伏尾美紀のレビュー一覧

  • 百年の時効

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    ネタバレ

    とにかくよく練られている。

    昭和49年の一家3人惨殺事件。そこから昭和25年の別の殺人事件がつながり…
    最後、令和になって若い刑事が事件を丁寧に繋ぎ合わせ解決する。

    いかに昭和の頃とはいえ殺人事件に関与するような人間がメガバンクのトップに上り詰めるかというくらいの疑問は湧くが、壮大なプロットの前では気にならない。

    昭和25年の事件の原因は満州国内で起きていた派閥争い。歴史に密着した動機なので深く、長く続く。

    この作品、2025年末の「このミステリーがすごい」ランキングでもいい線いくのではないか。※3位でした。

    「数学の女王」で力のある書き手、と感じたが本作のスケールと完成度は驚愕に値

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    2026年01月22日
  • 北緯43度のコールドケース

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    久々に読んだ刑事ものミステリー。
    舞台が北海道というのもあって、親近感を持ちながら読めた。

    コールドケースというのは迷宮入りした、未解決事件のことらしい。その未解決事件に関係する事件が起きて…解決するかと思いきや…という感じで、なかなか進まない。途中から全然事件に触れなくなり、大丈夫か?と思うものの何故か手が止まらない。
    そして最後の怒涛の追い上げ。
    面白かった〜。
    400ページ越えの、文庫本にしては長めのお話だったが、飽きずに読める。刑事ものミステリーも結構面白いと再認識出来た。

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    2025年08月20日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    ネタバレ

    文庫化を待ちに待っていた作品。期待を裏切らず、とても面白かった。
    沢村にも犯人にもその他の登場人物にも感情移入というか…悲しさとか悔しさとかが身に迫ってきて没入感満載でした。

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    2025年07月10日
  • 最悪の相棒

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    犯罪被害者家族心理分析班を託された塩崎と、彼にまつわる事情で父親を亡くしたと頑なに心を閉ざす広中、2人の刑事が犯罪の真相を追う。

    犯罪被害者の立場から、事件に対して安易な解決を良しとしない塩崎の捜査に、対立しながらも共感をさしていく広中。
    幾つかの“解決された"事件を、塩崎の目は
    新たな着眼点で真相を導く物語は、読み手に満足感を与えてくれる。
    一冊の中に様々な事件を盛り込んだ読み応えのある小説だった。

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    2025年05月03日
  • 北緯43度のコールドケース

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    久しぶりに面白い小説を読みました。

    自分が北海道出身ということもあり、北海道警察の話はとっつきやすく、場所や情景もすぐ思い浮かぶための高評価だと思って下さい。
    いや、内容も面白かったですよ。

    道警といえば、佐々木譲さんの道警シリーズがありますが、同じ世界線の物語なので、道警シリーズが好きな人は、読みやすいと思います。

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    2025年04月28日
  • 北緯43度のコールドケース

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    北海道(札幌)を舞台としたお話。
    個人的に札幌の地名がたくさん出てきて臨場感が湧くお話であった。
    ミステリーだが、伏線と現代を写した様々な課題と共に解決に向かっていくスタイルが斬新であった。
    話の展開はあっち行ったりこっち行ったりするが、最終的にはこう繋がるのか…と思うことばかりであっという間であった。

    定期的に再読したい。

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    2025年03月29日
  • 北緯43度のコールドケース

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    面白くてあっという間に読めた。文章も読み易くて内容が頭にスッと入ってきた。

    主人公の設定が面白い。主人公は博士号を持つ女性警察官、沢村依理子。それって相当働きづらいだろうと思う。沢村もだけど周りの刑事たちも。警察は男社会。女だし、博士号持ってるし…、など扱いづらいだろうと私でも思う。でも努力をして自分の居場所を見つけていく。そんな沢村に私は憧れてしまう。沢村は周りの人間に恵まれている。見てる人間はちゃんと見てる。
    そんな沢村は5年前に誘拐され、その後行方不明になった女児の捜査をしていく。一度はコールドケースになったが、行方不明の女児の遺体が見つかり止まってた時間がまた動き出す。今度は事件解決

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    2025年01月17日
  • 百年の時効

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    1974年に起きた、夫婦とその娘が殺された一家惨殺事件。
    四人の実行犯がいたとされますが、捕まったのは一人。
    警察は犯人グループを追い詰めながらも、決定的な証拠を掴み切れずにいました。
    50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見されます。
    未解決のまま50年経った今、事件は再び動き出します。
    藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることになりますが、上層部から許された捜査期間は一年。
    昭和から平成と、刑事たちの執念をかけた最終捜査の行方は。
    どんどん引き込まれていきます。
    次々と明らかになる謎、そして最後のどんでん返し。
    とにかく面白く、ものすごく楽しめる作品です。

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    2026年01月29日
  • 百年の時効

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    ネタバレ

    TVにて
    昭和から平成を経て令和へと受け継がれる未解決殺人事件.昭和49年の事件を軸に25年ほど遡っての殺人とそれ以前の満州時代の過去,また,引き続き起こる数々の殺人が深い恨みで繋がっていく.担当刑事も次々とバトンタッチし受け継がれた捜査ノートが輝きを放つ.

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    2026年01月26日
  • 百年の時効

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    物語の厚みに圧倒された。登場人物も多く、はじめに付されている一覧が役にたつ。
    昭和、平成、令和と時を超え、刑事たちの世代を超えた執念で辿り着いた真実に、唖然となった。
    少し難しく感じた箇所もあったが、概ね面白かった。

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    2026年01月24日
  • 百年の時効

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    すごく面白い。
    冒頭の事件から一気に引き込まれて、昭和、平成、令和と駆け抜ける。
    時代感覚が分かる上に、スピーディな展開。かなりの情報量なのに、削ぎ取って筋肉質な会話主体の文章に仕上げて、読者をどんどん先へ誘う。
    スケールの大きなエンタメミステリで、読み応えは十分。警察小説としても、時代ごとの刑事の感覚の違いがわかって味わい深い。
    これは名作だ。ただし、やはり百年というのは長い。物語の、動機づけの、リアリティの限界は超えてしまう。まあ、そこは目を瞑って、素直に拍手を送りたい。

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    2026年01月24日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    道警・沢村依理子シリーズ2作目。
    2作目も面白かった。事件の舞台が大学組織と数学の世界と天才と。警察組織も特殊なのに輪をかけて独特な世界が広がっていて、その中を沢村依理子率いるチームが特命捜査を繰り広げる。ジェンダーバイアスがあったり、公安の影がチラついたり、一筋縄でいかないところは健在。また次も読みたい。

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    2026年01月22日
  • 百年の時効

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    昭和、平成、令和にまたがる百年の時代に起こった事件を背景に、未解決事件を捜査する4人の警察官がバトンを渡しながら解決していく。
    百年の間に起こった満州事変からオウム真理教、中江茂樹ら大地震などの事件を交え、昭和の人間には懐かしいような事件も。
    真犯人は意外な人物ではなかったが、大きな時代の流れに惑わされた感がある。

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    2026年01月21日
  • 百年の時効

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    面白かった!
    骨太で重厚な警察小説でした。
    昭和49年に佃島で起こった一家四人殺傷事件を追う刑事たちの話です。昭和、平成、令和と3つの年号にまたがり捜査を続けていきます。主犯格の男は逮捕されたが、共犯者については証拠がないため逮捕できないという非常にもどかしい状況。
    何人もの警察官にバトンが繋がれていき、執念の捜査で遂に犯人を追い詰めるラストは胸が熱くなりました。

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    2026年01月17日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    「数学の女王」というタイトルに惹かれて購入

    推理小説らしく、犯人当てもできる。
    難易度は難しくない。
    納得感あり。

    舞台は北海道。
    新設された科学の最先端を目指す大学で
    爆発事件が発生。
    犠牲者は女性2名。

    一体誰の犯行であり、何の目的であったのかーー

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    2026年01月16日
  • 百年の時効

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    全553ページの本作を読み終わった後、「う~ん」と唸ってしまう自分がいた。
    長編小説をあまり読まない私だが昭和100年という本の帯に惹かれ読み始めた。そして、一家惨殺殺人事件の全貌が明らかになった瞬間、感嘆の声しか出なかった。
    私は小説の後半から読む頻度が多くなり、そこには伏線の数々が…
    冒頭の登場人物一覧を何度も確認しながら読み進むに連れて伏線が回収され、個性あふれる刑事たちの捜査も熱を帯び一気にクライマックスへ!
    犯人たちの虚しく哀しい動機や刑事たちの矜持が読む者の心に迫って来る秀逸な警察小説であった。

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    2026年01月13日
  • 百年の時効

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    4/5ぐらいまでは緊迫感もあったけど、真相がギャグかと思うほど…母親は気づいてなかったと思いたい。満州や昭和の著名な事件を織り交ぜながらの進行は読み応えあった。

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    2026年01月11日
  • 百年の時効

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    昭和49年に起きた事件を、昭和→平成→令和と捜査資料と犯罪を決して許さない警察としての執念・矜持を引き継ぎながら、事件を追い続ける刑事たちの姿を描く。
    昭和→平成→令和に実際に発生した事件も語られ、戦前の歴史的な話も関わってくるので、前者はその時代を思い出すのに効果的だが、後者はわかりづらいところもあった。
    多くの刑事が登場するが、私には暴力団筋にも強い鎌田幸三刑事が魅力的でした。

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    2026年01月11日
  • 百年の時効

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    長かった〜、長かったけど時間もかかっている事件なので、これくらいの長さが必要だったと思う。
    でも昭和から平成にかけて難解だった事件が令和になると、あっという間に謎が解けていくのが不思議だった、

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    2026年01月10日
  • 北緯43度のコールドケース

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    今野敏の警察小説がすきなのだが、10年ほど年下の作家のえがく警察小説は主人公や取り巻く人々の設定が変化していて時代の流れを感じた

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    2026年01月10日