宇仁田ゆみのレビュー一覧

  • 新装版 うさぎドロップ (2)

    りんの親

    祖父の葬儀で発覚した彼の幼い隠し子を引き取ることになった30代の独身男性の子育てに追われる日々を描いたハートフルストーリーの第二巻。

    りんを引き取り、保育園の申し込みや職場の配置転換などで本格的にりんを育てていくという体制に入ったダイキチ。
    ただふとした会話の中で母親のことについて聞いても何...続きを読む
  • 新装版 うさぎドロップ (1)

    いきなりふたりぐらし

    祖父の葬儀後、いろいろあって女の子を引き取った男性の淡々としながらも子育てでいそがしくなる日々を描いたハートフルストーリーの第一巻。

    主人公の河地大吉(かわちだいきち)は母方の祖父の葬儀のため有給をとって来ていた。
    祖父の家に入るとそこには知らない女の子が。
    いとこの子供だと思った彼女の正...続きを読む
  • 青みゆく雪 1
    一所懸命でストレートな感じがすごく好き。後半で出てきたちょびひげの発言が気になる。何がしたいのやら。あと、うまいタイトルだなーと読みながらすごく思った。
  • パラパラデイズ 1

    1巻まで読みました。

    SHIROBAKOを見ても思いましたが、アニメの制作って大変そうです。大きな事件などは起こりませんが、仕事上の悩み、制作現場の日常、人間関係などが興味深かったです。後輩アニメーターの鹿子さんのキャラクターもよかったし、先が気になります。
  • 青みゆく雪 1

    青くんと雪さん

    学生で仲間で集まって楽しくやる雰囲気が伝わってきてよかったです。青くんと雪さんも言葉の微妙な問題がありながらも関係が深まっていく。いいですね。
  • 新装版 うさぎドロップ (1)

    子育て

    30歳独身男子が会ったばかりの6歳の女の子を引き取るって有り得ない話だけど、ダイキチはきちんと世話しててえらい!
    子育てに対して何かを犠牲にしてると思ってないところが信用できる。ダイキチ母は最低…
  • 新装版 うさぎドロップ (2)

    正子さん

    謎だったリンの母親とダイキチは会うことに。おじいちゃんの書き残した通り人として親として成熟しきっていない、ちょっと変わった女性だった。未だ謎多いまま…
  • 新装版 うさぎドロップ (3)

    小学生

    リンが小学生になって何かと心配なダイキチだけど、リンはやっぱりしっかりしてる。生みの親の正子さんの方が何なのって感じ。いつも一緒にいる男性も謎だし…
  • 月刊!スピリッツ 2021年1月号(2020年11月27日発売号)

    雑誌ならではの楽しみ

    水谷緑先生の『こころのナース夜野さん』の単行本を持っており、こちらの作品を追いかけたくてはじめてスピリッツを買いましたが、他の連載作品もとても面白かったです。特にお仕事や研究を題材にした作品は、一話を作り上げるのにどれほどの取材をされたのだろうという読みごたえで、通読してみたくなりました。
    単行本...続きを読む
  • クレッシェンドで進め 1巻
    高校合唱コンクールもの、多数の生徒たちを描き分ける群像劇はさすが。思わぬところで「君の名は。」もじりが出てくるのが可笑しい。エピローグにはコロナウイルス予防のオンライン授業が描かれている。
  • 新装版 うさぎドロップ (9)
    りんの思いが流石にコウキにばれて、
    びっくりした、引いた、眠れなかったと言いつつも
    でも、安原みたいのに取られるくらいなら
    ダイキチのほうがいいと言うのがコウキらしい。

    ラストについては納得行かない人がいるのもわかるが
    個人的にはここまで丁寧に描いてきてくれていて
    りんとダイキチが全くの他人だった...続きを読む
  • 新装版 うさぎドロップ (6)
    中学生になったふたり。
    あかり先輩はあまり好きになれないし、
    そもそも怖い先輩相手で嘘をついて訊いてきているとは言え
    人のメールアドレスを勝手に教えるクラスメートは
    自分の中ではかなり非常識だ。個人情報をなんだと思っているのだろう。

    りんちゃんが携帯を捨てようとしてる時、
    多分携帯だけじゃないいろ...続きを読む
  • 新装版 うさぎドロップ (5)
    りんちゃんもコウキも高校生。
    最初はびっくりしましたが、ちゃんと読み進めていくと
    芯は変わっていない。

    コウキが、母ちゃんはてっきり大吉とって言うところが
    ちょっと驚いた。
    コウキは
    俺に気を使って無理に再婚したり逆に諦めたりするな
    どっちにしろばーさんになったら俺が面倒見てやる
    と台詞でもはっき...続きを読む
  • 新装版 うさぎドロップ (4)
    春子さんのエピソードも中々好き。
    大吉が干渉しすぎず冷たい訳でもなく、
    大人な距離感で落ち着く。

    大吉にパパ友ができるのも微笑ましい。
    自分のことしか考えてなかった、この人たちはその時既に守る側だった
    という事実もそうだが、それに気づけて
    そう考える大吉がとても好きだ。
    地続きの場所にこういう人た...続きを読む
  • 新装版 うさぎドロップ (3)
    記念樹の話がとても素敵。
    お葬式の日に初めてあって急に擬似親子関係になった
    大吉とりんだけれど、
    出会ったあの日よりもっと前から同じ流れの中にいた
    というのが血の繋がりというか、家族の温かさを感じる。

    りんちゃんはとてもしっかりしていて、
    ビニール袋を指が乾燥していてさっと開けられない大吉に
    「へ...続きを読む
  • 新装版 うさぎドロップ (2)
    大吉やコーキの前では本来のりんちゃんの姿なのだろうが
    子供ながらにおじいちゃんがいなくなり自分が疎まれていることを
    感じただろうお葬式の日のことを思い出せば
    態度が頑なになってもおかしくないだろう。
    最初は少し心配だったけれど、自分で口に出せないまでも
    大吉の実家がりんちゃんの中で
    また来たいと思え...続きを読む
  • 新装版 うさぎドロップ (1)
    映画を見たので原作が気になって読み返し。

    大吉は勢いとは言え、
    多くの人が難しく感じ避けるような、
    それでも本当はそう言うことが正しいと思っていることを
    しっかり口に出し実行できる、とても尊敬すべき人だ。
    無口でもりんどうを摘みおじいちゃんにあげようとするりんはとても可愛らしくいたいけだ。

    会社...続きを読む
  • パラパラデイズ 2
    何だか久しぶりだなぁと思ったら、
    初巻発売から2年以上経ってましたか!(@@;
    でも、迸る熱意とテンションは変わらずで、
    あっという間に作品世界に戻れました。すごし!
    人から人へ、上から下へと受けつがれていく縁と、
    新しい世代から前の世代へともたらされる力、
    ふたつの流れがいい感じに巡っていってる世...続きを読む
  • アカイチゴシロイチゴ
    『マニマニ』のキャラクタも登場の『アンチカガミコント』を含む短編集。

    相変わらず、元気で一生懸命な宇仁田作品のキャラクタ。
    楽しい、可愛い作品のタイトル。
    ご満悦。

    『エバグリン』の女子の”勢い”なんて、まさしく宇仁田作品!でツボ。
  • パラパラデイズ 1
    アニメーターの世界で生きる人々の物語。
    …といってもアニメの裏話ではなく、その世界で生き夢を追おうとする人々の
    等身大のドラマが描かれていて、とても温かい気持ちになります。
    八嶋さんの「作画監督の立場は必要だしありがたいけど、自分の絵が描きたい」
    という気持ちには、職種は違うけれどとても共感を覚えま...続きを読む