あらすじ
「これを書かずに死ねるかッ」
死線を彷徨い、地獄の淵より戻ってきた怪談蒐集家・西浦和也が、
これだけは遺しておかねばと語る怪談を盟友・加藤一が書き留めた怪事録。
古戦場のあった村で、匿っていた大将首を敵方に差し出した血族の末裔を襲う「黒土と白子」の呪い…「アウグスティヌスの祟り」
宅配員が訪れた五寸釘で釘打ちされた開かずの部屋。中には気配が…「誤配の部屋」
深夜のコンビニにやってきた奇妙な客。バックヤードのカメラには老婆と小学生が映っているが…「どっちが見えてんのよ!」
上階のベランダから垂れ下がる女の片手。手はやがて両腕、頭、全身と姿を現して…「女と犬」
北海道の自衛隊駐屯地の敷地内にあるブルーシートで隠された鎮魂碑。その不気味な曰くとは…「黒い屋根とブルーシート」
滋賀のライブハウスのエアコンダクトの中に棲む女の霊。目撃できたバンドはデビューできるというジンクスが…「耳の肥えたファン」
駐屯地内の巡回で姿を消した自衛官。見つかった曰くつきの倉庫で何が…「脱柵」
四国の集落に出る死人の群れ。身代わりの贄を求める死人に魅入られた少女を救う道は…「一年と七人」
宅配怪談から自衛隊怪談、そして村の怖い話27話の闇をお裾分け。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
西浦和也さんが初耳怪談ではなしてはった『今怪談聞いてますよね?』のはなしがやっぱりめちゃくちゃ怖面白い!
この本のせいと思うけどほんまに夢見が悪くなってて、しかもはなしとはあまり関係ないような皮膚病みたいなのを夢に見てた。
あれはなんやったのかな。
とある怪談師のかたを待受画面にしてから朝までぐっすり寝れるようになったのでパワーあるなーと思ったりしてる。
『聞いてたよね?』『誤配の部屋』『名古屋のビル』『犬と女』は西浦和也さんのはなしで元になった天野さんが聞いてた京都の幽霊マンションのはなしはなんにも知らないけどこれはヤバいですよ、ホンモノ。絶対夢見はこのシリーズのせいだと思う。
あと、『一年と七人』がめっちゃリアルやった。七人ミサキって都市伝説やと思ってました。
というわけでこの本かなりお薦め!みんな読んで!!