山下和美のレビュー一覧

  • 不思議な少年(8)

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    時代と場所を問わず人の営みに干渉する少年を狂言回しとした連作集。長い期間をかけて不定期連載しているせいで、この少年の立ち位置が徐々に変化していく様が非常におもしろい。初期には人間の本性を暴く、あるいは試す、ある種興味本位の傍観者にすぎなかった。後期になるにつれて、人間の運命をあるべき姿に修正する積極性を持つようになる。傍観者から調停者としての役割へと変化していく。
    この作品がマーク・トウェインの未完の同名作から着想を得ていることは間違いないと思う。トウェインの少年はサタンの甥なのだが、山下作品における少年も初期においては非常に悪魔的ともいえトウェインの影響を感じさせる。一方、後期に至っての調停

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    2012年07月15日
  • 数寄です! 2

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    天才柳沢教授の生活の山下和美が東京で数寄屋をたてるというエッセイ漫画。
    個人的に蔵田徹也さんの話がそんなに好みじゃなくて、お話は不要と思ってしまう・・・
    しかし、蔵田さんによく全部任せようって気になったなあ。
    その度胸にびっくり。
    この不況の中、お金大丈夫?とか余計なことが気になってしまう。

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    2012年02月09日
  • 数寄です! 2

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    山下和美が、本当にお金がなくて苦労している。とはいえ、1200万円値引き(1200万円に値引きではない)してもらえる額の土地を買い、その上に本格的な数寄屋を建てたりするからお金がないので、一般の貧乏人と同列に考えてはいけないのだが、それでも山下和美でさえ収入が減っているという出版恐慌は人ごとではない。

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    2012年01月17日
  • 不思議な少年(1)

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    会社の備品室で見つけた古本。
    佇まいに惹かれてGET☆

    人間の弱い部分。
    短編だし面白くて一気に読めちゃう。
    悪くないんだけどもうちょっと救われる感じが欲しいなぁ。

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    2012年01月12日
  • 数寄です! 1

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    山下和美が数寄者をめざして数寄屋住宅を建てる。
    伊藤理佐がトイレ吹き抜けの注文住宅を建てるのとはかなり違う感じがする。
    しかし、いちばん驚いたのは、山下和美でさえ家を建てるには節約に節約を重ねて、土地を担保に住宅ローンを組まなくてはならないという、経済不況と出版恐慌の現実。
    山下和美でアシスタントの給料支払いに窮しているのなら、ほとんどの漫画家は生活苦なのだろうな。

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    2012年01月09日
  • 天才柳沢教授の生活(30)

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    実家で、20年ほどまえに購入した「傑作選2」を読み返していたら、急にもっと読みたくなって本屋さんへ走る。
    当時は、世津子みたいにいろいろなことにナーバスになったり、木津憑いたりしていたな~
    今は、お母さんの心境に近いかも。
    ちょっと心と目が乾いたときには、即効性あり

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    2011年08月11日
  • 不思議な少年(5)

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    あまりに残酷な話ばかりになっているので、山下和美は何か苛立ちを抱えているのかな?? あんまりこれが続くと読みたくないなあと思っていたが、最後の1ページが凄い!!
    何というカタルシス。
    チーム萌えの私には極上の体験だ。山下和美やはりあなどりがたし。

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    2010年10月21日
  • 不思議な少年(4)

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    何か怖い話ばかりだな。柳沢教授はイノベーション(発見)の物語で明るい話ばっかだけ、「不思議な~」は輪廻とかタナトスとかのようするに『火の鳥』だから、手塚よろしくで暴力的な話ばかりになってるなぁ~

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    2010年10月01日
  • 天才柳沢教授の生活(1)

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    あんまり天才という感じがしなかった。
    これじゃ単に几帳面な人というだけじゃあ?
    そしてボディコンとかワンレンとか…時代を感じるww

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    2010年09月03日
  • 天才柳沢教授の生活(1)

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    こんな人と結婚したい。いやごめんちょっと嘘。だけど教授みたいな人が友達だったらすっごく楽しいと思う。一緒に遊園地とか行きたい。理不尽なこと言って困らせたい。この物語の神はお母さんです。

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    2010年03月25日
  • 寿町美女御殿 2

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    何アホなこと言ってるのあなたは
    と叫んで皆が注目する
    これも歴史
    スキャンダルネタにみんな興奮する
    これも歴史
    あなたのその笑いに器の小ささを感じた
    これも歴史
    歴史を好きなら人間にも興味があるはずよ
    だって歴史は人間がつくっているんですもの(p.212)

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    2020年07月15日
  • 天才柳沢教授の生活(28)

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    たまーに時事ネタ(?)を取り入れるので、余計に登場人物の年齢が合わず気持ち悪くなる。
    そろそろ読むのやめようかな

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    2009年11月18日
  • 天才柳沢教授の生活 マンガで学ぶ男性脳 「男はここまで純情です」セレクト18

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    柳沢教授の生活が読みたかったが全28巻も出ており、未だに連載が続いているため買う気にならなかったが、これなら楽に読めると思い購入。

    解説はほとんど読んでないし、読む必要も感じなかったが、やっぱりこの漫画は深いなぁと感じる。

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    2009年10月04日
  • 不思議な少年(1)

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    1・2巻読。
    少々、「んん?」と理解できにくい話はあったものの、大体は
    イイ感じ。「柳沢教授〜」から随分違ったカラー。
    でも個人的には、神に近い存在が出てくる作品はあんまし好きくない。

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    2009年10月07日
  • 天才柳沢教授の生活(27)

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    このシリーズが好きです。最新刊は見開きが多くて、スペシャルコラボ企画?物もあったりと自分には少し物足りなさもありつつやったけど、最新刊がでると、「あ、続いてる♪」と少し嬉しくなります。

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    2011年07月25日
  • 天才柳沢教授の生活(1)

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    天才は何を思い、何を考えるのか・・・

    独自の観点で、生活を送る柳沢教授の毎日は日々、学ぶことばかりのように思う。
    普通の人間の視点からは、見えない日々の感動やおどろき、悲しみ・・・そんなことに気が付く作品。

    ただ、少女漫画よりなタッチのためなのか、昔から少年、青年漫画ばかりを読みふけっていた私にとって
    絵全体に切なさが漂っているような・・・
    決して、物語はそんな話ばかりではないのですが・・・

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    2009年10月04日
  • 不思議な少年(6)

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    毎回毎回、壮大な物語。こんなに大きな主題を抱えて、それを中核に携えて突き進んでいる作品も数少ないと思う。しかもよくよく練られている。話が。流れが。一つネックなのはこの厚さの本は非常に読んでて読みづらい。。。(08/2/24)

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    2009年10月04日
  • 不思議な少年(4)

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    世界観の中に居る少年の心が、無垢と無知の境にあるのではないかと思ってしまう。不思議な少年ではあるけれど、ある意味何にも侵されていない大人。なのではないか。と。思ってしまいました。

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    2009年10月04日
  • 不思議な少年(3)

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    引き込まれた世界観の中にあるのは?と考えてはみたけれど。結論が出るはずもなく。少年の心の動きが謎のまま?

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    2009年10月04日
  • 不思議な少年(5)

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    おお、やっと新巻!!!
    面白い、素敵、すごいなぁ〜
    バスで落っこちてしまった駆け落ち夫婦の話が良かった。うん。
    高橋留美子の、お姑さんと温泉行く短編の時と同じ感動。格のすごさ。キャリア

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    2009年10月04日