イニシャルDの魅力は、作品の空気なのだと思う。特別絵がうまいわけではないけれども、乾いた緊迫感がよく伝わってくる。そしてやはり、ストーリーそのものが面白いのだと思う。どの話しにも必ず、読者の予想を裏切る展開が用意されていて飽きることがない。今回の巻も、カプチーノ対ハチロクという設定そのものが、かなり楽しかった。
そういう意味じゃない・・おまえはわかってない・・。
うちの下りのエースのすごさをわかってない。理屈じゃないんだ。同じチームでやってればわかる。常識のワクをブチやぶる天才ってのが世の中にはいる・・。(p.59)