松本零士のレビュー一覧
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今読んでも心打たれる。
屈指の古典的名作の評判が高い作品である。星をめぐる列車 というストーリー設定が大変に優れているので連作短編集を無理なく一つの作品に仕上げることに成功している。ストーリー内容はやや古めかしい勧善懲悪的なものがあるにしても今読んでも心打たれる。
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999世界と伝説の融合
999世界とラインの黄金伝説の世界感がうまく融合し、今後の展開に期待が高まります。トチローの魂をアルカディア号に転送するために鉄郎がレバーを引いた件は、劇場版第1作の場面を想起させ、思わず目頭が熱くなりました。
島崎先生のメーテルは、本家 松本先生のメーテルに匹敵する程に美しく、思わずうっとりしてしまいます。
斯くなるうえは、様々な不整合を収集し、松本ワールドをまとめていただきつつ、別れではなく、メーテルと鉄郎が2人で999を降りて欲しい、と切に願います。 -
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似てるけど違う、けどいい感じで
ガンフロンティアを初版で読んでいた世代、初代アニメ版ヤマトのリアル時代親父です。全部盛りの満腹感はアリだと思います。パラレルに行き交うキャラ達、元々そういう作品を描く方でしたしいい感じにオリジナルに近づけてます、昭和な漢臭さが原作を周到してますね。診療所に「大」が冠するとこなんか判ってますねぇwでも、御大ならあそこは筆書で看板からはみ出てるくらいで表していたと思う。
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雑誌初出時に読んだのだが…。
40年も前、まだ小学生だったこましゃくれた餓鬼だった。
それが、今やアラ還のおっさんである。
あらためて読むと、当時とは全く違った感慨が湧く。特に、「鉄の竜騎兵」の老若二人のオートバイ兵の、それぞれの「覚悟」が判るだけの人生経験を積んでしまった事を、実感した。 -
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これは良いリメイク作品だ。
他のサイトではオリジナルをただなぞっただけで凡庸という書評もあり、不安を抱えながら買ってみましたが内容は期待以上でした。たいへん良いリメイク作品だと思います。
絵に関しては思っていた以上に松本先生らしい雰囲気が出ており、タッチが今風なので、たいへん気持ちよく読めました。
作家さんがいかに松本作品を愛しているかが伝わってきますね。
エッチなシーンがオリジナル同様淡泊ですが、これもある意味松本先生っぽいです(苦笑) -
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ページの切り方最悪
大好きな作品が電子化。
ワクワクして買ってみたら、ページの真ん中の切り方最悪で、読む気がすっかり無くなってしまった。
2199が安心して読めるのに、この差は何?
もう一回データ作り直して欲しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第一話『グロテスカの宝石』がとても印象に残った。
多分この話はエターナル編の中でも人気のあるエピソードなんじゃないだろうかと推測する。
人を見かけで判断しないことを固く胸に誓う鉄郎、大自然と共生し物を公平に分けあい支えあっていきてゆくグロテスカ族、どちらの心にも宿る宝石の美しさが素晴らしい。
後はメタルマドンナさんの最後が胸に響くなぁ。
メタノイド全員がヒューマノイドを憎んでいるわけじゃなくて、むしろヒューマノイドと仲良く生きていきたいって考えている人も多いのが分かってよかった。
体を構成する物質が違うだけで、同じ人間なのだから何かきっかけさえあればそういう人の割合が増えるんじゃないだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ地球も含めた太陽系が消滅させられ、鉄郎が立ち向かう敵の姿がようやく見えてきた。
エターナル編は人類(ヒューマノイド)と金属生物(メタノイド)の戦いを描く物語なのだなぁ。
互いの生物としての性質上、相容れないものが多すぎて分かり合うことができないんじゃないだろうか…と一瞬思ったが、敵の幹部であるヘルマザリアの最後まで息子を想って逝った死に様を見るとどうもメタノイドが完全に『悪』とは思えない。
ヘルマザリアの息子ロウエルもあのエメラルダスに食ってかかる気概のある若者で、鉄郎が親の仇とは知らなかったとしても「一人前の戦士になったらまた会おう、死ぬな」とまで言ってくれる子だし。
いつかこの二人が戦う時 -
Posted by ブクログ
ネタバレ絶版だが、中古はまだ手に入るっぽいぐらいの知る人ぞ知る超名作。
おいどん(大山昇太)は中学を卒業し進学の為上京してきたが夜間学校の学費が払えず中退。
復学を目指すも家賃すらまともに払えない。四畳半の押入れでサルマタケを育てつつ「明日のために今日も寝る」日々を送る。
身なりも汚いので世間からひどい扱いもうける。そこに何故かおいどんに惹かれ?様々な事情で現れては去っていく美女達(メーテル並)。
復学は雲の上。順調に大学へ進学していく友人達。おいどんはバイトで小銭を稼ぎながらただただ過ぎていく日々。
この作品が本当に辛いのは時折現れる人生に躓いてしまった人達が出てくること。おいどんとその人達の違いは