伏尾美紀のレビュー一覧

  • 北緯43度のコールドケース
    思考が迷子になりそうになったときもあったが、丸く収まる感じがなんとも気持ちいい。
    『数学の女王』に惹かれて先に読んでしまうところだった…良かった先にこっち読んで。
  • 数学の女王
    ストーリー、スピード感、心理描写、そして舞台の札幌、今回も好みが揃ってます。主人公の沢村はじめ、周りの刑事、特に今回は松山が良い。公安が出てきてあやふやなけつまつになるのでは?と危惧しましたが杞憂でした。前作は前半が少し重かったですが、今回はバックグラウンドの説明は不要なので、冒頭から早い展開。純粋...続きを読む
  • 数学の女王
    前作の北緯43度のコールドケースが面白かったので続編も気になり読みました。
    今回の事件は大学で起きた爆破事件でテロの恐れもあり、警察だけでなく公安も乗り出す大規模な捜査が行われることに。
    この警察と公安の組織同士の衝突やジェンダーバイアスのことなども書かれています。
    男性はこう女性はこうっていう固定...続きを読む
  • 北緯43度のコールドケース
    金曜日の仕事帰り、書店に立ち寄るのが楽しみで。
    そこで出会った一冊です。
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    「読者を翻弄する
     ストーリーテリングの技は
     新人離れしている」
     宮部みゆき

    「ミステリ好きなひとにとって、
     至福の時だ。
     ああ、このお話、読んでよかった」
     新井...続きを読む
  • 北緯43度のコールドケース
    前半は情報過多(登場人物が多め)で読みづらく感じた部分もあった
    後半は面白くてスラスラ読み進められた
  • 北緯43度のコールドケース
    主人公、沢村が、自分の意見をきっぱり言うところ、いいなと思った。
    遮る相手に「まだ話の途中です」と一言。

    事件のカラクリは面白かったけど、冒頭から登場人物が多くて少し混乱。
    沢村のトラウマや、高学歴女子の描写など…内容満載でした。
    シリーズ化するなら次も読みたい。
  • 数学の女王
    前作が面白かったのに若干読みにくいと記憶してたので、今作はかなり読みやすかった。時系列通りに進んだから?
    タイトルからも犯人はわりとすぐ分かる仕様だけど、だんだんと動機が明かされていくので面白かった。同じ女性としてこの世の理不尽さはよく分かる…
    地元が舞台なので毎回楽しく読んでいるシリーズだけど、あ...続きを読む
  • 数学の女王
    デビュー二作目だけど、デビュー作より格段に読みやすく、上手くなっていた。
    でも、デビュー作もそうだったけど、エンジンのかかりがめっちゃ遅い。
    最初に事件が起きて、主人公が事件の捜査に関わるまでに100ページも読まねばならない。
    これが、だるい。

    警察の人事なんて、もうどうでもいいよ。
    自殺した元恋...続きを読む
  • 数学の女王
    こんな事は言いたくもないし、認めたくもないが、涼子のような悲しい思いをしている人は、たくさん存在すると思う。
    そして、心が折れ、大事なことを見失ってしまうのかもしれない。でも、囚われてはいけない、その悔しさに。
  • 数学の女王
    読書備忘録785号。
    ★★★★☆。

    またやってしまった!
    前作があるシリーズだったんですね・・・。涙
    北緯43度のなんたらっていう作品。
    主人公大学院卒のキャリア、沢村依理子警部補の登場物語を先に読むのだった!
    まあ、後の祭りです・・・。

    北日本科学大学大学院。
    学長の桐生真(女性)の元に、母校...続きを読む
  • 数学の女王
    2023.11.07
    初めての著者。タイトルと表紙に魅かれて。
    崇高さを感じる、+αのミステリーだった。出会えて良かった!
  • 数学の女王
    学問の世界は凡人にはわからないと言ってしまえばそれまでだけど、1人の女性をあそこまで追い詰め、孤独にする世界はなんなのだろうと思う反面、なんて独りよがりで傲慢な人だろうとも思う。
    犯人は三島ではなく息子かと思ったのに、まさかの妻とは。
    警察の諸事情も描かれて、公安の身勝手さも面白くミステリーとしても...続きを読む
  • 数学の女王
    『数学の~』という題名につられて興味津々で読み始めたけれど、ミステリー。まあそれはよいとして、登場人物像がなかなか頭に入って来なかった。そうか、一作目からの続きかと思い至った。
    ジェンダーバイパスに関してのテーマをもっと掘り下げて涼子さんの学者としての苦悩、母親としての喜びや苦しみなど同じ女性として...続きを読む
  • 数学の女王
    前半は説明が多くて翻訳本のような感覚になり苦手だな~と思ってましたが後半はどんどん面白くなって一気に読み終えました。
  • 数学の女王
    前作で恋人の死によって描かれていたアカハラが裏テーマに。大学院のポスドクの問題なんかもさらっと描かれる。公安との関係性など読みごたえあった。
  • 数学の女王
    博士号を持つノンキャリ女性刑事が、今度は爆弾事件に挑む! 鬼シブの警察小説を堪能せよ #数学の女王

    ■きっと読みたくなるレビュー
    博士号取得のノンキャリ女性刑事が、警察組織の荒波にもまれつつも、生真面さと情熱で事件解決に奔走する警察小説。『北緯43度のコールドケース』に続く、沢村依理子シリーズの第...続きを読む
  • 数学の女王
    「北緯43度のコールドケース」シリーズ2作目。

    博士号を持つ異色のノンキャリ刑事・沢村依理子が大学院で起きた爆発事件に挑む。
    異色の人事、部下の不信、公安との駆け引き、スパイは誰か、そして真犯人は?

    アメリカの爆弾魔ユナボマーへの手紙で始まる出だしでつかみは完璧。前作より読みやすくなった文体と先...続きを読む
  • 数学の女王
    アカデミクスやジェンダーなど社会問題が自然に取り込まれたストーリーが秀逸。女王は誰か?ハラハラしながら読み進められた。舞台が新札幌なのも斬新。
  • 数学の女王
    前作に続き沢村依理子が女性という警察官の中でのハンデを抱えながら、チームとして居場所を築いていく。爆弾犯人の捜査、アカデミーな大学でのパワハラなどももちろん面白かったが、警察内部の人間模様がもっと面白く思えた。
  • 数学の女王
    初伏尾さん。
    主人公警察官の沢村依理子が大学への爆弾テロの犯人を突き止めていく。 「数学の女王」はそう絡むわけね。
    ジェンダーバイアスは男女平等下に置いても絶対なくならない問題だと思う。でもなくなって欲しい。