日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海自一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。が、海江田は突如、試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行する。米軍は「シーバット」を敵と見なし、撃沈のため第3、第7艦隊を南太平洋に集結。しかし、大胆にもシーバットは艦隊中最大の空母「カールビンソン」の目前に堂々と浮上。独立国家「やまと」を全世界に向けて宣言したのだった。
もちろん、軍事的な要素が強い沈黙の艦隊ですが、政治や宗教など、そういったことも学ぶことができる作品なので、小中学生の社会科の勉強教材としても使えるかもしれません
内容は古い(途中までソ連も出てくる)ですが、ここ10年くらい前までは私が1番好きだった作品です
今の日本を象徴しているようです。軍国主義は反対ですが、沖縄問題、北朝鮮問題など考えると、随分とアメリカに頼っている事がわかります。そこで、日本独自の国際交流、国際リードをできるようになればいいとこの「沈黙の艦隊」を見て考えさせられました。
言わずと知れたかわぐちかいじの代表作ですね。読みはじめの頃は潜水艦にまるで興味がなかったので、どうかなと思いましたが、徹底的に理詰めでシミュレーションしていく展開は、少し古いものではありますが今でも充分に楽しめるものでした。
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