加藤一のレビュー一覧

  • 妖怪談 現代実話異録
    妖怪ってやはり存在するんやと確信した読書体験。
    偉ぶって考察なんて出来ないとさとったのでワタシはあくまでも感想を書く。
    『肉丸』案件を探し続けているので今回松本エムザ『我が子は神』がそれに近いと思われた。日本に帰りたくないと泣くのがあちらの世界からの干渉に思えた。
    以下気になったはなし。
    正木信太郎...続きを読む
  • 聞コエル怪談
    身近にある音楽、クラシック、音楽室などの音楽にまつわる実話怪談。
    聞コエテクル音楽には、もしかしたら恐怖が潜んでいるかも。
    《キーンコーンカーンコーン》が、暫く怖いかも。
  • 「超」怖い話 卯
    実話怪談ばかり読む日々。
    ワタシの部屋で声が聞こえると家族が言う。
    なんなんでしょ、これは。
    まさか、まさかとは思うけれど竹書房怪談文庫は山積みになっています。

    面白かったり心ひかれたり怖かったりしたはなし。
    『ただいま』
    『パイセン』
    『こつん、こつん』
    『カリカリ』
    『イミフ』
    『屋台』
    『配...続きを読む
  • 恐怖箱 呪霊不動産

    逃げられない

    せっかく買った・借りた住まいが曰く因縁のあるものだったとしたら!そんな心霊物件に関わる怪談集である。
    「イチオシです」
    普通なら事故物件だと言うことは隠すだろうが、妙に愛想良く勧めて来る。この不動産業者の方が怖い。
  • 恐怖箱 呪霊不動産
    住む家がヤバくなるとどうしたらいいんやろう。
    後から出るようになった場合どうやって回避するかとか、障りを避ける方法なんてあるのだろうか。
    住んではいけない家はどこにでもありそうやなぁと思う。
    おもしろかったり興味深かったはなし。
    夕暮怪雨『ただいまー』さむいぼ出るくらい怖かったですヤバい。
    高田公太...続きを読む
  • 恐怖箱 呪禁百物語

    う〜ん

    「お不動様」
    火事の現場に不動明王が構えていて入れなくなる。明王は、自分がいれば大丈夫だとばかり頷いていたらしいが、火事は消えたの?
    「ナンパ」
    本人には何も視えず、部屋に連れ込んだ女性が感じる霊。本人が感じないんだから、いいんじゃない(笑)
  • 「弔」怖い話
    良かった、面白かった、怖かったはなし。
    『雲の随に』
    『忠言』
    『札所ドライブ』
    『青い』
    『壁のそれ』
    『ケサランパサラン』
    『内見の旅』
    『霊とあやかしものについての話』
    『おいちとおえんの物語ア・ラ・カルト』
    『青い』『壁のそれ』『ケサランパサラン』は異形のはなしで不思議な読後感が良かった。
    ...続きを読む
  • 恐怖箱 霊山

    自然を敬え

    毎年、山菜取りで山に入った人(多くは高齢者)が遭難するニュースが流れる。自分だけは大丈夫だと過信するのだろうが、どっこいそんなに甘くはない。人間が安易に自然に立ち入るのは危険だと、この本は教えている。
  • 村怪談 現代実話異録
    怖くて、奇妙ですごいいい怪談でした。こんな村があると思うと怖いですね…
    『言うことなし』つくね乱蔵 先生
    『山神穴』 神沼三平太 先生
    が、お気に入りです。
  • 「弔」怖い話

    神とは

    神とは、霊を超えた存在か、霊の上位に位置するものか。
    「窃視」
    誰かに見られるかも知れない、むしろ見られたいという感情が生んだ幻覚か?
    「離島の合宿所」
    せっかく解けたはずの金縛りにかかり、部屋中に電気が消える。「むじな」みたいな話である。
    「幽霊の視え方」
    視界の端に、何やら人の様なものが見えるこ...続きを読む
  • 「弔」怖い話
    弔えない恐怖ってあるんですね。
    『青い』と『内見の旅』が好きです。怖いです。
    〆書き読みましたが、例のマリア像の次に出てきた物…気になりますね…ww
  • 村怪談 現代実話異録

    因習

    村。横溝正史の小説でお馴染みの、古い慣習や排他主義が跋扈する忌まわしい場所。などと言ったら差別だろうか?しかし、本書を読むと、今なおこうした地方が残っていることに驚かされる。村の霊現象は村人の心が起こしている。
  • 「超」怖い話 寅
    豊作。
    実話怪談がこんなに好きなのは実話だからにつきる。創作されたものは、小説だから。小説は小説で楽しめるけれど、実話怪談とは全く違うものだ。
    気に入った怖いはなし。
    『煙のように』『遮るもの 三題』『エシン』『繋がり』『うるさくしてごめんなさい』『安心してください。猫は無事です』『同じ闇を見ている...続きを読む
  • 恐怖箱 呪祭
    神仏まつわるものや信仰の話が怪談もののなかでも特に好きなので最初から最後まで楽しめました。
    特に好きなのが「クダギツネ」「おいなりさん」「往々にして〜奇譚ルポタージュ〜」「あるビル」「歩道橋」「心願」「タブー」「裏神社」「鉄拳制裁」「寝菩薩」

    それに柿沼住職のお話はどれもおもしろかった。
    ルポター...続きを読む
  • 追悼奇譚 禊萩
    厳かで軽く、でも不可思議でせつない怖い世界を覗きたい方におすすめいたします。
    自分もこのように残ってみたいと思い始めます。
  • 恐怖箱 心霊外科
    短い話が多いが
    場所柄をかんがえてもリアルなものが多く収められている。
    昔身内が入院し、付き添ったとき、院内のあまりの明るさに怪異的な怖さは、意外となかったがあの歩き回るナースたちの何人かがこの世のものでない可能性もある。
    今の世界しか知らないけれど他にもきっとありそうだ。きちんと生が終わってから行...続きを読む
  • 恐怖箱 閉鎖怪談
    このシリーズは数冊しか読んでいないが、これが今のところ一番怖かった。書き手が変わっていく形式なので読んでいて飽きが来ない。自分は家に関するホラーが好きなようで、家に関する話は良かったと思う。クローゼット、家賃格差、受け継ぐが好き。受け継ぐはその中でも特にオススメ。過去の因縁が夢などに現れて断片的に体...続きを読む
  • 恐怖箱 呪祭
    いつもは何気なく行っている神社も寺もよくも悪くも特別な場所なのだなと感じた。良くないことがおこれば、神社に拝みに行ったりお祓いを受けたりするが、その神社で怖い目にあうのは勘弁してほしいです。神社で行われる祭りに行ってはいけない一家の話「タブー」が良かった。これも話し手が途中で話をやめたので真相が気に...続きを読む
  • 「超」怖い話 Λ(ラムダ)
    【目次】
    前書き
     蜘蛛の糸/雨中/鬨の声/狩猟/班投稿/押し入れ 二題/恵比寿瓦/足下/のぼり/盛り塩車/トラック/高速にて/パンへッド/ラッシュアワー/回想/焼酎玉/期待はずれ/俺にだけ見えない!(その二)/置換/見物/桃色吐息/狼煙/たすけてください/メッセージ/試着室/実力行使/ぽこん/穴場...続きを読む
  • 「弩」怖い話―螺旋怪談
    【目次】
    まえがき
     言うなよ
      いたずらをした
       布団で眠る
        客を拾う
         通りますよ
          気のせいだ
           Crew swing
            酒を飲む
             深く潜る
              あんた誰だ
               言うなよ
          ...続きを読む