伏尾美紀のレビュー一覧

  • 北緯43度のコールドケース

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    地元出身の作家さんということで読みましたが面白かったです。見知った地名が出てくるのも良い。

    一気読みでした。江戸川乱歩賞を取っただけはある。次作も買います。

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    2025年11月07日
  • 北緯43度のコールドケース

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    ネタバレ

    博士号を持つ異色の警察官・沢村依理子。
    北海道警察で現場経験を積む沢村は凍てつく一月、少女死体遺棄事件の捜査に加わる。
    発見された少女は五年前に誘拐され行方不明となっていた島崎陽菜だった。
    容疑者死亡で未解決だった事件は沢村を呑み込むように意外な展開を見せる。
    第67回江戸川乱歩賞受賞作。

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    2025年11月06日
  • 北緯43度のコールドケース

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    久々に読んだ刑事ものミステリー。
    舞台が北海道というのもあって、親近感を持ちながら読めた。

    コールドケースというのは迷宮入りした、未解決事件のことらしい。その未解決事件に関係する事件が起きて…解決するかと思いきや…という感じで、なかなか進まない。途中から全然事件に触れなくなり、大丈夫か?と思うものの何故か手が止まらない。
    そして最後の怒涛の追い上げ。
    面白かった〜。
    400ページ越えの、文庫本にしては長めのお話だったが、飽きずに読める。刑事ものミステリーも結構面白いと再認識出来た。

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    2025年08月20日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    ネタバレ

    文庫化を待ちに待っていた作品。期待を裏切らず、とても面白かった。
    沢村にも犯人にもその他の登場人物にも感情移入というか…悲しさとか悔しさとかが身に迫ってきて没入感満載でした。

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    2025年07月10日
  • 最悪の相棒

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    犯罪被害者家族心理分析班を託された塩崎と、彼にまつわる事情で父親を亡くしたと頑なに心を閉ざす広中、2人の刑事が犯罪の真相を追う。

    犯罪被害者の立場から、事件に対して安易な解決を良しとしない塩崎の捜査に、対立しながらも共感をさしていく広中。
    幾つかの“解決された"事件を、塩崎の目は
    新たな着眼点で真相を導く物語は、読み手に満足感を与えてくれる。
    一冊の中に様々な事件を盛り込んだ読み応えのある小説だった。

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    2025年05月03日
  • 北緯43度のコールドケース

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    久しぶりに面白い小説を読みました。

    自分が北海道出身ということもあり、北海道警察の話はとっつきやすく、場所や情景もすぐ思い浮かぶための高評価だと思って下さい。
    いや、内容も面白かったですよ。

    道警といえば、佐々木譲さんの道警シリーズがありますが、同じ世界線の物語なので、道警シリーズが好きな人は、読みやすいと思います。

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    2025年04月28日
  • 北緯43度のコールドケース

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    北海道(札幌)を舞台としたお話。
    個人的に札幌の地名がたくさん出てきて臨場感が湧くお話であった。
    ミステリーだが、伏線と現代を写した様々な課題と共に解決に向かっていくスタイルが斬新であった。
    話の展開はあっち行ったりこっち行ったりするが、最終的にはこう繋がるのか…と思うことばかりであっという間であった。

    定期的に再読したい。

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    2025年03月29日
  • 北緯43度のコールドケース

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    面白くてあっという間に読めた。文章も読み易くて内容が頭にスッと入ってきた。

    主人公の設定が面白い。主人公は博士号を持つ女性警察官、沢村依理子。それって相当働きづらいだろうと思う。沢村もだけど周りの刑事たちも。警察は男社会。女だし、博士号持ってるし…、など扱いづらいだろうと私でも思う。でも努力をして自分の居場所を見つけていく。そんな沢村に私は憧れてしまう。沢村は周りの人間に恵まれている。見てる人間はちゃんと見てる。
    そんな沢村は5年前に誘拐され、その後行方不明になった女児の捜査をしていく。一度はコールドケースになったが、行方不明の女児の遺体が見つかり止まってた時間がまた動き出す。今度は事件解決

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    2025年01月17日
  • 北緯43度のコールドケース

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    よくある警察ミステリーかと思いきや最初の事件からいきなり時間が飛んで状況が様変わりしている。グイグイいく主人公だけど、周りが見えず勝手に進むというよりは傷を負いながらも着実に進む感じが良かった。

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    2025年12月19日
  • 百年の時効

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    500ページ超の大作

    ちょっと無理があるんじゃないかなあと思うところもあったものの、かなりのペースで一気読み

    ミステリーとしてすごく面白かったし、4人の刑事が思いを繋いでいく物語としても


    指紋やDNAなどの証拠が時代とともにどう扱われてきたのか、東京~函館出張の今と昔、現実の歴史的事件への言及など、興味深いところも多かった


    白川道さんの『天国への階段』を思い出した
    重厚感が似てると言えば似てるような

    同じ幻冬舎からの出版

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    2025年12月13日
  • 百年の時効

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    令和6年に葛飾署管内で孤独死した独居老人の死は50年前の一家殺傷事件に繋がっていた。
    駆け付けた女性刑事藤森菜摘は、警視庁管理官の草加文夫から捜査の引継ぎを依頼される。

    昭和49年に佃島で発生した事件は、主犯の九重徳次郎こそ別件で捕まったが、公判中に九重が倒れ意識不明の重態となったため時効が中断し、共犯などの全容が解明されないまま平成、令和の捜査員へと引き継がれていく。

    捜査上に浮かんだのは、さらに24 年遡る昭和25年に函館で起きた富岳銀行函館支店長一家の殺害事件や犯人たちを結びつけた横須賀の聖マリアこども園。

    同園の経営者親子、暴力団磯川会の児島玲人ら、事件関係者が次々と不審の死を遂

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    2025年12月11日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    犯人探しにハラハラする物語ではない。爆破事件を中心に広がる人間ドラマである。どっちつかずと言われればそうかもしれないが、私としてはおもしろいと思った。沢村と、昔の恋人笠原の母とのやりとりは感動的であった。

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    2025年12月03日
  • 最悪の相棒

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    ネタバレ

    色々なことが同時並行に進んでいくこの感じは、連作短編に近いです。
    母子の事件のタイトルの結末のつけ方と相まって、「最悪の相棒」がラストで響きました。
    またこのコンビ(最近はバディって言うんですか。)は見てみたい。橘警部とか周辺のキャラももう少し広がりがありそう。

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    2025年11月29日
  • 百年の時効

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    分厚い本だが、スルスル読めた。1974年の事件を、2024年になっても追及し続ける刑事たちの執念が本当にスゴイ!満州国とかオウム事件とか史実も絡めてあり楽しめた。

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    2025年11月29日
  • 百年の時効

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    昭和49年(1974)に東京都佃島で起きた一家四人殺傷事件。事件解決に執念を燃やす刑事たちの姿を、昭和・平成・令和にまたがって描いた本文550ページの力作だ。
    なぜ時効が成立しないのか? それは刑事訴訟法第254条による。逮捕された主犯格の男が病に倒れたため公判は停止。その後平成22年に殺人罪の時効が廃止されたのだ。
    各年号で主人公が代わり、捜査手法も変わる。特に科学捜査の進展が大きく影響する。
    世間を騒がせた様々な事件も物語中にうまく取り込まれ、ある種の懐かしさのようなものも覚えた。一気読み必至の1冊だ。

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    2025年11月24日
  • 百年の時効

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    大胆な推理も
    華麗な格闘もなく
    あるのはただ
    犯人を捕まえたいという
    警察の意地と執念だった。
    ひとつの事件が
    昭和・平成・令和と時代を越え
    また新たな事件へと連鎖し
    複雑に入組んだ人間関係を
    地道に捜査し
    証拠や裏付けを
    ひとつひとつ積み上げては
    決して諦めることなく
    真実に辿りつく
    その警察の姿が本物だった。
    重厚な物語にため息が漏れた。

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    2025年11月22日
  • 北緯43度のコールドケース

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    序盤ではどういう結末になるのか、皆目見当もつかなかった。しかし、後半からの加速度的な伏線回収が、ページをたぐるスピードを加速させていった。もう少し犯人の断末魔があったり、きれいなハッピーエンドがなかったりすれば、もっとおもしろかったのかもしれない。

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    2025年11月22日
  • 百年の時効

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    新聞広告で、百年、世代、時代を越えたスケールのストーリーに興味が湧いたため読んだ。
    警察官の思いと科学技術の進歩を感じられた。

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    2025年11月20日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    沢村依理子シリーズ第二弾

    浅野の育休で急遽依理子が捜査課にしかも
    大学で発生した爆弾事件の指揮を執ることに

    ターゲットは誰か?犯人の目的、そして犯人像は?
    そこに公安、ジェンダーバイアスなど絡み合う

    前作で依理子のバックボーンを知っているので、話が映像の様に流れる

    様々に絡み合う内容に一気読み

    第三弾も期待(昇進すると‥)

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    2025年11月17日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    応援している作家さん。即購入。今回は新札幌で事件が。自分もそちらで働いていたことがあるので情景を思い浮かべながら読んだ。大好きな藻岩山が出てきたりと嬉しい。今回も没入して一気読みです。

    多分また続編もあるね。楽しみ。

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    2025年11月12日