伏尾美紀のレビュー一覧

  • 北緯43度のコールドケース

    Posted by ブクログ

    伏尾さんの「百年の時効」がすごく良かったので、他の作品も読みたくなり、デビュー作のこちらを購入しました。
    博士号を持つ女性、沢村が北海道警察で警察官になり、女児の2件の事件の真相を追っていくストーリー。高学歴女性ならではの抱える悩みや職場での軋轢なども描かれていて、途中事件から離れていってしまったように感じにさせつつ、最後はちゃんと2つの事件が解明されるのは、さすが伏尾さん。
    今まで警察小説を読んできて、何となくしかわからなかった警察内の色々な部署の違いなども、細かく描かれていたのも興味深かったです。

    0
    2026年04月29日
  • 百年の時効

    Posted by ブクログ

    事件がいくつかあり、登場人物も多いので、時間を置かずに読むのがおススメ。警察官の執念を感じて、胸熱。鎌田刑事は無念だっただろうなぁ

    0
    2026年04月29日
  • 百年の時効

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昭和、平成、令和と警察が執念深く犯人を追っていく話。
    普段警察小説はそこまで読まないので、大丈夫かなぁと不安に思いながら分厚い本を手に取ったけど、最後まで読み切りました。

    捜査というのは何の関連があるかわからない点と点を延々と集めていく作業なんだよなぁ。展開が早いわけではなく、かといって飽きるわけでもなく、真相の周りをぐるぐる回ってるような印象で読み進めていった。

    最後事件解決になった時に何とも言えない気持ちになった。お金があったから生きてこられたのかもしれないけれど、子供にとったら愛情を求める気持ちって割り切れないものな。

    0
    2026年04月27日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目。1作目の『北緯43度のコールドケース』も良かったけれど今作はこなれてきていて格段に読みやすかった。

    今回の舞台は北日本科学大学大学院。
    新設されたばかりのキャンパス内で爆発が起き1名の死者を含む多数の重軽傷者が出た。

    そしてその事件に沢村も捜査一課へ出向というかたちで捜査に加わることになった。
    女性で博士号持ちの沢村の微妙な立場は相変わらずで 今回配属された5係の面々とも腹を探りあいながらまた新たに信頼関係を築いていくことになる。
    今回は公安がらみ。


    アカデミア。ジェンダーバイアス。
    今度の事件は沢村にこそ相応しい。

    “ジェンダーバイアスに晒されている側でさえもジェン

    0
    2026年04月28日
  • 北緯43度のコールドケース

    Posted by ブクログ

    刻々と迫る心の音がして、とても面白かった。追い求めていくことに、時効はないという気持ちになった作品。

    0
    2026年04月21日
  • 百年の時効

    Posted by ブクログ

    たくさんんの人の、一人一人の歴史をたどるような壮大な物語だった。
    登場人物が多いので、心して読んでください。

    0
    2026年04月19日
  • 百年の時効

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    重厚な警察小説。読んでいる途中は中々展開も小さく、登場人物も分かりにくく、で読みづらさを感じることもあった。
    しかし最後に「これまでの違和感」を付箋で並べて確認していく若手刑事、ここの張り巡らされた違和感の気持ちよさは、長々と読んできたからこその展開だった。
    昭和の刑事たちの泥臭い捜査は、戦争の残滓を身近に感じられるのもかえって新鮮。細かいところだが出張一つとってもその大変さが違う。
    そのノートを引き継いでの解決編は胸が熱くなった。

    何故この事件にそこまで?という疑問を内心ずっと持って読んでいたが、複数の刑事の楔のような存在という語りも印象深く、それが晴れた結末にはカタルシスを感じられた。

    0
    2026年04月15日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

    Posted by ブクログ

    この作者は初めて読んだ(と思う)。
    今まで読んできた他の作者の警察物・推理物とは、少し違うテイストを感じた。かなり長い分量の作品だが、中身はかなり絞り込んでシンプルな道筋を意識しているようだ。また、文章のつながりや、シーンのつなぎに、ねっとり感があまりない。その分、作品全体が、一本の連続体(羊羹みたいな)という印象は受けず、段落の集積、という視覚的なイメージを感じる。
    主人公は、一見すると、ち密な推理ではなく、ひらめき、あるいは偶然で事件を解決しているように見えるが、実は、きめ細かい観察によってヒントを手繰り寄せているようだ。

    0
    2026年04月07日
  • 最悪の相棒

    Posted by ブクログ

    読書備忘録980号。
    ★★★★。

    百年の時効の前に去年リリースされた3作目を読んでおこうと思いまして。
    伏尾さんリスペクトしかないです。
    ちょっと残念だったのは、ストーリーのごちゃごちゃ感。

    テーマは犯罪被害者支援。
    あ~。これは大きな問題です。
    例えば加害者が未成年とか。少年院に入院して退院。社会的にはリスタート。
    そうじゃなくても加害者は有期限で罪を償いリスタート。
    一方被害者は?
    例えば一家の大黒柱を殺された。残された家族は経済的にも社会的にも生きることで精一杯。本来なら最高学府を出て職業を選択する自由も含めて社会に船出できるはずだったのが、幼くして働かないと生きていけない・・・、と

    0
    2026年03月29日
  • 最悪の相棒

    Posted by ブクログ

    無数の人々が暮らす団地で起きた不可解な事件の数々。事件を担当することになったのは、「被害者家族支援」に人生を翻弄された2人の刑事。勝手に恨む娘と、過去を省みない少年文。最悪の関係といわれながらも、意外と相性がいい。
    「犯罪被害者家族心理分析官」と揶揄される男の推理がかなり冴える。

    0
    2026年03月20日
  • 北緯43度のコールドケース

    Posted by ブクログ

    舞台は北海道札幌。二〇一八年一月四日 ある自動車修理工場の古い倉庫に窃盗目的で侵入して 署に引っ張られてきた男が そこで女児の遺体を見たと言う。
    鑑定の結果 遺体は五年前に誘拐され行方不明になっていた島崎陽菜ちゃん 当時三歳 と判明した。
    その事件は道警史上に残る有名な未解決事件 (コールドケース) の一つだった─。
    大学院出で博士号をもつ異色の警察官・沢村依理子は現場捜査の師と仰ぐ瀧本とともに捜査に乗り出すが 瀧本の様子がおかしい……。
    言いしれぬ不安の中 事件はまたしても未解決に終わってしまうのだった─。


    この作品はシリーズ一作目になるのだろうか ?


    アカデミアの世界の理不尽さに絶

    0
    2026年03月20日
  • 最悪の相棒

    Posted by ブクログ

    「百年の時効」で深く感動したので、伏尾さんの前作である本書を読んでみました。

    犯罪被害者の心に寄り添うのがどれほど怖いか、深く関わりすぎたことで燃え尽きた刑事の娘もまた刑事になった。
    父を見て、自分は被害者の気持ちに深入りしないようにと思っていたが・・・

    色々な事件に関わるうちに、次第に相棒の気持ちが垣間見えてくる。

    登場人物それぞれに悩みを抱え、それでも懸命に生きていこうとする姿も、心情まで細く描写されている上に、こちらもあれこれ想像させられる。

    あっという間に読んでしまいました。

    また伏尾さんの他の作品も読んでみたくなる素敵なミステリーでした。

    0
    2026年02月26日
  • 北緯43度のコールドケース

    Posted by ブクログ

    評価: ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(またいつか読みたい)
    ストーリーにとにかく引き込まれました。事件自体の謎だけではなく、登場人物にもいくつか謎や伏線があって最後まで一気に読み切りました!これはオススメです!

    0
    2026年02月18日
  • 最悪の相棒

    Posted by ブクログ

    最悪の相棒は刑事と検事と思って読んでいたが、読み終わってみると…
    著者の作品は初めて読んだが、他も読んでみたい。2作持っているので
    愉しみである。

    0
    2026年02月12日
  • 百年の時効

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昭和から平成を経て令和へと受け継がれる未解決殺人事件.昭和49年の事件を軸に25年ほど遡っての殺人とそれ以前の満州時代の過去,また,引き続き起こる数々の殺人が深い恨みで繋がっていく.担当刑事も次々とバトンタッチし受け継がれた捜査ノートが輝きを放つ.

    0
    2026年04月27日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

    Posted by ブクログ

    道警・沢村依理子シリーズ2作目。
    2作目も面白かった。事件の舞台が大学組織と数学の世界と天才と。警察組織も特殊なのに輪をかけて独特な世界が広がっていて、その中を沢村依理子率いるチームが特命捜査を繰り広げる。ジェンダーバイアスがあったり、公安の影がチラついたり、一筋縄でいかないところは健在。また次も読みたい。

    0
    2026年01月22日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

    Posted by ブクログ

    「数学の女王」というタイトルに惹かれて購入

    推理小説らしく、犯人当てもできる。
    難易度は難しくない。
    納得感あり。

    舞台は北海道。
    新設された科学の最先端を目指す大学で
    爆発事件が発生。
    犠牲者は女性2名。

    一体誰の犯行であり、何の目的であったのかーー

    0
    2026年01月16日
  • 北緯43度のコールドケース

    Posted by ブクログ

    今野敏の警察小説がすきなのだが、10年ほど年下の作家のえがく警察小説は主人公や取り巻く人々の設定が変化していて時代の流れを感じた

    0
    2026年01月10日
  • 北緯43度のコールドケース

    Posted by ブクログ

    警察小説としての読み応えと、人物描写の濃さを兼ね備えた一冊でした。

    主人公の刑事は孤高で有能。正直“できすぎ”ですが、その分、背負っている孤独や覚悟が際立ちます。同性として、エールを送りたくなるような人物像でした。

    時系列が前後する構成には少し苦戦もしましたが、後半の展開は予想を裏切り続け、気づけば一気読みしてました。

    静かですがジリジリと迫ってくるような、印象的な警察小説でした。

    0
    2025年12月29日
  • 北緯43度のコールドケース

    Posted by ブクログ

    博士号を持つが研究機構に嫌気がさして警察に入った沢村。沢村に警察官としてのイロハを教えてくれた瀧本と奈良は転勤し本部へ。瀧本が転勤する前に陽菜ちゃん誘拐事件で被疑者のみ死亡で事件が停滞していた所に陽菜ちゃんが発見された。陽菜ちゃんはどこで生活していたのか…事件の真相はいかに。
    沢村の警察組織での葛藤や意気込みと共に、研究者を辞めた真実に家族内容、さらに誘拐事件に事件資料流出と内容詰め込みすぎでは?と思えるほど。
    シリーズ化になりそうな雰囲気だったので、今後あんまり出番のなかった片桐とかとの関係性も楽しめればと。

    0
    2025年12月24日