伏尾美紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレとにかくよく練られている。
昭和49年の一家3人惨殺事件。そこから昭和25年の別の殺人事件がつながり…
最後、令和になって若い刑事が事件を丁寧に繋ぎ合わせ解決する。
いかに昭和の頃とはいえ殺人事件に関与するような人間がメガバンクのトップに上り詰めるかというくらいの疑問は湧くが、壮大なプロットの前では気にならない。
昭和25年の事件の原因は満州国内で起きていた派閥争い。歴史に密着した動機なので深く、長く続く。
この作品、2025年末の「このミステリーがすごい」ランキングでもいい線いくのではないか。※3位でした。
「数学の女王」で力のある書き手、と感じたが本作のスケールと完成度は驚愕に値 -
Posted by ブクログ
面白くてあっという間に読めた。文章も読み易くて内容が頭にスッと入ってきた。
主人公の設定が面白い。主人公は博士号を持つ女性警察官、沢村依理子。それって相当働きづらいだろうと思う。沢村もだけど周りの刑事たちも。警察は男社会。女だし、博士号持ってるし…、など扱いづらいだろうと私でも思う。でも努力をして自分の居場所を見つけていく。そんな沢村に私は憧れてしまう。沢村は周りの人間に恵まれている。見てる人間はちゃんと見てる。
そんな沢村は5年前に誘拐され、その後行方不明になった女児の捜査をしていく。一度はコールドケースになったが、行方不明の女児の遺体が見つかり止まってた時間がまた動き出す。今度は事件解決 -
Posted by ブクログ
1974年に起きた、夫婦とその娘が殺された一家惨殺事件。
四人の実行犯がいたとされますが、捕まったのは一人。
警察は犯人グループを追い詰めながらも、決定的な証拠を掴み切れずにいました。
50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見されます。
未解決のまま50年経った今、事件は再び動き出します。
藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることになりますが、上層部から許された捜査期間は一年。
昭和から平成と、刑事たちの執念をかけた最終捜査の行方は。
どんどん引き込まれていきます。
次々と明らかになる謎、そして最後のどんでん返し。
とにかく面白く、ものすごく楽しめる作品です。