伏尾美紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書備忘録980号。
★★★★。
百年の時効の前に去年リリースされた3作目を読んでおこうと思いまして。
伏尾さんリスペクトしかないです。
ちょっと残念だったのは、ストーリーのごちゃごちゃ感。
テーマは犯罪被害者支援。
あ~。これは大きな問題です。
例えば加害者が未成年とか。少年院に入院して退院。社会的にはリスタート。
そうじゃなくても加害者は有期限で罪を償いリスタート。
一方被害者は?
例えば一家の大黒柱を殺された。残された家族は経済的にも社会的にも生きることで精一杯。本来なら最高学府を出て職業を選択する自由も含めて社会に船出できるはずだったのが、幼くして働かないと生きていけない・・・、と -
Posted by ブクログ
舞台は北海道札幌。二〇一八年一月四日 ある自動車修理工場の古い倉庫に窃盗目的で侵入して 署に引っ張られてきた男が そこで女児の遺体を見たと言う。
鑑定の結果 遺体は五年前に誘拐され行方不明になっていた島崎陽菜ちゃん 当時三歳 と判明した。
その事件は道警史上に残る有名な未解決事件 (コールドケース) の一つだった─。
大学院出で博士号をもつ異色の警察官・沢村依理子は現場捜査の師と仰ぐ瀧本とともに捜査に乗り出すが 瀧本の様子がおかしい……。
言いしれぬ不安の中 事件はまたしても未解決に終わってしまうのだった─。
この作品はシリーズ一作目になるのだろうか ?
アカデミアの世界の理不尽さに絶 -
Posted by ブクログ
「百年の時効」で深く感動したので、伏尾さんの前作である本書を読んでみました。
犯罪被害者の心に寄り添うのがどれほど怖いか、深く関わりすぎたことで燃え尽きた刑事の娘もまた刑事になった。
父を見て、自分は被害者の気持ちに深入りしないようにと思っていたが・・・
色々な事件に関わるうちに、次第に相棒の気持ちが垣間見えてくる。
登場人物それぞれに悩みを抱え、それでも懸命に生きていこうとする姿も、心情まで細く描写されている上に、こちらもあれこれ想像させられる。
あっという間に読んでしまいました。
また伏尾さんの他の作品も読んでみたくなる素敵なミステリーでした。 -
Posted by ブクログ
博士号を持ちながら、警察官となったユニークな沢村依里子が主人公のシリーズ第2弾。
依里子は道警本部警務部へ異動になっていたが、新設大学院での爆破事件が起こり、警務部付ながら刑事部捜査一課に出向となる。
戸惑いながら班の責任者となった依里子は、相棒の松山とともに捜査を始める。
が、事件にテロの疑いがあるのか、彼らの前に公安が立ち塞がる。しかも、依里子の班の中に公安のスパイが?・・・
お馴染みの公安対刑事の諍いに、さらに底流にあるのはジェンダー問題。
依里子の属する警察と、犯行に関係があると疑われる三島教授の研究室で。
題名から事件の結末が推測されてしまうのは、仕方ないか。