伏尾美紀のレビュー一覧

  • 最悪の相棒

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    「百年の時効」と読む順番が逆になってしまったが、現在までの伏尾4作品の中で、個人的に一番面白く完成度が高いように感じた。犯罪被害者の家族として残された少年が刑事になり、その被害者救済で家族を顧みないほどのめり込んだ刑事の家族の少女も刑事になり、そして相棒になって被害者救済というテーマに向かいながら過去を顧みながら本当のバディになっていく。テーマの解析とその題材となる事件のプロットと伏線の見事な回収、関係する人間関係描写の巧みさ、素晴らしくまとまりがあり納得感ある完成度の高い一冊。

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    2026年01月11日
  • 最悪の相棒

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    「百年の時効」が面白かったので、その前作を読んでみた。キャラの描き方や全てがとてもリアルで情景としてスッと胸に入って来た。色々な事件を織り込みながら、犯罪被害者の苦悩と加害者の刑の軽さを突きつけてくる。場面転換が早いのであっという間に読み終えた。伏線回収もしっかりしてて最後迄良かった。ただ、なぜこの題名にしたのか違和感は残る。

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    2025年12月25日
  • 北緯43度のコールドケース

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    一気読みだった。
    刑事物で、これだけ読ませるのは、ないと思う。
    登場人物のバックボーンがしっかりてしている。犯人の動機も性格もしっかり書かれているし、納得も出来る。
    デビュー作て乱歩賞は頷ける。
    レビュー見ると途中話の展開が分からなくなると言う意見があったが、これはこの小説に深みを持たせる為だと思います。
    久々の良い小説を読ませて頂きました。この作家の他の作品も読みたい。
    25/11/24 52冊目

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    2025年11月25日
  • 北緯43度のコールドケース

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    地元出身の作家さんということで読みましたが面白かったです。見知った地名が出てくるのも良い。

    一気読みでした。江戸川乱歩賞を取っただけはある。次作も買います。

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    2025年11月07日
  • 北緯43度のコールドケース

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    ネタバレ

    博士号を持つ異色の警察官・沢村依理子。
    北海道警察で現場経験を積む沢村は凍てつく一月、少女死体遺棄事件の捜査に加わる。
    発見された少女は五年前に誘拐され行方不明となっていた島崎陽菜だった。
    容疑者死亡で未解決だった事件は沢村を呑み込むように意外な展開を見せる。
    第67回江戸川乱歩賞受賞作。

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    2025年11月06日
  • 北緯43度のコールドケース

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    久々に読んだ刑事ものミステリー。
    舞台が北海道というのもあって、親近感を持ちながら読めた。

    コールドケースというのは迷宮入りした、未解決事件のことらしい。その未解決事件に関係する事件が起きて…解決するかと思いきや…という感じで、なかなか進まない。途中から全然事件に触れなくなり、大丈夫か?と思うものの何故か手が止まらない。
    そして最後の怒涛の追い上げ。
    面白かった〜。
    400ページ越えの、文庫本にしては長めのお話だったが、飽きずに読める。刑事ものミステリーも結構面白いと再認識出来た。

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    2025年08月20日
  • 数学の女王 道警 沢村依理子

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    ネタバレ

    文庫化を待ちに待っていた作品。期待を裏切らず、とても面白かった。
    沢村にも犯人にもその他の登場人物にも感情移入というか…悲しさとか悔しさとかが身に迫ってきて没入感満載でした。

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    2025年07月10日
  • 最悪の相棒

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    犯罪被害者家族心理分析班を託された塩崎と、彼にまつわる事情で父親を亡くしたと頑なに心を閉ざす広中、2人の刑事が犯罪の真相を追う。

    犯罪被害者の立場から、事件に対して安易な解決を良しとしない塩崎の捜査に、対立しながらも共感をさしていく広中。
    幾つかの“解決された"事件を、塩崎の目は
    新たな着眼点で真相を導く物語は、読み手に満足感を与えてくれる。
    一冊の中に様々な事件を盛り込んだ読み応えのある小説だった。

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    2025年05月03日
  • 北緯43度のコールドケース

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    久しぶりに面白い小説を読みました。

    自分が北海道出身ということもあり、北海道警察の話はとっつきやすく、場所や情景もすぐ思い浮かぶための高評価だと思って下さい。
    いや、内容も面白かったですよ。

    道警といえば、佐々木譲さんの道警シリーズがありますが、同じ世界線の物語なので、道警シリーズが好きな人は、読みやすいと思います。

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    2025年04月28日
  • 百年の時効

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    長かったけど、先が気になりサクサク読めた。
    予想外の展開。。
    悲劇の事実に迫る刑事ドラマを観てるようだった。

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    2026年03月15日
  • 百年の時効

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    書店で平積みされているのに目が留まり即買い。
    分厚い(548ページ)!
    一気読みしないと、人物の相関関係が分からなくなりそうです。昭和から令和の長きに渡る時代の変化についての知識、もしくは体験がないと、受け取りそびれてしまう情緒が描かれているのかもしれない。浅学なわたしは、あれやこれやを取り溢していそうです。なので、本棚の再読コーナーにしまいました。
    刑事の鎌田さんにお会いしてみたいです。

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    2026年03月13日
  • 百年の時効

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    昭和100年という事だが、最初の事件が昭和25年なので、とにかく長い。当時の関係者や犯人が、最近まで生きている事にも驚く。
    昭和、平成、令和と当時の世相や事件を挟み込み展開していくが、発端は満州事変から。オウムや企業爆破も織り込まれる。
    捜査をする刑事達が残した捜査ノートが、次の刑事達に引き継がれていく。鑑識技術も向上し、刑事達が個人で残した証拠も後日役立つ。
    ただ、あちこちに時代が飛んでいくし、犯人も被害者も偽名や身代わりだったりするので混乱する。冒頭の登場人物一覧を何度も見直す。
    最終的な犯人も予想外の人物。見返して確認したくなるが、あまりにも膨大なページ数で捜しきれない。情報量が多く作家

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    2026年03月13日
  • 百年の時効

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    被告(犯人)が病気で裁判ができず、共犯者がいるとわかっている場合は時効が止まる。

    その決まりがあるからこそ、時効を前になんとか事件の全容を明らかにしたい、と
    執念で操作を続ける刑事たち。

    「百年」という表題どおり、昭和ー平成ー令和と3代に渡るストーリー。

    重厚で緻密なプロットは素晴らしい。
    最後まで明かされなかった謎も「あっ」と驚く。

    ただ、刑事もたくさん出てきて、目撃者や容疑者も次々出てきて、なかなか覚えるのが大変。
    何回も行きつ戻りつしながらなんとか最後まで辿りつきました。


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    2026年03月12日
  • 百年の時効

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    何世代にもわたってという部分から「警官の血」を思い出しましたたが、こちらは引き継がれるのが親族ではないところが違います

    とても厚い本ですが、リーダビリティは良いです
    昭和編は面白く読めましたが、平成、令和になると、ちょっと・・・
    ラストはイマイチかな

    ちょっと盛り込みすぎに思いました

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    2026年03月04日
  • 百年の時効

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    ネタバレ

    読み応えがあった。昭和の時代の1974年に起きた殺人事件には過去の歴史が背景として存在した。DNAによる鑑識もコンピュータを使った指紋の照合もまだなかった時代の事件。湯浅と鎌田という2人が必死に捜査するも、次々に起きる大きな事件に追われ、2人も異動し、迷宮入りに近い状態に。しかし、鎌田は退職前に草加に後を託す。だが、草加は幼なじみがオウム真理教の信者となっていた事から左遷されてしまう。しかし、時間だけはたっぷりあるため、コツコツと調べ続けた。その草加もそろそろ定年が視野に入り、藤森菜摘にバトンを渡す。
    藤森は湯浅と鎌田の捜査ノートを読み込む。
    犯人は誰なのか、だけでなく節目となる昭和の出来事が

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    2026年03月02日
  • 百年の時効

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    昭和で起きた一家殺人事件
    捜査線上に複数人の共犯者が上がる中
    逮捕されたのはたった1人

    昭和、平成、令和とこの事件は紡がれていく

    令和、共犯者とされていた人物の死体がアパートで発見された。
    事件を紐解く、残りのピースは一体なんなのか。


    昭和から平成、令和まで描かれる大作
    500ページ超あるのでほんとに読み応えはすごかった

    早く真相が知りたくて、
    次に次にと読んでしまっていたので、
    ちゃんと人と事件の間にある線だったり
    人と人との関係性がちゃんと理解できないまま読み進めてしまった。

    落ち着いたらまた是非読み直したい作品です。

    捜査方法だったり、価値観も
    昭和から令和で大きく変化して

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    2026年02月27日
  • 百年の時効

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    戦争から連なる鏡写しのように積み重なる事件が紐解かれていく様は圧巻です。
    松本清張を彷彿とさせる時代に翻弄される市井の人達や地道に粘り強く捜査をする警察官の描写は重厚な読み応えとなって最後まで物語に引き込まれます。
    崇高だと思い込んでいる思想への盲信が招く結果の悲惨さはいつの世でも変わらないのでしょうね。

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    2026年02月27日
  • 百年の時効

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    ものすごく丁寧に、昭和、平成、令和と執念のリレーで昭和にあった事件を解決していく様が描かれた長編。満州から始まり、記憶に残る実際にあった地下鉄サリン事件などの刑事事件も背景に混ぜながら時代を流れていく。こんなふうに諦めない刑事さんがいれば未解決事件もいつかは解決するだろうなと思った。

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    2026年02月26日
  • 最悪の相棒

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    「百年の時効」で深く感動したので、伏尾さんの前作である本書を読んでみました。

    犯罪被害者の心に寄り添うのがどれほど怖いか、深く関わりすぎたことで燃え尽きた刑事の娘もまた刑事になった。
    父を見て、自分は被害者の気持ちに深入りしないようにと思っていたが・・・

    色々な事件に関わるうちに、次第に相棒の気持ちが垣間見えてくる。

    登場人物それぞれに悩みを抱え、それでも懸命に生きていこうとする姿も、心情まで細く描写されている上に、こちらもあれこれ想像させられる。

    あっという間に読んでしまいました。

    また伏尾さんの他の作品も読んでみたくなる素敵なミステリーでした。

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    2026年02月26日
  • 百年の時効

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    映画を観てるかのよう
    なかなかの読み応え 500ページ超

    1974年(昭和49年)に起きた一家惨殺事件。
    未解決のまま50年。
    そして、令和に起きた、アパートで見つかった1体の変死体により、時計の針は動き出す。

    真相の手がかりは昭和と平成を生きた刑事の汗が滲んだ捜査ノート。昭和、平成、令和と3つの時代と4人の刑事。時を超え託された執念の捜査が始まる。

    一人の刑事が執念で最後の最後まで諦めず事件解決という設定はよくあるが、志なかばで次の世代の刑事に託されていくという設定は新鮮で面白かった。

    令和の事件から、昭和49年の一家惨殺事件に遡り、更に昭和20年代の一家惨殺事件にも遡り、はたまた戦

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    2026年02月21日