伏尾美紀のレビュー一覧
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購入済み
一気読みをおすすめ!
紙の本にすると550ページ近いということで、買うのをためらったが、いざ読み始めるとスイスイと読める。連休などのなるべく時間のある時に一気読みしてほしい。
文章も特に難解な言葉を使わず、かといって軽くならず。人間関係が複雑なので、読みやすい文章はありがたい。
昭和、平成、令和と受け継がれていく刑事達の執念…。
鎌田・湯浅コンビがいい。
令和の事件パートは鎌田刑事の訃報から始まるのだが、彼が存命の間に解決して欲しかったと思う。もし鎌田刑事が真相を知ったらどう感じただろうか。
本書に出て来る社会的に大きな事件(オウム真理教、幼女連続殺害事件、三菱重工爆破事件、洞爺丸の事故など。昭和の事件につ -
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若い男性が轢き逃げされた事件と、孤独死した女性の身元を追う事件。どちらも一筋縄ではいかず、謎めいている。この全く異なる2つの事件、両方に立ち位置をもつのが、元捜査一課刑事の由紀だ。由紀自身、警察を辞めることになった経緯にも事情が見え隠れするうえ、公安と警察という素性の謎めいた宝生に声をかけられ、捜査に関わることとなったりと、「なぜ?」が積み重なっていく。
こんなにも謎だらけなのに、物語は流れるように進み、全てがどうつながってくるのか、ページをめくる手が止まらない。そして、広げるだけ広げた謎は見事に回収され、結末を迎えるのだ。
ただ、正直なところ、見事すぎる。だからこそ、この物語には、現実 -
Posted by ブクログ
東京で孤独死した女性の謎を追いかける警視庁の宝生刑事が近づいたのは、北海道警察の元刑事で今は児童相談所の臨時職員の新内である。
そして、北海道警察の新内の元同僚が捜査しているのは、ひき逃げ事件である。
警視庁の宝生が、公安だったことや掴みどころのない飄々とした態度に不安な新内が、彼と行動することによって徐々に真実に近づいていく。
一方で、ひき逃げ犯とひき逃げされて死亡した男の過去も明らかになるのだが、それも複雑だった。
異なる場所に残された、かつて刑事だった新内の名刺が意味するものは…。
この二つがどう繋がっていくのか…
最後まで目が離せなかった。
複雑に絡み合う事件には秘められ -
Posted by ブクログ
ネタバレ大変面白かったです。
多分一昔前ならこういう作品が映像化されてたのだと思う。
こういうインパクトや衝撃、驚きではない丁寧な警察小説を久しぶりに読んだ気がする。
また復活しないかな……2時間サスペンス枠……(脱線)
最後にKiroroのもう少しが脳内で流れた笑。
最初に提示された問題、話題(今回でいえば親子)が事件の根幹に関わってくる感じも2時間サスペンスだった。
にしてもおそらく多くの読者が感じたであろう中盤までの(あ、これ胸糞悪い感じに終わるのでは……?)という嫌な予感がまた面白かった。
頭の中で誰が誰の子どもだ?と考えながらよんでパンクしてた笑
砂本はまあ誰かの子どもなのだろう -
Posted by ブクログ
都内で 松川美和という初老の女性が孤独死した。しかし 身元確認のため警察官が遺族に連絡をとると、松川美和は二年前にすでに亡くなっているという。
同じ頃、北海道石狩市で 一件の不可解な
ひき逃げ死亡事件が発生する。
そして、松川美和の部屋とひき逃げ死亡事件の被害者の部屋から元北札幌警察署の刑事課に所属していた新内由紀(よしのり)の生活安全課時代の名刺が発見される。
新内(45)は 現在は警察を辞め、児童虐待対応支援員として児童相談所の仕事が決まろうとしていた。
新内にはその二人に会った記憶さえない。
しかし、生活安全課にいた たった二年間の記憶は忘れることのできない思い出と密接に結びついて -
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プロローグ
“誰何”文字通りあなたは何方ですか!?という意味なのだが、日常的には使われることは少なく主に警察関係の場で使用されるようだ
まぁ、言ってみれば職質みたいなものだ
勿論8は、そんな経験はないのだが……
聞き慣れないWordに戸惑いつつも、彼女の新作を
手に取った!
本章
『誰何』期待を裏切らない★Super5
今回の“現場”も伏尾美紀氏出身である北海道だ
前作の『百年の時効』と打って変わって300頁ちょっとでコンパクトに収まっているが、相変わらずのミステリー度合いには、更に磨きがかかっている
確実に、いや完全に一流ミステリー作家へと駆け上がっている
丁寧に散りばめられた -
Posted by ブクログ
ネタバレ結構前になんとなーく『数学の女王』を買って積んでいた。今回は講談社文庫を買うとブックチャームがもらえるフェアを開催していたので、これまたなんとなーく対象作品になっていたこの作品を手に取った。あらすじをチラと読んだときに「おや?」と私の脳内に電流が走る。主人公の名前に何か見覚えがあるな……。そう! 何を隠そう前述した『数学の女王』はこの作品の続編だったのである! なんで誰も言ってくれないわけ? しかし、私の積読癖がこんな形で役に立つとは思わなかった。やっぱり本は積んでおくものですね!
博士号を取得した異色の経歴を持つ才色兼備な女性刑事がその推理力を発揮して華麗に事件を解決するお話! なのかと思 -
Posted by ブクログ
昭和に起こった一家惨殺事件を昭和から平成、令和と世代を超えて刑事たちが捜査していく。普通なら時効を迎えているはずなのだが、ある理由から時効が延長されている。
面白かった!刑事たちの地道な捜査で少しずつ真相が解明されていく様子がワクワクするし、刑事たちのキャラクター、特に昭和編の鎌田と湯浅のバディが素晴らしい。出来ればずっと彼らに捜査して欲しかった。最後がちょっと駆け足で急に色々解明していくのはなんか腑に落ちないが、そこは令和になって捜査手法も色々進化したからということか。
これからの時代、こういう刑事たちが足で稼ぐような地道な捜査も変わっていくんだろうなぁ。