200X年のイージス艦が、1942年にタイムスリップしたならば――。“来(きた)る”太平洋戦争が、その先の“みらい”が激震する!! ――海上自衛隊所属、最新鋭イージス艦「みらい」、謎の暴風雨に遭遇(そうぐう)。そしてすべての僚艦(りょうかん)、失踪(ロスト)……。やがて、1942年・ミッドウェー海戦域のド真ん中に“出現”した「みらい」は、撃墜(げきつい)された海軍将校を救助。そして、「歴史」は塗り替えられる――!! 講談社漫画賞受賞。圧倒的なイマジネーションで描き出される、歴史横断超大作!
アニメを先に見た後で原作コミックを読みたくなり第1巻を購入しました。かわぐち先生の海洋物は読み応えがあり、現在連載中の「空母いぶき」も含めて今後じっくり読み進めていこうと思っています。
「沈黙の艦隊」に仮想戦記やタイムスリップを加味したような作品である。ストーリー展開の面白さや 軍艦の描写は前作以上に見事である。自衛隊の専守防衛の意識や次代を変えることについての葛藤がよく描かれている。ただこの作者、人物表現は苦手のようで、しばしば 人物を混同してしまう。
『沈黙の艦隊』や『太陽の黙示録』と並んで作者の代表作のようですが、とにかく大作です。読みごたえのある骨太な作品だと思います。歴史上、どの程度のものが実在のものかわかりませんが、それはそれとして、歴史に明るくない自分でも充分に楽しめる作品でした。
Posted by ブクログ 2011年07月18日
専守防衛を守りながら、戦時下を生きることの難しさ。
大日本帝国の味方でもなくアメリカの敵でもない。
目的は戦中に失われるであろう多くの命の救出。
誰も殺したくないのに理解されることなく、両軍から攻撃を受け、
自身を守るために相手を殺してしまう。
戦争とはそういうものなのだろうか。
どれだけ最先端の...続きを読む
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