誰何

誰何

小説・文芸
2,090円 (税込)

10pt

東京都内で松川美和という女性が孤独死した。その報を親族に伝えた警察官は衝撃を覚える。松川は二年前に亡くなったというのだ。北海道警察を辞め、児童相談所で臨時職員として働く新内由紀。ある日、警視庁の刑事から、松川の部屋に警官時代の新内の名刺が残されていたと聞く。彼女のことなど皆目知らないのに。同じ頃、石狩で起きた事件を捜査していた道警の砂本修二は、被害者宅でかつての先輩、新内の名刺を見つけ……。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    誰何
  • タイトルID
    :
    2383489
  • 電子版発売日
    :
    2026年08月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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誰何 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    伏尾作品5作目だと思うが、今までの最高傑作。兎に角、プロットと回収の鮮やかさが際立っている。張り巡らされた伏線が見事だが、如何にもな謎解きのための伏線ではなく、登場人物の状況・感情に確りと裏打ちされた人間の業につながっているところが白眉。個人的に「百年の孤独」より完成度高いと思う。上梓されたらすぐに読みたい作家の仲間入り。。

    0
    2026年11月02日

    Posted by ブクログ

    女性の孤独死から始まるミステリーと、轢き逃げ死体遺棄事件の交差。主人公の新内とかつての相棒の砂本。事件と警察官の営みが細かに描かれる。この作者は初めから心惹かれたので外れは無いとは思ってたが、、事件も、警官の日常も、過不足なく描いてて大満足だった。

    0
    2026年10月28日

    Posted by ブクログ

    都内で松川美和という女性が孤独死した。しかし、松川は2年前に亡くなっていた。北海道警察を辞め、児童相談所で臨時職員として働く新内由紀(よしゆき)は、警視庁の刑事から、松川美和の部屋に警官時代の新内の名刺が残されていたと聞く。同じ頃、石狩で起きたひき逃げ事件を捜査していた道警の砂本修二は、被害者宅でかつての先輩、新内の名刺を見つけ…。

    『百年の時効』があまりにも良かったせいか、意外と辛口のコメントが多い気がする。確かに、いくつかの事件が繋がっていく様がちょっと無理矢理な感は否めないし、もっと丁寧にストーリーを読みたい気もしたが、それ込みでも面白かったし、読みやすかったので星5個。たぶん『VIVANT』を観てるせいか、公安が出てきた時点でなんでもありだなと思ってしまった。

    『道警 沢村依里子』シリーズを読んだばかりなので、道警捜査一課の奈良警部の名前が出てきて、ちょっと嬉しかった。

    次作の『凍りつく夏』も北海道が舞台。札幌在住の伏尾さんは、これからも道内の作品を作っていくのかな。今後も楽しみ。そして、『凍りつく夏』も楽しみ。

    0
    2026年10月16日

    Posted by ブクログ

    相変わらず文章がうまい。
    スラスラ読めてしまう。
    「噛まずに」読める文体で個人的には好きな作家さん。
    話は百年の時効のほうが現実的かつ骨太だったなぁ、という印象。
    登場人物のひとりの背景が、ちょっとチート感があるというか、たしかに現実にいるんだろうけどピンと来ないなぁ、という感じで、そこだけ物語間が否めなかった。
    でもやっぱり、グイグイ読ませる文章力は好き。
    次回作も読もう。


    0
    2026年10月15日

    Posted by ブクログ

    都内で 松川美和という初老の女性が孤独死した。しかし 身元確認のため警察官が遺族に連絡をとると、松川美和は二年前にすでに亡くなっているという。
    同じ頃、北海道石狩市で 一件の不可解な
    ひき逃げ死亡事件が発生する。

    そして、松川美和の部屋とひき逃げ死亡事件の被害者の部屋から元北札幌警察署の刑事課に所属していた新内由紀(よしのり)の生活安全課時代の名刺が発見される。

    新内(45)は 現在は警察を辞め、児童虐待対応支援員として児童相談所の仕事が決まろうとしていた。

    新内にはその二人に会った記憶さえない。
    しかし、生活安全課にいた たった二年間の記憶は忘れることのできない思い出と密接に結びついているものだった──。



    細かく区切られているので 少しずつ整理しながら読めて助かった。
    二つの事件がどんなふうにひろがって、どんなふうに収束していくのかと色々考えながら読んでいたのだけれど、『百年の時効』の時のように見事に収まった。

    後半、あ~やっぱりそうなの? と浅はかにも最悪の結末を想像したりもしたのだけれど…。

    妻の三春を愛し、“大和” を愛し、刑事という仕事に誇りをもっていたからこそ警察を辞めざるをえなかった新内。
    公安から捜一に異動してきて新内につきまとう宝生。
    一見違うが似たところのある二人の攻防がおもしろい。

    そして砂本の母親の存在が話の幅をさらにひろげる。正直、そっちまでいく? と思わないでもなかったけれど、まぁ 公安がでてるし、タイトルが “誰何” だし、だったら
    むしろこっちをもう少し掘り下げてもよかったんじゃないかなぁ。と 個人的な感想です。

    最後は諸々 ホッとした。

    確かに警察小説だけれど 捜査の妙だけではなく、登場人物たちの人生やその選択がなんとも切なく描かれていてよかったです。



    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    母性とは、親子とは、簡単には括れないもの。
    人の裏側を覗くことへの苦悩、割り切れるところと割り切れないところ、受け入れるところと許せないところ。
    誰何とは。1人のことではなかった。誰もが多面的な姿を持っている。
    面白かった。100年の時効も読もうと思う。

    0
    2026年11月01日

    Posted by ブクログ

    うーん。家族の物語に帰結するのかな。話は面白かったし、最後まで読めたけど、何を言いたいのかイマイチわからなかった。

    遊歩道で死体が発見された。近くの十字路で跳ねられた交通事故の被害者のようで、その時は自転車に乗っていたと思われ、自転車も発見された。新聞配達の女性が音を聞いて見に行ったが、被害者も車もなかったらしい。この事件の捜査の主導は交通課で捜査一課ではない。

    新内は警察OBとして児童相談所に再就職した。今日は家庭訪問。一度は育児放棄して乳児院に2歳の娘を預けていたが、決意新たに自分で育てることにした母子だ。

    加害車両が確認されて、所有者が判明した。だが彼はずっと無断欠勤していた。同僚がLINEを送っても既読になっていない。
    ショッピングモールで加害車両がみつかった。車の中に人間の遺体があった。他殺体のようだ。

    0
    2026年10月21日

    Posted by ブクログ

    書き出しから、一気読み。
    変死した女性の家族に連絡すると、その女性は、2年前に亡くなっていることを告げられる。
    そこから話が始まると思いきや、並行して児童相談所に勤務する主人公の話へ、場所と年月が行ったり来たりするが、混乱せずに読ませる展開で読みやすかった。

    0
    2026年10月16日

    Posted by ブクログ

    『百年の時効』が壮大な警察小説で面白かったので、伏尾美紀さんの作品2作目。

    東京都内で孤独死した松川美和。しかし、松川は2年前に亡くなっているはずだった。では、この人は誰なのか? 北海道警察を辞め、児童相談所で臨時職員として働く新内由紀(しんうちよしのり)。松川の部屋に警官時代の新内の名刺がなぜか残されていた。また同じ頃、道警の砂本修二は石狩で起きたひき逃げ事件を捜査していた。その被害者宅でかつての先輩、新内の名刺を見つける…

    全く関係のない2つの事件で、なぜ新内の名刺が残されていたのか。警察を辞めた新内ではあったが、真相解明のために巻き込まれていく。

    登場人物1人1人が丁寧に描かれていて、悩みを抱え葛藤しながらも生きていく姿に共感。

    個人的には、三春の明るくポジティブなところが好き。そばにいてくれるだけで元気になれる。

    「入念に準備して、精いっぱいおもてなしをしても、ケチをつける人はつける。自分でコントロールできない部分にいちいちクヨクヨしてもしょうがないじゃん」

    マイナス思考になりそうなときに、三春のこんな言葉に救われる。

    0
    2026年10月14日

    Posted by ブクログ

    『その女性は二度、死んだ-』

    【誰何】意味: 相手の姓名や正体がわからないときに、声をかけて誰であるか尋ねること。また、そのように人を呼び咎めること。

    「あなたは、誰なんだ?」

    ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    東京都内で松川美和という女性が孤独死した。事件性は無かったが、身元確認の為 北海道に住む親族へ電話連絡をするが、「ふざけるな!」と怒鳴られる。
    松川美和は 二年も前に病院で病死したと…。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    北海道警察を辞め、児童相談所で臨時職員として働く新内由紀(よしのり)。ある日、宝生という道警 捜査一課の刑事が 新内の前に現れる。
    東京で亡くなった美和の部屋から、警察官時代の新内の名刺が見つかったと言う。
    新内は突然の話に戸惑う-。美和とは一度も会ったことが無く顔も知らないのに何故…?と。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    同じ頃、道警の刑事、砂本は奇妙なひき逃げ事件の捜査に当たっていた。
    轢き逃げ事件があったと思われる現場には、被害者の自転車とクーラーボックスだけが残され、被害者の遺体は そこから八キロも離れた場所で見つかった。轢き逃げ?死体遺棄? 交通課と刑事課の合同捜査が行われる。

    捜査中、砂本は被害者の部屋から意外な物を見つけ咄嗟にポケットへ隠した。それはかつての先輩である警察官時代の新内の名刺だった。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    松川美和、轢き逃げ事件の被害者、両者ともに面識のない新内。

    二枚の名刺は どのような経緯で二人の元へ渡ったのか…。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    伏尾さんの新刊〜(*´`*)
    楽しみにしてました!

    やはり導入部分から面白かったです。

    二年前に親族に看取られ亡くなった美和とは、本当は何者なのか?

    奇妙な轢き逃げ事件の真相は?

    というミステリーにはとどまらず!

    どうやら新内も何か重大な事を隠していそうなんですよ〜。
    警察官を辞めた理由もね…。
    わかると切ない!

    そして脇を固める登場人物の宝生と砂本。
    こちらも なにやら悲しい過去を抱えている様子で…。

    その全ての謎に共通するワードは
    「母性と父性」だと思いました。

    近くにいられなくても子を愛する気持ち。また 間違った親の愛もありましたが、みんな「子の幸せ」を願っていることには変わりない。そんなメッセージがあったように思います。

    話が進んでいくにつれ、事件が意外なところで繋がった時はもう!もう!
    「え?!え?! あの人が犯人とか、嫌なんだけど!!」とドキドキしてしまった。

    最近 疲れ気味で、実は話が複雑に思えて
    「結局 美和って何だった?」ってこんがらがったりしましたが笑

    ラストは「子どもに注がれる無償の愛」を感じてキュっとなりました( •̥-•̥ )

    飄々とした宝生とか、どことなく影のありそうな砂本のキャラもよかったな〜

    よし!
    「最悪な相棒」も読まねば!!





    0
    2026年10月08日

誰何 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    誰何
  • タイトルID
    :
    2383489
  • 電子版発売日
    :
    2026年08月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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