エンゲルスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「強行手段によって共産主義革命は達成されるのだ」
少々期待していたより内容が薄く、表面的なところをなぞる程度しか分からない。
そもそもその程度の入門を目指していると言われると続けようがないが。。
絶対王政→[市民革命]→資本主義社会→[労働者革命]→共産主義社会
19世紀当時の思想について、現在の日本の環境と比較した資本家と労働者の差を考えると納得はできる。
ただ、最後まで労働者革命後の共産主義が、本書中での失敗事例として出てきた貴族の返り咲きとしての革命後の半ば絶対王政的な共産主義との違いについては分からない。
その後についての描写がないからだ。
本書の事例中の、「公平を保つための規 -
Posted by ブクログ
資本論のつづき。マルクス自身が生前に発表した部分はこの巻でおわる。剰余価値の生産、労働賃金、資本の蓄積價値、資本主義的蓄積の一般的法則、本源的蓄積、近代植民理論が語られている。時間給と出来高賃金の併用や、資本家の節欲説に対する批判、資本主義的生産がつねにフリータなどの相対的過剰人口を生みだすこと。歴史上どのように資本家が登場し、アメリカやオーストラリアなどの植民地では、資本主義的生産が役に立たない状態であったかが説かれる。なかでも蓄積の一般的法則を地域別に例解した部分や、資本家をうみだした十五世紀以来の血の立法の部分、(とくに労働者の団結が重罪であったこと)などは大変リアルで興味深い。資本論は
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Posted by ブクログ
資本論のつづき。絶対的余剰価値と相対的余剰価値について述べている。絶対的余剰価値は労働者の長時間労働による余剰価値の生産を述べ、相対的余剰価値は資本が労働賃金をいかに安く値切るかということを論じている。なによりの特徴はイギリスの工場監察官の資料からリアルに労働者のおかれている状況を描写しているところで、八時間労働を勝ち取るのにいかに長い時間がかかったということ、機械によって労働者がいかに不具にされていくか、また教育水準が低いままに放置されていたかが分かる。紡績機の運転速度が速められて、子供の指が飛んだり、事故防止措置がとられぬまま働かされた農民が機械にまきこまれて不具にされたりと、心が痛み、か
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Posted by ブクログ
文体は難しいが、とくに難しいことが書かれているのではない。商品の分析からはじめて貨幣という商品を導き出し、交換過程へすすみ、資本の蓄積の秘密として、労働力という特殊な商品を導くところまでです。それにしても、明治維新の前年にこんな著作があったのはすごいことです。現代社会を見る眼も養うことができます。遊牧民が交換過程で果たした役割とか、日本の開国が日本経済に与える影響とか、トルコ帝国がなぜ長く存立したのかということも注釈に書いてあります。資本主義の条件として賃金労働が存在することを指摘している点は重要な点です。資本論はその名のとおり資本のしくみを分析している本で、社会主義の聖書ではないことは心得て
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ネタバレ
これではネオリベに対抗不可
読了、個人的に色々おかしいと思う箇所があった。
まず、公認の婦人の共有って何でしょう?物扱いの共有財産ってことですか?女には人格(内面)ありません認めませんという前提?
それと、全生産を結合して個人の手に集中されると公的権力は政治的性格を失うという文もあって、驚きました。これではいつか階級内に新たな独裁者を生み出すだけでしょう。人の心は制御できません。
意見は共有できたとしても、個々の内面&身体は共有できないし、個人の立場は一つではありません。これを無視すれば机上の空論です。
人は制御可能な規格品ではないのです。