あらすじ
三体の文楽人形を妻とする男
旧家に伝わる一子相伝の儀式
竜神から預かった約束の皿
新築の家に隠された呪い面
闇を覗く愉悦!
令和の聞き書き怪談集
2024年の始まりに大増ページで贈る「超」怖い話、最新刊。
・無人の山小屋で録音した自然音に混じっていた恐怖の声…「ヒーリング・ミュージック」
・禁じられた川で遊んでいる最中、川面に映る少年の顔が突如老人に変化して…「川遊び」
・7歳になる前に亡くなった初孫が死ぬ前に遺した不気味な言葉…「待望」
・旧宅の屋根裏にあった陶磁の皿。竜神様からの預かり物だというが…「老人と川」
・紋様が老人の顔に見える楕円の石。表情が変わると凶事が…「蒐集家」
・動物が家の周りで死に、畳が腐る新築の家。床板を剝がすと土で作られたお面が…「瘴気」
・竜の字が入った男と関わってはならぬ。警告のお告げを破ると…「関係」
・商家の亡くなった三人娘を象った文楽人形。一家繁栄の守り神というが…「サタメ」
他、怒涛の恐怖全36話!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
お腹の竜は…大丈夫かな?
家族にまつわるような怪談が多く、胸くそな感じがとても良かったですw
血がつながっていようが、いまいが。何かを基準にする差別があって、それが贄なのよね。
それはあくまでも自己的な優劣なんだと思うんだけども。
贄=いらないもの
怪談然り、転生モノライトノベル然り、なんとなーく設定としてその公式が当てはまる気がするんだよね。
血のつながっていない〜
身寄りのない〜
生まれつきアザのある〜
とか、負の要素を持った贄が多いよね。
でもさ、そんな人の命を使ってまで何かを成し遂げたいとか、何か護ってもらいたいとかには、
村一番の美人
長子
家系一番目の男の子
とか、最も大切なものを捧げたほうが巧く行く気がするのは、私だけ?