伏尾美紀のレビュー一覧

  • 北緯43度のコールドケース

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    時系列が前後していたこともあり、前半はどこが本筋なのか分かりにくかったが、中盤から話が一気に進み、かなり引き込まれました。
    続編もあるそうなので、読んでみたいです。

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    2024年10月14日
  • 北緯43度のコールドケース

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    第67回江戸川乱歩賞受賞作は、何ともユニークな女性刑事が主人公。
    女性刑事を主人公にした警察小説・ミステリーは数多あるが、本作の沢村依理子は博士号を持ち、30歳で警察に奉職したという変わり種。北海道警察本部で事務的作業をしていたが、所轄刑事課に異動し、少女死体遺棄事件に加わることになる。5年前に誘拐され行方不明だった少女と判明し、一気に誘拐事件の解明に邁進するかと思われたが、事件系列も過去と現在を行き来し、様々な人物が登場してくる。
    さらに沢村が捜査本部から外され、生活安全課に配属になり、生安課の事件を担当することになる。彼女の過去や家族関係の話となったり、あちこちへと行ったり来たりする。

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    2024年07月30日
  • 百年の時効

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    表題の通り、昭和から令和そして刑事三世代を経ての事件解決を描いた一大叙事詩的なお話でした。刑事たちの執念をかけた捜査に脱帽です。

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    2025年12月07日
  • 百年の時効

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    ネタバレ

    現実に起きた事件と絡めてストーリーが展開されるため、リアリティが感じられて良かった。刑事たちの執念と、科学技術の進歩で、少しづつ真実に迫っていくのも良い。ただし、『第五の人物』が屋根裏に潜んでいたというのはリアリティに欠ける。昭和の木造家屋だと重さで軋む音が出やすいだろうし、食事や排泄はどうするんだ?

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    2025年12月06日
  • 百年の時効

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    昭和に起きた一家斬殺事件を追う刑事の正義、警察組織の執念の話

    昭和、平成、令和と事件解決、犯人逮捕を目指し捜査は続けられる。 人間は代わっても刑事から刑事へ情報は引き継がれ犯人を追い詰める

    読むのに時間をかけすぎて人物相関図が??になった。
    それでも主な登場人物が本の最初に載ってるのは親切設定でした。


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    2025年11月29日
  • 百年の時効

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    おもしろかった、じゃ 言葉が足りない。伏尾美紀さんは すごい!生意気だけど 言わせて。本がでるたびに 上手くなっていく〜!
    絡むにいいだけ絡んだ糸が、時代と共に解きほぐされていく。刑事の矜持というか、誇りというか、昭和的な男たちの思いを受け取るのが 女性刑事!というのが なんとも令和で 爽快。550ページは重くて濃い。一気に 一気に読まないと時代が先に行ってしまう。100年って あっという間だ。次作を 早くも期待しちゃう!

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    2025年11月28日
  • 最悪の相棒

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    犯罪被害者の家族と警察官の家族が相棒
    になって事件の真相を解明していく物語。

    犯罪は被害者だけでなくその家族も苦しめ、
    事件に携わった警察官や家族たちの人生も
    変えてしまう。

    最悪の相性に思える2人が、絡まりを徐々に
    溶かしながら相手を受け入れていく過程や
    心情の変化に逞しや強さ、希望を感じた。

    最悪の相棒が、いつか最上の相棒になる物語を
    読んでみたい。

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    2025年11月23日
  • 百年の時効

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    秋の積読本消化のため読みました
    得意ではないミステリー?系警察小説は
    割とすきなので読み始めました。

    舞台はその名の通り今年、昭和100年という事で
    百年の時効、全550頁ですが序盤スラスラ
    読めました。が、途中警察小説なのか、
    戦争ものなのかホントにミステリー?な
    感じで描写が兎に角細かく丁寧に成されて
    いる為中だるみで少々くどく感じで
    飽きて来たりもしましたが(登場人物も多め)
    何とか完走出来ました。

    昭和の猟奇的殺人事件を、昭和、平成、令和と
    追いかけるのですが結末は、うん、まぁ
    そうだよね的な?感じで何となく無為感でした
    あらすじ的には嫌いじゃないし読みやすい
    のですが新鮮味という

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    2025年11月12日
  • 最悪の相棒

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    ネタバレ

    その手があったか......。
    いや、なんか登場人物が多いのは、もう諦めてメモを取ることにしたんだけど、まさか事件の数が多いなんていうやり方があるのかー。と変な感心をしてしまった。まだ3分の1くらいなんだけどざっくり14個は事件(議題)が出てきてるよ。
    長編というか、連作短編のような感じで全部繋がってはいるものの、事件としては全部別なのでなかなか混乱します。

    1山城孝蔵の妻の事件
    2匿名通報ダイヤルの謎の通報者
    3吉野への特殊詐欺と息子の事件
    4認知症70代男性の失踪
    5運動能力の高い謎の30代男性
    6潮崎家の姉の事件と家族のその後
    7広中家の混乱
    8潮崎が関わった菅原家の娘の事件
    9身元不

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    2025年10月13日
  • 最悪の相棒

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    ネタバレ

    文章がとても読みにくくて、些細なことを読み飛ばすと全然脈絡がつかめなくなって何度となく読み返した。
    殺人のからくりは複雑な要素が絡み合っていたけれど
    悲しすぎる現実を受け止めるのはかなり辛すぎた。璃子ちゃんのくだりはやりきれなさばかりが募って、自分まで滅入ってしまいそうだった。病気とはいえ許されない、不条理が浮き彫りになったお話だった。

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    2025年10月06日
  • 最悪の相棒

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    新人作家と言っていいのかわからないけど、連作っぽい展開で上手く構成が取れている。まあずいぶんご都合主義の辻褄合わせもあるけどいいコンビのストーリーでした。でもなあタイトルは変えません?

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    2025年09月10日
  • 北緯43度のコールドケース

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    ネタバレ

    最悪の犯人がラストに自供した・・・罪の意識も
    感じられ無いコイツがなぜ自供したのか読後でも
    理解出来ない、それぐらい強敵な犯人だった
    主人公の背景は順番を間違えて読んだ数学の女王
    で理解している、そこでは監察から睨まれている
    という設定があったが、ソノ謎が解決して嬉しい

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    2025年08月23日
  • 北緯43度のコールドケース

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    ネタバレ

    面白かった。とは思う…んだけど……。
    これがデビュー作ということなので、仕方ないかなとも思うけど、江戸川乱歩賞取ってると思うと、ちょっとうーんかな?

    未解決だった幼女の誘拐事件。数年後に被害少女の遺体が発見されたことで動き出す…かと思いきや、これも未解決で時間が飛び、少女売春やリンチ事件、警察内部のキャリア、ノンキャリの出世にまつわるしがらみや派閥の水面下の牽制、主人公自身の過去にまつわる心の傷や、家族との感情の縺れなどもあり…。
    これが全て回収されるなら凄かったんだけど、そういうわけでもなく。

    メインの事件についてはしっかり解決するし、取り調べのシーンとか面白かったんだけど、読後(あれ?

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    2025年08月17日
  • 最悪の相棒

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    東京某所、花園団地で起こった大小様々な出来事(事件)を警視庁捜査一課内に新しくできた「犯罪被害者家族心理分析班」の刑事が捜査するというミステリ。
    自らも犯罪被害者家族の潮崎と、彼に反発を抱いていた広中のバディ。“最悪の相棒”が“最高の相棒”になる未来を目指すという再生物語でもある。

    犯罪被害者の何年経っても癒やされない痛みを描くという点では良かったんだけど、いかんせん、登場人物が無駄に多い。団地内の小さな出来事が細かく描かれすぎて、全体的にとっ散らかった印象。
    木の幹の部分を際立たせる枝葉(伏線)である事柄をくどくどと書きすぎたせいで幹が目立たなくなり、ミステリとしてはなんとも残念な結果に。

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    2025年07月27日
  • 最悪の相棒

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    犯罪被害者とその家族の視点を重視する警察官が主人公の犯罪小説。登場人物は好感が持てる人が多く面白かった。登場人物それぞれの設定がしっかりしている分、物語の中で盛り上がる部分が分散してしまったかなと思う。

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    2025年07月21日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    単行本がでたときに すごく気になって、文庫になって ようやく読めた。余計なことを書くとネタバレになりそうなので 気をつけます。「北緯43度のコールドケース」より 沢村さんは魅力的になって、いや刑事らしくなっていて 嬉しい限り。解説の杉江松恋さんが書いているとおり 警察小説が新しくなる予感、ありありです。沢村さんがどうなっていくのか、お楽しみはこれから〜ってことですか?捜1のクセツヨ刑事たちも…ほんと クセツヨ!次がすごく楽しみ!

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    2025年06月27日
  • 最悪の相棒

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    団地での殺人事件とその周辺を2人の刑事が解きほぐしていく。

    総じて面白くはあったのですが、あまりに話の風呂敷が広くて困りました。5つ6つくらいのそれぞれの事件や事象がパラで進行していくので、途中で誰が何について話してるんだか分からなくなったり。ここまでするなら文体はもっと主語を明確にするとか個々の事例の中での登場人物の数はもう少し絞るとか、工夫の余地を感じました。
    そんな感じでイライラしていた分、後半の畳み掛けはワクワクしましたが。

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    2025年06月22日
  • 北緯43度のコールドケース

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    ネタバレ

    第67回江戸川乱歩賞受賞作品。単行本は2021年10月の刊行。本作品が著者のデビュー作。2023年にシリーズ2作目の「数学の女王」を刊行した。
    本作は文庫本で500ページ弱とボリュームがあり登場人物が多いが、本筋とは関係のないエピソードが多い印象。天狗岳事件、キャリア組対ノンキャリア組の確執など、その後のストーリーとどう絡んでくるか期待していたが、それほど重要な場面でもなかった。

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    2025年06月06日
  • 北緯43度のコールドケース

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    いろんな要素が複雑にも絡まって
    急に解け出したところからどんどん読み進めていってしまった
    ちょっと長かったような感じもしたけど、結末がすっきりしたのでよかった!!

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    2025年05月19日
  • 最悪の相棒

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    うーん。
    期待してたんだけどイマイチだったなぁ。
    読み終わればなるほどよく繋がってるなぁとは思うんだけど、あちこちに話が広がりすぎて散漫になった気もする。

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    2025年05月11日