伏尾美紀のレビュー一覧

  • 百年の時効

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    一気に読んでしまった…
    とある男が死んだ。物語はそこから始まり、昭和、平成、令和を跨いでまるでバトンのように引き継がれていきながら事件の真相に迫る。
    時代を物語に丁寧に織り込みながら話は進んでいくのもまた引き込まれる要素になっている。
    事件解決に執念を燃やす刑事たちの魂はいつの時代も変わらない。

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    2026年05月15日
  • 百年の時効

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    大満足の読み応え!
    結末は終わってみるとわりと想像できてたとはいえ、巧妙に隠されてはいたし、鎌田・湯浅・草加・藤森とともにじっくりと考察できたので大満足です。
    佃島事件の主犯の人を巻き込んでまでの復讐の執念もエグいし、共犯の徹底ぶりはなんだか意外な冷徹さだとか、いろいろ思いました。
    折々に当時の実際の時事ネタも含まれ、それが時代感や当時の感覚を理解するのに最適でした。
    どの角度から見ても抜かりなく描かれていて、文句なし!

    いやぁ、みなさんの評価が高いのが頷ける、納得の一冊でした。

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    2026年05月12日
  • 百年の時効

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    重厚。それぞれの刑事の執念がすごい。途中、実際に起きた事件(オウム事件等)が挟まるので「あ〜、なるほど、この時代か…」とその時代の世間の空気感も分かりやすい。面白かった!

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    2026年05月09日
  • 百年の時効

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    史実に即した事件、モデルとなった実在の人物や企業など、昭和から令和につながる歴史とフィクションを織り交ぜて楽しめた。
    仕事の都合で一気読み出来んかったけど、一気読みしたらもっと緊迫感とか楽しめたと思う。
    再読したい本。

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    2026年05月07日
  • 百年の時効

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    ネタバレ

    いやーおもしろかった。
    読んだのがたまたま連休中というのもあるけど、600ページくらいあるのに一気に読み切ってしまった。
    ミステリーの類なので細かい言及は避けますがそれくらいおもしろかったということなのら。

    昭和に起きた残忍な一家惨殺事件が未解決のまま時は過ぎ、平成、令和と3つの時代に渡って、その謎に挑み続ける警察の執念の物語と言えるだろう。法改正によって殺人事件の公訴時効が廃止されたことも作品の背景として伺える。
    時が流れ、事件関係者の数もどんどん減っていき、事件が起こった現場の風景さえ様変わりしてしまった令和の時代に、最早世間の記憶からも薄れ、誰も関心を持たなくなってしまった事件をそこま

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    2026年05月06日
  • 百年の時効

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    タイトル通り長い年月を跨いだスケールのデカい長編刑事小説。
    時系列と登場人物を整理しながら読む作業は読書に没頭する濃厚な時間を作ってくれた。
    良作です。

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    2026年05月02日
  • 北緯43度のコールドケース

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    『百年の時効』も読むのに相当苦労しましたが、デビュー作(江戸川乱歩賞受賞)からヘビー級だったとは驚きです。
    事件自体はとても悲しく、そして不可解なのですが、答えに辿り着くまでの紆余曲折がすごい。
    読みながら相当に頭を使うので、読まれる際は覚悟が必要です。
    小説の舞台の中心は北海道札幌市、実在の地名も多数登場します。
    きっと作者も、作中に登場する場所を何度も訪れているのだろうと思うと感慨深いものがありました。
    この作品がきっかけで札幌市を訪れて、作中に登場したスポットを巡ってくれるような読者がいたらいいなと思います。

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    2026年05月02日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    博士号を持つ警察官、沢村依理子の2作目。今回も面白かったです。男社会の警察組織で奮闘する姿がいいですね。読みながら応援してます。

    今回は爆破事件を捜査します。テロの可能性もあり公安が出てきます。警察庁と警視庁の違いの説明が書かれてたけど、私には難しい。よく分からなかったです。こういう話だといつも対立しているイメージがあるんだけど、実際どうなんですかね?公安との面倒くさい駆け引きもある状況で、沢村たちは解決できるのか?沢村だからこその視点で徐々に解決に近づいていくけど…、一波乱あったり…。気になってあっという間に読めました。
    愛情があっても、守り方を間違えてはダメですね。取り返しがつかなくなっ

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    2026年05月01日
  • 百年の時効

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    昭和、平成、令和、それぞれの刑事の熱量や負けん気がかっこよくて、無念にも真相に辿り着けない度に次の世代へバトンを渡し託すという世代を越えた連携プレーがドラマチックだった。
    真相ももちろん、驚愕な上に感情を揺さぶられた。

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    2026年04月28日
  • 百年の時効

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    文字通り100年、昭和平成令和と事件の真相を追い求める作品。
    時間を追うごとに徐々に風化する事件、進歩する科学技術。そんな時代の変化の中であっても、刑事達の執念や情熱が脈々と受け継がれていく様はとても読み応えがあった。
    分厚さ、冒頭の登場人物紹介の多さ、この辺りが読むためのハードルを上げている印象。
    無駄なく読みやすい文章と構成のため、人物紹介を何度も読み返すような事は起こらず、自然に読み進めることができた。
    文句無しに満点評価できる作品。

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    2026年04月28日
  • 百年の時効

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    渾身の一撃、大傑作。
    途方も無く果ての見えない謎を、小さな積み重ねを繋ぎながら真相へ辿り着いた刑事の執念。
    読み応えたっぷりの三つの時代を跨いだ昭和100年に相応しい刑事クロニクル。

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    2026年04月27日
  • 百年の時効

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    長いけど、長さを感じさせない面白さ。

    昭和、平成、令和と時代を超えて
    事件を追い続けた人々の執念が
    読み手を引きつけて、離さない。

    個人的に、こういう骨太の話、すごく好き。

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    2026年04月24日
  • 百年の時効

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    全553ページ。昭和から令和に至る遠大なスケールの犯罪小説でした。
    昭和でなければ起こり得ず、令和にならなければ解決できなかった犯罪。

    間延び感や無駄が一切なく、徹頭徹尾著者の本気を感じました。
    よくぞこんな話を思い付き、練り上げ、形にしたものです。圧巻。

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    2026年04月24日
  • 百年の時効

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    ネタバレ

    長かった!まずは読み終わった自分に⭐︎5
    そして良一くんと神谷保くん疑ってごめん
    わたしの推理は全然当たらなかった
    昭和平成令和と刑事たちが犯人を絶対許さないと言う気持ちで職務をまっとうしていくのが
    とても良い!繋がっていくといのは素晴らしいな
    満州とか昭和の空気とか想像するしかないけど
    たった数十年で日本もとても変わるなぁ
    わたしも仕事がんばろ!

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    2026年04月21日
  • 百年の時効

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    一つの事件に何年も拘り続ける刑事の姿はまさに執念。その執念を持ってしても解決しない難事件。
    しかし、時を超えて事件は再び動き始め、昭和から令和の時代を行き来し事件が紐解かれていく物語は、まさに圧巻の一冊でした。

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    2026年04月21日
  • 百年の時効

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    昭和の100年にも及ぶ刑事たちの想い。未解決で終わらせることなく解決する情熱がすごい。犯人たちの動機や人間関係が複雑であるが緻密に繋がっていて動機もしっくりきた。すごい展開力で面白かった

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    2026年04月20日
  • 北緯43度のコールドケース

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    これは良い。とても面白かった。主人公の造形がしっかりしているので、次回作以降のシリーズ化も問題ないだろう。あまりご都合主義なところもなく、複数の話が混在しているのも良い。ちょっとだけ痴呆症が触れられすぎな気もするが、全体として全く気にはならない。犯人との対峙の場面もありそうなやり取りで緊張感があって良い。

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    2026年04月18日
  • 最悪の相棒

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    プロローグ

    いつものように一人掛け用の安楽椅子(登場27回目)で本書を読み終えた

    暮れなずむ夕日はどこか儚げだった
    この物語の内容やこの季節特有の桜が散っていくさまを見ているから、更にそういった想いを加速させたのではないか

    考えてみれば、夕日も桜も本書も実に儚くて美しい
    そう思いながら本書の最後の頁を閉じた


    本章
    『最悪の相棒』★5
    やっぱりこの作家さんとは相性が頗る良い!
    ミステリーと、ある病気とが複雑に絡み合った多重解決物
    題名の“最悪の相棒”は、狙ったのかな〰
    けっこうサイコーのバディだったけどね!

    『百年の時効』は、本格派骨太ミステリーでしたが、こちらはもう少しエンタメに寄

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    2026年04月09日
  • 北緯43度のコールドケース

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    第67回江戸川乱歩賞受賞作。
    三十路の女性があれこれ将来のこととかを悩みながら、前向きに頑張っている姿がいい。

    沢村は大学院を出ていて、博士号を持っている異色の警察官。ある日女児の遺体遺棄事件の取調べに立ち会うことになった。女児は5年前に誘拐された子供だった。身代金引渡しの時に誘拐犯が電車にはねられてそのまま行方がわからなくなっていた。

    女児はどうやら窒息死させられたようだった。もともとの誘拐事件が不手際に終わったこともあり、北海道県警は色めき立つ。だがしかし手がかりがなく、またもや未解決事件として放置されることになる。

    数年後沢村は生活安全課にいた。刑事事件は扱わない防犯科である。現在

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    2026年03月20日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    プロローグ 

    フェルマーの最終定理が叫んでいる!
    今度の敵も手強いぞ!

    天才が秀才をいとも簡単に操っている
    見えない犯人を導き出すことが出来るのか!?

    “天才”対“異色”の戦いが始まろうとしている


    難問と呼ばれた、フェルマーの最終定理の先に 
    あったものとは、、、



    本章
    『数学の女王』★5

    デビュー作に次ぐ、沢村依理子シリーズ第二弾
    大学院をドロップアウトした異色の刑事“依理子”が
    男性社会の権化のような警察の中で苦心惨憺する様を現代的なアプローチで描いている

    江戸川乱歩賞を獲ったデビュー作より格段に上手くなっている
    恐らく指摘された箇所を漏らさず埋めていったに
    違いない

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    2026年03月12日