加藤一のレビュー一覧

  • 恐怖箱 常闇百物語

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    怖い話より、少し笑える話が多かった。金縛りを筋力で剥がしてしまうボディービルダーの話、幽霊を下着泥と勘違いして窓の外に投げ飛ばす女の人の話など、生きている人間の方が強いなぁ、としみじみ。

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    2020年09月21日
  • 「忌」怖い話 小祥忌

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    正統派の実話怪談。
    読みやすく分かりやすい。
    今回は、同一の話者から複数の話を伺った形が多めかな?
    かなりボリュームのある話もあるが、途中でダレずに読むことができる。

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    2020年06月05日
  • 恐怖箱 怪戦

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     2015年は戦後70年目であることから、戦争にまつわる色々な企画や特集が組まれることだろう。
     一方で体験者はいずれも齢を重ね、そして亡くなっていく。この先、本人から直接話を聞く機会はどんどん減っていき、当時のことを知る術が書籍や映像といったメディア、そして当時の戦跡に赴くことに限定されていくのは、仕方がないことなのだろう。

     その中でも、本人の体験談に次いで、当時の人々の生々しい感情を受け手に伝えることができるのは、やはり“怪談”である。

    時を越えて伝えられた、感謝と謝罪の想い。
    死してなお、家族や友人を労り助けようとする戦死者たちの想い。
    死してなお、“戦時下”を生き続ける人々の苦痛

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    2015年01月10日
  • 恐怖箱 怪戦

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    ネタバレ

    幽霊なり怪奇なりが人の情念の交錯であるならば、戦争だって十分にソレを生み出す存在である。

    所謂幽霊話が語られる場合、生者から死者への後ろめたさや愛情のバランスでどのような話になるか決まります。

    故に怪談は誰が誰を語るのか、大変興味深いモノです。

    それが戦争にまつわる話となれば、もう私の大好物です。

    収録された中には今までに聞いた事ある話や先が読める話も正直少しあり、そのテの玄人にオススメ出来るかは微妙なとこです。

    一番面白いのは『告げ口人形』です。

    意味がわからない場合、小説であれば大岡昇平『野火』・古処誠二の『ルール』を読んでみることをオススメします。

    南方戦線末期の日本軍で「

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    2015年07月20日
  • 怪決―暗闇人生相談所―

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    ホラーではない

    長編の一つのストーリーかと思っていましたが違ってました。暗闇人生相談ってあるのでもっと日常生活に基づいた相談かと期待しましたがそうでもなかったです。読み返しはないと思います。

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    2022年08月08日
  • 恐怖箱 閉鎖怪談

    購入済み

    短編集って、こんな感じ?

    この手の短編集みたいなのを、初めて読みました。起承転結の結が無くて、読んだ後、しっくり来ません。なんか、スッキリせず、後味が悪い。

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    2021年08月29日