【感想・ネタバレ】ヤサシイワタシ(2)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ネットの記事でおすすめされてて読んでみた。
見たことある景色が多く出るので著者の出身校を見てみたら自分も通った所だった。
年齢はやや離れていたので同時期では無いようだった。

それにしても重い話。
表紙や前半の展開からは想像できない話に後半なる。
陽キャが楽しくしている恋愛ものなんて別に読んでも面白くないので、読んで損したとは思わないし、むしろ感銘を受けたのだけど、
誤解を恐れず言うなら「わるい方に裏切られ」てうれしい。


自分の父の不倫先相手の家庭の一端をみて、「不倫先」というのは実は逆で自分の母と自分の方が不倫先だったことに気づき、
「きたなくて
きもち悪くて
消えればいいのは
うちの方だったのね」
とつぶやく中学生女子。

うーん、、、。


本作は2001年1月号から2002年2月号まで連載していたそうで、
恋人が不幸になる話としてぱっと思いついたもので調べたら下記だった。
『世界の中心で愛を叫ぶ』2001年4月
『恋空』2006年

本作はお涙頂戴ストーリーへのアンチテーゼ的な話だなと思ったが、
影響は受けてなさそうだった。
著者あとがきで実体験が元になっているみたいな記述があったので時代に合わせたストーリーという訳ではなさそう。

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2024年05月08日

購入済み

数年ぶりに

読んでみて、読み終わって、自分の死に様を考えさせられる。
すごくモヤモヤする。

10年後死がより身近になった時に読んでも同じように感じるんだろうか。

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2020年07月08日

Posted by ブクログ

よく描いたなあと思う。初めて読んでから十年以上経って、やっと読んだ後でも平静でいられるようになった…かな。

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2018年06月05日

購入済み

リアル

弥恵が死んでホッとしてる、というサークル仲間の言葉が刺さった。身近な人が自殺した時、自分も悲しくてパニック状態なのに、どこかで「ああ、やっと終わった」とホッとしてるとこがあったから。
自殺はダメって簡単に言うけど「死ぬ以外に解決がない状態」って本当にある。

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2014年12月27日

Posted by ブクログ

全巻合わせての感想は一巻のほうに書きました。 名言「……あんた、いいやつなんだろうね」←(たぶん、主人公を最後まで苦しめる一言になったんじゃないかなって勝手に思っている) 何度も読んで、まだ全部理解できないところも多いけど、これぐらいにしておこうと思った。

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2014年02月15日

Posted by ブクログ

何度読み返しても、感情移入できる。
やえに似ていたくないのにどこか心あたりがある。最後のあとがきにひぐちさんがやえが許容される世界でありますようにとあった。そうありたいと思う。

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2013年08月09日

Posted by ブクログ

未レビュー消化。あの時ああしてればよかった、こんな言葉をかけてやればよかった。そんな後悔が重くのしかかる作品でした。あとがきでもあったようにヤエとのやり取りを1巻から通したおかげでヤエが死んだあとのセリウの後悔が感情移入できました。
 たくさんの可能性がある。だけど、そのために変われるか、今までの自分を捨てれるかというと難しい。変われなかった結果がヤエちゃんな理由で、それと対比したキャラとしてスミオちゃんが出てきたときはなんだか救われた気持ちにもなりました。
 ひぐち作品において今のところはおおきく振りかぶってよりもヤサシイワタシのほうが好きです。

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2013年01月15日

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ひぐちさんの描かれた漫画の中で一番好きな作品。

恋愛要素があふれる1巻とは違った顔が見えます。
気分の沈んだときに読むとしばらく浮き上がれなくなる。
重いのに優しい。

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2011年09月29日

Posted by ブクログ

疲れきった金曜日の深夜に読んだらなんて凶暴な漫画だ、と思った。
でも明るい土曜日の朝に読んだら慈しむように読めた。安心した。

刺さる人には致命傷を与えるけど、刺さらん人にはかすり傷すら負わせられない漫画。

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2011年02月06日

Posted by ブクログ

1巻はまだ「ああ、こういうカンジね」などと軽く流す余裕があったけれど、2巻からが物凄すぎる。マサカこう来るなんて! 久々にショッキング。そして嫉妬する。どうしたらこんな生々しいキャラクター造型ができるのだ。ひとつひとつの、まちがいだらけの人間が吐き出す台詞が、内臓の奥底まで突き刺さるよう。
特に、美術系大学の皆さんは、大学生のうちに読んでね。
一般の皆さんも、「ソラニン」読むならこっちを読むべし!

自分に自信がない人と、自分に自信がある人に、おススメ。

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2010年12月03日

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私の人生の芯にある作品のひとつ。
キャラクターがただのキャラクターにあらず、リアルがすごいと思う
あとはすごい感情移入。言いたかったことを全部言ってくれてるみたいな、考えたこともない自分の本音を全部教えてくれてるみたいな。
何回も読んで、読むたびに違うことに気づきます。

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2014年05月10日

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本当に考えさせられた、というか、今まで言葉にできなかったことを、客観的な映像と言葉で突きつけられた感じでした。
漫画の枠じゃなく今まで出会った作品の中でも、ここまで人生に影響する作品はなかったと思います。

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2009年10月04日

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作者の思いや過去の衝撃がすべてつまった2巻。
絶望があり、救いがあり、それでも世界は回っている・・・

読むと確実に何かが残る、そんな作品

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2009年10月04日

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「死にたいのは 不安だからだけど 不安なのは 願うからだろ」「願う姿で生きたかったんだろ」最後の8ページ、芹生の思考。そこから全てが終わって、始まっていくイメージ。弥恵のこと、生き方が少しだけ分かるラスト。あの言葉に打ちのめされた。すごくお勧めしたい作品になった。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

びっくりの急展開。でも最初に描いたのがこの後半だとかで、ひぐちセンセイおそるべし。よいラストだと思います。

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2009年10月04日

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台詞の配し方が憎いくらいに絶妙なのがまず凄い。台詞単体の良さというよりは、それが一番効果を発揮する流れやシチュエーションの中に置かれていると言える。それが痛いところをとにかく容赦なく突いてくる。台詞運びがこなれていないところが、これはどういう意味?などわかりづらさもたびたびあったけど、その分訴えかける力は圧倒的にあって良い。
大学サークル内の恋愛を描いた漫画なのだけど、生易しいものではなく何故ここまでと思うくらいどの人物も赤裸々に相手に向かっていき、その関わり方がとても痛々しくて重い。誰もが真剣で、その分拙さもある。だけどその姿に物凄く心をゆさぶられてしまった。それは決して肯定的な意味のみではなく、動揺した部分もたくさんあったから、読み終えて複雑な思いがずっと交錯している。「あたしね ホントゆーと自分のことでせーいっぱいでさ」と芹生との喧嘩のシーンでの台詞があるが、弥恵の自分自身を持て余した不安定さや未熟さ、無意識のうちに自分が傷付かないようにしながら裏目に出ている所など、そこにどこか自分を見ているような気がして、だからこの漫画から逃れられないものを感じて結構キツイなあと苦笑する部分も多々あった。

単行本二巻で完結する物語だけど、二巻終わりの芹生の心情が吐露されていくくだりにはとにかくぐっときたし、澄緒の「やりすごしてよ/それはナシなんだよ」に至る流れで得たカタルシスは物凄い。その後の場面も好きだ。読みながら自分がどんどん静かに沈んでいくのがわかったが、どうしようもなくあたたかい気持も同時に自分の中にあった。短い連載とは思えないほどの情報量を含んだ漫画だと思う。
何度も読み返している作品。私としては星5つ以上です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

澄緒と主人公の会話がいちいちぐっとくる。
弥恵は昔の友人にとても似ていて複雑な感情を覚えたり。
痺れるような痛みがたまらなくツボだった。
とりあえず、書き下ろし漫画にちょこっと救われた気分になった私。

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2009年10月04日

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なんだろう、デジャヴュ的な感覚。気持ち悪いけど後でまた読む。

2023/06/04
結局、再読せず手放してしまった。
ただ、読んでて情緒不安定になったのは覚えてる。

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2023年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『できる人ができない人にできるハズっていうのはマズイんじゃないですか。』
『オレが性格悪いんだけどさ あの人相手によっては扱いヒデーのよ。それ知らないとやだなーと思って よく言えば・・・・・・子供?』
『旅行中にもたまに会うけどね 貧乏自慢する人 もう聞き飽きたっつうかぁ』
『話合わないとイヤなの 相手 バカにみえちゃうんだもん』
『唐須さんは味方以外敵なんだね』
「相手に魅力を感じると瞳孔が開くのです」
『すっすなお~~』
『イジメなんて教師にだけはバレないようにしてんのよ 子供だってバカじゃないんだから』
『うん。世界の見方が悲観的』
『かまってくれーっていってるわけ!?』
『ガンバってるのにナゼスゴイと言わないのよってゆーでしょ。あの人。~ゆっくり進むの待てねんだよな。粘りがない。・・・それってガンバッテナイってことだよなあァ。まあ あいつはあいつで精一杯なんだろうけど そんなの みんなそうだし・・・・・・』
『ヒドくした後ってこれまたキョーレツにイトシくなんだよ~イヤなんだオレが 全然自信ねえから』
『そんな親が小さい子にするようにはできないよ。』
『できたもの・・・・・・ほめられたらうれしいけど そのためってのは 似てても違うよ あなたの体はあなたが動かしてんでしょ イチイチ誰かの反応 見なくても なんでもちゃんとできてるよ!~~ほめてもらうためとか しかってもらうためじゃなくて あなたの やりたいこと ちゃんと考えてよ 考えられるよ』
『人 うらやましがってもしょうがないでしょ~~あんた何が自分にいいことなのかわかんないんですよ ホントに自分大事にすればわかりますよ ホントに自分にいいことは周りにもいいです』
『いいことを いいって言っちゃって やり始めるしか ないです』
『お父さんがちゃんとかわいがってあげないからだって』
『私には絶対やらせませんでしたよ』
『どうにかなるとか 思ってるあたりがもう・・・・・・~万一アレが認められちゃったら まっとうにやってる人間にはたまんねーよ~―まァ シットなんだけどさ』
『きたなくて きもち悪くて 消えればいいのは うちの方だったのね』
『キズって自分でつけてるのにね』
『マジメにやりたい時にね マジメにやってる人見るとスゴイ嬉しいの~~自分はコレはいいコトだって確信してるのに それを人に言うのが怖いのは その人が ”いいコト”を否定したらどうしようって思ってるからなのね それは やる気ない人見ると 自分のやる気も消えてくのと似てて そういう人が 世界作ってる大多数かと思うと 絶望しそうになっちゃうの~オレはみんなが あの人を許容してくれたらと思ってたけどそれはムリだろうとも思ってた~人のもそこだと決めてて・・・・・・~あんたは安全なとこにいるって あんたは思い通りに動けるって 教えたかった そうして 俺もそう思いたかったの オレはそういう人間なんだよ いつだってやっと立ってんの』
『ちゃんと帰るよ どこにも悪者はいないって わたしのいるトコは安全だって 見せてあげる わたしが安心させるから いっしょに帰ろう』
『人のイロコイには口出さないのがいいということに した 外からだと たぶん なんにもわかんないでしょ』
『死にたいのは 不安だからだけど 不安なのは 願うからだろ』

他人と関わるのは難しいよなあ、と思う。期待を何もしなければいいんだけど期待したくもなるのがツライと思う。
『私にはわからんけど本人がいいならいいとかネ』が弥恵に対して思うことに一番近いかも知れない。弥恵は弥恵なりに生きてるからいいって、自分に出来ないことやってると思うので私ならほっとく。距離とるなあ、と思った。たしかに弥恵は付き合ってると自分の嫌なところが見えてしまうような感じがする。でもそれはなんとなく言いたいことがわかるからでもあって・・・薬にも毒にも強烈になるような人だ。好きで付き合ってるのがいいと思う。好きじゃないのに付き合うってのは結局ツライんじゃないかと思った。ほんとに何言われようがスキってものを探すのがいいのかな、とそうして自分に区切りをつけた。読みながら落ち込んで2巻からのスミオちゃんと妹ちゃんに救われた。庇護したいものによって実は庇護されてるような気がする。完全な悪者っていないからぐるぐる悩むしそういうのは救いでもあって絶望みたいでもあってむずかしい。だから、作者さんお疲れ様でした、読めてよかったです、となる。

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2014年04月13日

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二巻の喪失感からの再生?正直、一回目読んだ時は心がついていけなかった。痛いです。間をおいてまた読み返したくなる作品。

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2018年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2巻でヒロインがしゃべっているところの目がえらい。エロくない。えらい。決して「偉い」ってわけじゃない。

ただ、連載当時どういう状況だったかよくわからないのですが、いとこのオンナノコの展開がいまいち唐突なような…。

万人受けする作品ではありませんが、読むのに疲れますが、これはこれでいい作品かなと思います。こんな大学生活もあり得たと言えばありえたようなというくらいにリアリティはあったかな?まあ、なかったですけど。

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2011年01月24日

Posted by ブクログ

『おお振り』で有名になってしまいましたが、ひぐちさんで一番大好きな作品。痛くて苦しくて、各々の選択と残された人間を淡々と描いているけれど、だからこそ凄く心に残る話だと思います。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

ひぐちアサの昔の作品と言うことで、気にはなっていたんだけど、たまたま2巻とも売ってたので、買ってみた。
とりあえずレビューから受けてた印象とまた違った話だった。まず年齢層が思ったよりも大人だったこと。それから雰囲気が現代モノでありながら、どっかしらレトロで、70年代リニュみたいな印象を受けたこと(芸術関係の学生が設定になるとみんなそんなもんか?)
まあ、どっちにせよ大振りの作家だからって同じイメージ持って読み始めると、重たすぎるから要注意なのは確か。
端的にいえば、エキセントリックな女の子と振り回される男の子とその周囲の人々の話。
この手の突然いなくなった人の話と、残された人の話は、まだ苦手です。
とりあえず今誰かを失ったばかりの人は読まないほうがいいと思います。けど、同時にたまに鋭いことを書いてるのも確かです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

途中でゴミ箱に放り込んだ漫画です(爆)

ストーリーは一言で説明し辛いです。
あえて言うなら大学生・芹生(主人公)と写真サークル先輩・弥恵のネガティブ・キャンパスライフ恋愛モノ?
ほのぼのとした彼カノ生活で始まって、てか見せかけて色々なコトを問いかけてきます。

個人的に。自分は今でも芹生の膝の間に座ってほっとしていたヤエの姿が忘れられないでいます。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

おお振りもいいですが
作者の作品の真髄をみたいならこちらを

堕ちます 非常に堕ちます 気分が

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2009年10月04日

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