伏尾美紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
舞台は北海道札幌。二〇一八年一月四日 ある自動車修理工場の古い倉庫に窃盗目的で侵入して 署に引っ張られてきた男が そこで女児の遺体を見たと言う。
鑑定の結果 遺体は五年前に誘拐され行方不明になっていた島崎陽菜ちゃん 当時三歳 と判明した。
その事件は道警史上に残る有名な未解決事件 (コールドケース) の一つだった─。
大学院出で博士号をもつ異色の警察官・沢村依理子は現場捜査の師と仰ぐ瀧本とともに捜査に乗り出すが 瀧本の様子がおかしい……。
言いしれぬ不安の中 事件はまたしても未解決に終わってしまうのだった─。
この作品はシリーズ一作目になるのだろうか ?
アカデミアの世界の理不尽さに絶 -
Posted by ブクログ
2025年。
2025年は昭和100年だから。超大作。このミス4位(快挙)。なので読んでみた。
昭和25年の函館。銀行支店長一家惨殺事件。
昭和49年の佃島。サラリーマン一家惨殺事件。
昭和のヤクザ対応できる刑事、これからDNA検査だと思うインテリ刑事。最初は反発する二人がお互いを認め合い、捜査するが解決には至らない。
昭和の施設(孤児院)。孤児院といえばポニーの丘しか知らんから、そんな現実は知らんかった。そんな施設も絡め。昭和と言えば満州。もちろんこれも絡め。
三億円事件はモンタージュ失敗。そうだったんだねw
平成。平成の刑事は、幼馴染がオウムだというだけで閑職に回される。平成は短かったんだ -
Posted by ブクログ
「百年の時効」で深く感動したので、伏尾さんの前作である本書を読んでみました。
犯罪被害者の心に寄り添うのがどれほど怖いか、深く関わりすぎたことで燃え尽きた刑事の娘もまた刑事になった。
父を見て、自分は被害者の気持ちに深入りしないようにと思っていたが・・・
色々な事件に関わるうちに、次第に相棒の気持ちが垣間見えてくる。
登場人物それぞれに悩みを抱え、それでも懸命に生きていこうとする姿も、心情まで細く描写されている上に、こちらもあれこれ想像させられる。
あっという間に読んでしまいました。
また伏尾さんの他の作品も読んでみたくなる素敵なミステリーでした。