伏尾美紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東京都内で孤独死した松川美和という女性
しかし、その女性は既に2年前に死去していた…
この女性は誰なのか?
そしてこの女性の部屋に残されていた名刺は北海道警察を辞め、児童相談所に勤める新内由紀の警察時代のものだった…
さらに同じ頃、石狩で起きたひき逃げ事件の被害者宅からも同じ新内の名刺が発見される
異なる場所に残された名刺が意味するものとは…
今作もやはり北海道が舞台
序盤のひき逃げ事件が大きな物語に広がっていく警察小説ではあるが…
その真髄は深く重厚な人間ドラマにある
登場人物の全てに過去があり、抱えているものがあり、その感情の機微も様々だ
特に親子関係について深く考えさせられた
正直、作中の感情を理解できず読後少しモヤモヤするところもある
でもそれは登場人物の宝生が言った「世の中には、曖昧にしておいた方がいいこともありますよ…」
ということに集約されているのだろう -
Posted by ブクログ
ネタバレ百年の孤独は、事実をもとに作者独自の解釈や一部想像も交えて書かれた大力作で、とても読み甲斐がありました。本作は同じく児童相談所や養子縁組制度の問題、若者の変質的な行動や異常な心理、工作員から国を守る公安の活動といった様々な社会問題をテーマに書かれているのですが、あまりにも問題が多すぎてとてもこの一冊では書ききれなかったのではと思います。また、ものすごく多い伏線を回収するのに苦労され、かなり無理な真相への展開があり、正直にいって残念です。3倍ぐらいのボリュームでゆっくり書かれるとまた違ったものになったのではないかと思います。伏尾さんファンなので頑張ってください。