪が、なぜかヌードになってしまったり、メーテルが意味もなくお風呂に入った -
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戦場まんがシリーズ?1976年作。6編収録。3編はドイツ編とも呼べるもので、歴戦の勇者の物語が多い。最後の1編は69年作と古く、ややSFが入っていて純粋にこのシリーズとしてはちょっと受け入れがたいものである。最も心打たれたのは「音速雷撃隊」。あの人間ロケット桜花の搭乗員が主人公である。戦争を生き延びて将来かなえたい夢を持つ若者が、その未来を完全に絶たれる姿は本当に辛い。また、敵戦艦に桜花を確実にぶつけるために護衛する戦闘機乗組員。日本の狂気じみた作戦に怒りをこみ上げるアメリカ兵。先日テレビで見た、戦争を生き延びた元日本兵の方々の証言と重なってとてもただの漫画とは思えない内容である。最後に、桜花
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戦場まんがシリーズ?1973年作。
後に「HARD METAL」「ケースハード」「コクピット・レジェンド」と変遷をたどっていくことになる戦場まんがシリーズ(ザ・コクピットシリーズ)の最初の作品である。短編集であり、第二次世界大戦中ということはわかるが、戦局がどうなっているのか、どこで戦っているのかはたいてい描いていない。そんなことよりも物語が綴るのは前線で戦う男一人ひとりの姿である。主人公はたいてい死ぬ。主人公に有利なことは一切起こらない。英雄扱いされもしない。その悲しき物語に美しさすら感じるが、戦場で生々しく簡単に人が死んでいく様を見て美しいと感じてしまっていいのか戸惑ってしまう。
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購入済み
男
「男にはな」で始まる有名なセリフ、映画版の主題歌の歌詞丸ごと、など特別なイベントがいくつも。
しかしその中で、スノーロックにメーテルがなにを見せたのか・・・、が一番気になる。 -