伏尾美紀のレビュー一覧
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プロローグ
北緯43度のような寒気が己を襲う
そう、あれはあの時食したアレのせいなのか?
それとも、単なるアレなのか?
両腕を交差し抱きしめるように自身の両肩に手を
乗せると、縮こまって寒さを必死に堪える己がいた
果たして、このコールドケースは、解決するのか!?
このどうでもよいコールドケースにガクブルに
なりながら頁を捲った!
本章
『北緯43度のコールドケース』★5
昨年の自身のベストミステリー『百年の時効』
著者による第67回江戸川乱歩賞受賞のデビュー作!
ある倉庫で少女の遺体が発見された
なんとその少女は、5年前に誘拐された陽菜ちゃん
だった
容疑者死亡のまま、未解決事件であったものが
この瞬間から動きだす
異色の警察官、依理子がその真相に迫るが
その先には、想像を絶する真実が!!
いゃ〰、読ませる
面白い
勿論、新人ゆえの粗さや、ご都合主義的な箇所もあるが、それを補って余りあるリーダビリティと
魅力、吸引力がそこには存在する
2作目も依理子シリーズなので、必ず読もう
3作目も既に入手済だから、近く読もう
4作目の『百年の時効』は超名作だから再読しよう
そう思った!
エピローグ
実は会社で、贈り物の生牡蠣を食した
15人くらいで食べたが、その内6人があたった!
己もその内の1人だ
ただ、医者には胃腸炎からくる風邪なのか生牡蠣に
あたったのかは、正直分からないと言われた
これがコールドケースの真相だ
どうでもいい未解決事件
このどうでもよいモヤモヤは何処へ向かへばよいのか!?
にしても、三重の生牡蠣美味しかったな〰
(¯―¯٥)8v♪
完
※あとがき
伏見さんの4作、全作品が警察物だ
そして、先月、第28回大藪春彦賞に『百年の時効』が選ばれた!
思わずその吉報に膝を打って喜んだ!
伏尾さん、おめでとう♪
そして、ブク友さんにも是非、手に取ってほしい
作品だ!
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Posted by ブクログ
昭和49年、東京•佃島で起きた一家惨殺事件。主犯格の男は逮捕されたが共犯者は不明のままだった。公判中に主犯格の男が病に倒れたため時効が無くなり、50年後の令和6年、事件の重要参考人の一人が変死体で発見される。現場に臨場した若手刑事の藤森菜摘は、上司からこの長期未解決事件の捜査を託さるが...。
手がかりを追い求めてやっとその答えが見つかったかと思うと、また別の疑問に突き当たる。解けそうで解けない絡みあった糸を延々と手繰る。世代交代を重ねバトンタッチしながら事件を追い続ける刑事達の執念が胸熱。昭和、平成、令和と時代をまたがって複数の事件が絡みあう。令和の事件がよもや戦時中の満州国に繋がるとは…スケールがデカすぎで耳キーンなるわ。ミステリと大河小説が好きな私には、大満足の大河警察小説だった。
いやしかし、そこにいたのか4人目は!
読み返したら超大胆な伏線の書きっぷり。全く気づけなかった。お見事。
価値観や慣習が今と違う昭和時代を懐かしむのも一興。ライスカレーにバター飴、ノスタルジー!話は変わるが、昨年末に大分県豊後高田市に小旅行へ行った。そこには「昭和の町」と呼ばれるレトロタウンがあり、昭和の雰囲気を満喫した。昭和好きな方は是非。
週刊文春ミステリーベスト10 3位
このミステリーがすごい! 4位
ミステリが読みたい! 15位
大薮春彦賞 受賞
日本推理作家協会賞 受賞
吉川英治文学新人賞 受賞 -
Posted by ブクログ
うーん。家族の物語に帰結するのかな。話は面白かったし、最後まで読めたけど、何を言いたいのかイマイチわからなかった。
遊歩道で死体が発見された。近くの十字路で跳ねられた交通事故の被害者のようで、その時は自転車に乗っていたと思われ、自転車も発見された。新聞配達の女性が音を聞いて見に行ったが、被害者も車もなかったらしい。この事件の捜査の主導は交通課で捜査一課ではない。
新内は警察OBとして児童相談所に再就職した。今日は家庭訪問。一度は育児放棄して乳児院に2歳の娘を預けていたが、決意新たに自分で育てることにした母子だ。
加害車両が確認されて、所有者が判明した。だが彼はずっと無断欠勤していた。同僚がLINEを送っても既読になっていない。
ショッピングモールで加害車両がみつかった。車の中に人間の遺体があった。他殺体のようだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ王道の骨太の刑事ものやっぱりいいですね!
地道な捜査をして、少しずつ真実に近づくのがいいですね!
公安が出てるとやっぱりVIVANTしか思い出さないのは、今読んでるからなのかな?
『百年の時効』が良かったので、本作を読むのをとても楽しみにしてました!
その女性は「二度」死んだ。
顔も声も知らないあなたは、いったい何者なんだ?
「誰何」というタイトル通り、本当に「あなたは一体、誰なの?」という感じで、一気読みでした!
親子、夫婦、養子縁組など家族について考えさせられる。
結果、いろんな伏線が絡まってて、本当に面白すぎる。1度読んだら、改めて読み返したくなる1冊。
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Posted by ブクログ
ネタバレあるひき逃げ事件から物語が始まるが、それはきっかけに過ぎず、そこから謎が深まりまた別の事件が起き…と読み応えのある一冊だった。
親子が物語の大きなテーマになっている。
親子関係って産まれたときには誰もが持っている人としての根っこの部分であり、それが揺らぐってすごく大きなことだなとあらためて感じた。
それが養子ともなるとなおさら…。
養子縁組について知らないことも多く、特にどれだけ大切に育てていようが実親の一言によって養子が取り戻されてしまうことはショックだった。
登場人物一人ひとりが抱えているものが重たく、読み終えたときは切ない気持ちだった。
壮大な物語なわりに最後はあっけなく終わってしまった感じ。
宝生との関係、砂本の過去、新内夫妻のこれからなどが最後ぐいっとまとめられており、気持ちが追いつかないまま終わってしまった。 -
Posted by ブクログ
『百年の時効』が壮大な警察小説で面白かったので、伏尾美紀さんの作品2作目。
東京都内で孤独死した松川美和。しかし、松川は2年前に亡くなっているはずだった。では、この人は誰なのか? 北海道警察を辞め、児童相談所で臨時職員として働く新内由紀(しんうちよしのり)。松川の部屋に警官時代の新内の名刺がなぜか残されていた。また同じ頃、道警の砂本修二は石狩で起きたひき逃げ事件を捜査していた。その被害者宅でかつての先輩、新内の名刺を見つける…
全く関係のない2つの事件で、なぜ新内の名刺が残されていたのか。警察を辞めた新内ではあったが、真相解明のために巻き込まれていく。
登場人物1人1人が丁寧に描かれていて、悩みを抱え葛藤しながらも生きていく姿に共感。
個人的には、三春の明るくポジティブなところが好き。そばにいてくれるだけで元気になれる。
「入念に準備して、精いっぱいおもてなしをしても、ケチをつける人はつける。自分でコントロールできない部分にいちいちクヨクヨしてもしょうがないじゃん」
マイナス思考になりそうなときに、三春のこんな言葉に救われる。