伏尾美紀のレビュー一覧
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プロローグ
フェルマーの最終定理が叫んでいる!
今度の敵も手強いぞ!
天才が秀才をいとも簡単に操っている
見えない犯人を導き出すことが出来るのか!?
“天才”対“異色”の戦いが始まろうとしている
難問と呼ばれた、フェルマーの最終定理の先に
あったものとは、、、
本章
『数学の女王』★5
デビュー作に次ぐ、沢村依理子シリーズ第二弾
大学院をドロップアウトした異色の刑事“依理子”が
男性社会の権化のような警察の中で苦心惨憺する様を現代的なアプローチで描いている
江戸川乱歩賞を獲ったデビュー作より格段に上手くなっている
恐らく指摘された箇所を漏らさず埋めていったに
違いない
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Posted by ブクログ
伏尾美紀さん作品3作目
「百年の時効」
「最悪の相棒」
に引き続き読んだ本作品は
第67回江戸川乱歩賞受賞作であり、デビュー作!
博士号持ちながら大学院を去り、警察官になった主人公沢村は、男社会のなかでも高学歴で女性ということで厳しい警察組織で奮闘していく。
この組織に揉まれながらも上司たちの見えない支えで事件を再度追っていく。
それは沢村の過去の経験も影響していたと気付き、成長し、周りとの関わり方も徐々に好転する。
デビュー作でこの感動は凄いですね!
読み応えありました。
次作も取り寄せたので。
さあ。ワクワクしているうちに読むわよ〜(✿ ♡‿♡) -
Posted by ブクログ
伏尾美紀さんの作品を読むのは『北緯43度のコールドケース』『数学の女王』に続き3作目。既読の2冊(道警のお話)も面白く読んだのが、今作はスケールが全然違う…
きっかけとなった一家惨殺事件は、戦中期から続く長い物語の中の一点でしかなかった。昭和から令和に至るまでの長きにわたる刑事たちの執念の捜査。それによって真相は少しずつ明らかになっているはずのに、一方でまた新たな謎が生まれる。最後まで何が真実かわからず、はやく続きが知りたくて一気に読んでしまった。
実際に起きた事件や法改正、科学捜査の発達についても丁寧に書かれ、物語を通して戦後の犯罪史・警察史を読んでいるかのような読み応えだった。 -
Posted by ブクログ
もうめちゃくちゃ面白かった。
最初から伏線が散らばっていて
読み進めているうちにすっかり忘れてしまった小さいこともラストにさぁーっと伏線回収していった!
500ページ越えの長編だったけど
そんなの忘れてしまうほど夢中に読んだ。
こんなに読み終えて興奮してるのは久しぶりだ。
たぶん、私が昭和生まれで良一と年齢も近く昭和平成令和と時を過ごしたからだろうか。
私は戦争時代が絡むのが好きだけど
もううちの親ですら(80歳)戦後生まれ。
もう今の時代につながる話はもう無理だろうな。
ってことで、まだ2026年は始まったばかりだけどこの本は多分ナンバーワンだね。
本当に面白かった! -
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昭和・平成・令和、それぞれの時代の刑事たちが駆け回り、泥臭く事件の解決に向けて踏ん張る姿がとても熱かった。
平成や令和の刑事が、昭和時代に鎌田の相棒だった湯浅とどこか重なるところがあるのも好き。
いちばん印象に残ったのは、令和の刑事が重要人物と初めて面会する前の場面。
面会に備えて、これまでの捜査ノートを読み返し続ける。新しい事実を探すというより、読んでいると落ち着くから。そこには昭和の刑事たちの存在を感じられるから。
昭和の刑事たちが残したノートを胸元に抱きしめて眠りにつく。
「昭和の刑事がついている」と感じられるあの瞬間がすごくエモくて胸が熱くなった。 -
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令和の時代、まだキャリアの浅い女性所轄刑事に一人の老人の孤独死が知らされた。
またお馴染みの案件か、、と刑事は思う。
しかし、この老人の死こそが眠った事件を呼び起こすのであった。
昭和、平成、令和と三時代を跨いだ事件。
いわゆる未解決事件であるが、その時代の担当刑事達の必死の捜査が記録と記憶に残っている。そして、何よりも残っていたのは、この事件に対する当事者達の執念である。
百年に及ぶ因果はどのような結末を迎えるのか。
バトンを渡された刑事は先達がなし得なかったことを解決できるのか。
各時代を章立てて構成されたストーリー。その時代背景に応じた捜査展開等、とても面白かったです。
最終章まで -
Posted by ブクログ
執念が生んだ物語。
あの人が何かしら重要人物だとは思っていたけれど...。最初の頃は、その人が犯人の可能性はあるとは思ってたけれど...。物語が進むにつれて、記憶の奥に追いやられてしまっていた。
消息不明の神谷保についても、誰かが神谷保だろうと予想していたけれど、予想と全く違ってて、自分を笑った。
作者は、読み手の心理を巧みに操っている。
完敗。
藤森菜摘の細かいところを紐解く能力は、素晴らしかった。
藤森菜摘は、細かいところに囚われる自分にうんざりしていたけれど、自分では嫌だなと思っている性質って、人には真似できない能力だったりするんだよね。
鎌田は無念だっただろうな。
藤森菜 -
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プロローグ
北緯43度のような寒気が己を襲う
そう、あれはあの時食したアレのせいなのか?
それとも、単なるアレなのか?
両腕を交差し抱きしめるように自身の両肩に手を
乗せると、縮こまって寒さを必死に堪える己がいた
果たして、このコールドケースは、解決するのか!?
このどうでもよいコールドケースにガクブルに
なりながら頁を捲った!
本章
『北緯43度のコールドケース』★5
昨年の自身のベストミステリー『百年の時効』
著者による第67回江戸川乱歩賞受賞のデビュー作!
ある倉庫で少女の遺体が発見された
なんとその少女は、5年前に誘拐された陽菜ちゃん
だった
容疑者死亡のまま、未解決事 -
Posted by ブクログ
令和六年二月二十一日。
アパートの一室から変死体が見つかったという通報を受けて、葛飾警察署に所属する二十八歳の刑事 藤森菜摘は現場へ向かった。
そこから昭和四十九年に起こった未解決事件『佃島一家四人殺傷事件』が再び動き出す──。
とても面白かった。
書いてあることは主に刑事たちの地道な捜査の内容だ。なのになんでこんなに読めてしまうのだろう。
湯浅や鎌田が通った道を草加や藤森が通り、湯浅や鎌田が見た光景を草加や藤森が見る。
時効の廃止や科学捜査の発展により将来的な可能性が広がっていく。
時代をこえてひとつの事件で繋がっている彼らがほんとに凄いと思った。
展開も多岐にわたり 最後まで読めな -
Posted by ブクログ
令和六年
アパートの一室から変死体が見つかる。
亡くなったのはアパートの住人・桜井。
段ボール箱から見つかったのは
桜井が書いた罪の告白文だった。
ここから怒涛の展開。
第二章 昭和編
湯浅刑事、鎌田刑事が佃島一家皆殺し事件の捜査を担当。
タイトル「百年の時効」の意味がわかってきた。
戦後、高度成長期、地下鉄サリン事件など
当時起こった事件を背景にストーリーは進んでいく。
本作が話題になるのも納得。
登場人物が多いので心配だったが
特徴など印象に残る書き方をされているからか
それほど苦も無く読むことができた。
犯人に繋がることも書かれていたと思うが
最後までわからなかった。
(ネタバレ -
Posted by ブクログ
昭和49年、東京•佃島で起きた一家惨殺事件。主犯格の男は逮捕されたが共犯者は不明のままだった。公判中に主犯格の男が病に倒れたため時効が無くなり、50年後の令和6年、事件の重要参考人の一人が変死体で発見される。現場に臨場した若手刑事の藤森菜摘は、上司からこの長期未解決事件の捜査を託さるが...。
手がかりを追い求めてやっとその答えが見つかったかと思うと、また別の疑問に突き当たる。解けそうで解けない絡みあった糸を延々と手繰る。世代交代を重ねバトンタッチしながら事件を追い続ける刑事達の執念が胸熱。昭和、平成、令和と時代をまたがって複数の事件が絡みあう。令和の事件がよもや戦時中の満州国に繋がるとは…