ひぐちアサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1~26巻まで読み終わったので、こちらに感想をまとめます。
大変面白かったです。この漫画のすごいところは、良い漫画を構成するあらゆる要素―――ストーリーの面白さ、世界感等の設定の独自性、キャラクター等のデザインや魅力、メッセージ性等の思想的厚み、台詞等のセンス、画力、演出力などなど―――は、どこも抜きん出たところはなく、言ってしまえば平凡であるのに、それらを補ってあまりあるほどに…、いえ、むしろ、それらを度外視し、特に物語のテンポなんかは完全に犠牲にしようとしているとしか思えないほどに、高校野球と、そこに携わる人々への、深い愛情によって全てが形作られている、という点だと思います。読者の心を掴も -
Posted by ブクログ
試合の中でどんどん成長していく西浦ナイン!
心も身体も成長期の真っ最中で、ぐんぐん吸収していくのが、すごく気持ちがいい
モモカンと同じように「いぃ~わぁぁ」ってゾクゾクしちゃう(笑)
投球フォームの改造をはじめた三橋
今まで九分割のコントロールがあったので
ほとんど阿部と打者との駆け引きばかりを読んでいたようなものだけれど(なので、かなりマニアックだった/笑)
三橋のコントロールが少し崩れたことで、阿部の要求の通りに球がいくか「分からなくなった」
不思議だけど、このことで三橋の投球シーンに緊張感が増した気がする
「入れ!」と願うことに気合いが必要になった
一球一球が見逃せない
三橋が気にし -
Posted by ブクログ
前巻で新しく投球コーチとしてやってきたモモカンのお父さん。改めて読み直すとお父さんが結構良い味出してる。これまでのモモカンが頼りなかったわけではないけれど、でもやっぱり強豪校で経験を積んだ元甲子園球児ってだけで存在感が違いますよね。一気に厚みが出たように感じます。
三橋の投球に対してもとても熱心だし、阿部は、こんなにも積極的に熱心にいろいろしてくれるとは思っていなくてビックリなのと同時に絶対嬉しかったりもするんだと思う。モモカン父と阿部は合っていると思う。
この巻で一番印象的だったのは、今までと変わった打順について皆が話す場面。
『自分では役不足だったのか?』
『力を認めてもらってるってこと