かわぐちかいじのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレさて、ビートルズを題材にしたSFも4巻目。
東京オリンピック前に現代からタイムスリップした
ビートルズのコピーバンド「ファブ・フォー」。
2枚のシングルをビートルズデビュー前にリリース。
日本で一躍時の人になってしまい、
この巻で遂に海外へその音は流れていきます。
個人の「ビートルズのコピーをやってしまう」葛藤が
遂に結果としてビートルズ本人に届いてしまうと言うSFが
この巻から色濃くなりだします。
結果は見てみて欲しいのですが、
ビートルズを深く知らない人の方が多分、この話は楽しめます。
SFなんですから、時代の正確な整合は求めれば求めるほど、
寂しい気持ちになるだけですから(笑) -
Posted by ブクログ
「ファブ・フォー」として活動しているショウとマコト…。
どんどん人気が出てきてるけど、それはあくまでビートルズの楽曲。
たった二人だけが知っている秘密だと思っていたら、なんとレイとコンタもこっちの時代に来ていた……!!!
なんだろなー。
レイの言うことは正しいんだよ。
ショウの言うことは希望を言っているようで、結局は自分の野望なんだよ。ビートルズにとって代わりたいんだろうなーって感じの。
マコトはなんだろな……流されている感じ。
コンタは音楽をやりたいと気持ちと、生活という実に人間らしい理由。
なのに、「どうして一緒にやらないんだよ、友達なのに」って思っちゃう。やるのは盗作、ビートルズの未来 -
Posted by ブクログ
第1巻の最初の頃、正直言って「ビートルズのコピーバンドに心血注ぐ青春ってダサー」って思ったんだけど、まさかまさかの展開にもう夢中で読み進んだ。
んで、待望の第2巻!!!
高度経済期を迎えた、欧米に追いつけって頑張っている日本に、平成の若者が二人(ジョージパートの翔と、ポールパートの真琴)……。こともあろうに、ビートルズの楽曲を自分たち「ファブ・フォー」の曲だって発表しちゃったんだから、イヤハヤなんともです。
最初は真琴も「自分たちが彼等の曲を先にやる事で、それ以上の未来にない楽曲を作ってくれるのでは?」という目論みで動いたわけだけど、なんか今は自分がビートルズになり代わろうとしている(なん -
Posted by ブクログ
でもこの漫画はスケールのデカさが何と言ってもすごい!
富士山の爆発で、日本各地で大地震が発生する。
そして日本列島が京都あたりで分断され、違う国家になってしまう。
そして片方は中国に、もう片方はアメリカに統治されるという恐ろしい話だ。
かわぐちかいじの漫画は「沈黙の艦隊」「ジパング」をはじめとして、とにかくスケールがデカイ。
しかし、現代から未来にかけて起こっても不思議ではない設定なのだ。
それと興味深い内容としては、登場人物がどことなく「三国志」を意識しているということだ。
例えば主人公の名前は、柳舷一郎(りゅうげんいちろう)という。
そして柳をサポートする2人が、台