【感想・ネタバレ】ヤサシイワタシ(2)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ネットの記事でおすすめされてて読んでみた。
見たことある景色が多く出るので著者の出身校を見てみたら自分も通った所だった。
年齢はやや離れていたので同時期では無いようだった。

それにしても重い話。
表紙や前半の展開からは想像できない話に後半なる。
陽キャが楽しくしている恋愛ものなんて別に読んでも面白くないので、読んで損したとは思わないし、むしろ感銘を受けたのだけど、
誤解を恐れず言うなら「わるい方に裏切られ」てうれしい。


自分の父の不倫先相手の家庭の一端をみて、「不倫先」というのは実は逆で自分の母と自分の方が不倫先だったことに気づき、
「きたなくて
きもち悪くて
消えればいいのは
うちの方だったのね」
とつぶやく中学生女子。

うーん、、、。


本作は2001年1月号から2002年2月号まで連載していたそうで、
恋人が不幸になる話としてぱっと思いついたもので調べたら下記だった。
『世界の中心で愛を叫ぶ』2001年4月
『恋空』2006年

本作はお涙頂戴ストーリーへのアンチテーゼ的な話だなと思ったが、
影響は受けてなさそうだった。
著者あとがきで実体験が元になっているみたいな記述があったので時代に合わせたストーリーという訳ではなさそう。

0
2024年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『できる人ができない人にできるハズっていうのはマズイんじゃないですか。』
『オレが性格悪いんだけどさ あの人相手によっては扱いヒデーのよ。それ知らないとやだなーと思って よく言えば・・・・・・子供?』
『旅行中にもたまに会うけどね 貧乏自慢する人 もう聞き飽きたっつうかぁ』
『話合わないとイヤなの 相手 バカにみえちゃうんだもん』
『唐須さんは味方以外敵なんだね』
「相手に魅力を感じると瞳孔が開くのです」
『すっすなお~~』
『イジメなんて教師にだけはバレないようにしてんのよ 子供だってバカじゃないんだから』
『うん。世界の見方が悲観的』
『かまってくれーっていってるわけ!?』
『ガンバってるのにナゼスゴイと言わないのよってゆーでしょ。あの人。~ゆっくり進むの待てねんだよな。粘りがない。・・・それってガンバッテナイってことだよなあァ。まあ あいつはあいつで精一杯なんだろうけど そんなの みんなそうだし・・・・・・』
『ヒドくした後ってこれまたキョーレツにイトシくなんだよ~イヤなんだオレが 全然自信ねえから』
『そんな親が小さい子にするようにはできないよ。』
『できたもの・・・・・・ほめられたらうれしいけど そのためってのは 似てても違うよ あなたの体はあなたが動かしてんでしょ イチイチ誰かの反応 見なくても なんでもちゃんとできてるよ!~~ほめてもらうためとか しかってもらうためじゃなくて あなたの やりたいこと ちゃんと考えてよ 考えられるよ』
『人 うらやましがってもしょうがないでしょ~~あんた何が自分にいいことなのかわかんないんですよ ホントに自分大事にすればわかりますよ ホントに自分にいいことは周りにもいいです』
『いいことを いいって言っちゃって やり始めるしか ないです』
『お父さんがちゃんとかわいがってあげないからだって』
『私には絶対やらせませんでしたよ』
『どうにかなるとか 思ってるあたりがもう・・・・・・~万一アレが認められちゃったら まっとうにやってる人間にはたまんねーよ~―まァ シットなんだけどさ』
『きたなくて きもち悪くて 消えればいいのは うちの方だったのね』
『キズって自分でつけてるのにね』
『マジメにやりたい時にね マジメにやってる人見るとスゴイ嬉しいの~~自分はコレはいいコトだって確信してるのに それを人に言うのが怖いのは その人が ”いいコト”を否定したらどうしようって思ってるからなのね それは やる気ない人見ると 自分のやる気も消えてくのと似てて そういう人が 世界作ってる大多数かと思うと 絶望しそうになっちゃうの~オレはみんなが あの人を許容してくれたらと思ってたけどそれはムリだろうとも思ってた~人のもそこだと決めてて・・・・・・~あんたは安全なとこにいるって あんたは思い通りに動けるって 教えたかった そうして 俺もそう思いたかったの オレはそういう人間なんだよ いつだってやっと立ってんの』
『ちゃんと帰るよ どこにも悪者はいないって わたしのいるトコは安全だって 見せてあげる わたしが安心させるから いっしょに帰ろう』
『人のイロコイには口出さないのがいいということに した 外からだと たぶん なんにもわかんないでしょ』
『死にたいのは 不安だからだけど 不安なのは 願うからだろ』

他人と関わるのは難しいよなあ、と思う。期待を何もしなければいいんだけど期待したくもなるのがツライと思う。
『私にはわからんけど本人がいいならいいとかネ』が弥恵に対して思うことに一番近いかも知れない。弥恵は弥恵なりに生きてるからいいって、自分に出来ないことやってると思うので私ならほっとく。距離とるなあ、と思った。たしかに弥恵は付き合ってると自分の嫌なところが見えてしまうような感じがする。でもそれはなんとなく言いたいことがわかるからでもあって・・・薬にも毒にも強烈になるような人だ。好きで付き合ってるのがいいと思う。好きじゃないのに付き合うってのは結局ツライんじゃないかと思った。ほんとに何言われようがスキってものを探すのがいいのかな、とそうして自分に区切りをつけた。読みながら落ち込んで2巻からのスミオちゃんと妹ちゃんに救われた。庇護したいものによって実は庇護されてるような気がする。完全な悪者っていないからぐるぐる悩むしそういうのは救いでもあって絶望みたいでもあってむずかしい。だから、作者さんお疲れ様でした、読めてよかったです、となる。

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2014年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2巻でヒロインがしゃべっているところの目がえらい。エロくない。えらい。決して「偉い」ってわけじゃない。

ただ、連載当時どういう状況だったかよくわからないのですが、いとこのオンナノコの展開がいまいち唐突なような…。

万人受けする作品ではありませんが、読むのに疲れますが、これはこれでいい作品かなと思います。こんな大学生活もあり得たと言えばありえたようなというくらいにリアリティはあったかな?まあ、なかったですけど。

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2011年01月24日

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