エンゲルスのレビュー一覧

  • マルクス 資本論 2

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    資本論 2/9
    読みにくいが、8章「労働日」以後を読むと、資本論が 、階級闘争をテーマとしていることが よくわかる。マルクスが 労働者に 革命行動を呼びかけている。資本家を 人格化した資本システムとして 批判している

    13章「機械装置と大工業」における機械装置は 人口知能とリンクした

    いろいろな統計資料から 理論を組み立てているので、机上の空論や理想論に感じない

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    2017年06月06日
  • 共産党宣言

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    今日では発展段階論的な史学理論は破綻をきたしているが、それでも新自由主義へのアンチテーゼとしては参考になる部分もままあるだろう。

    マルクス、レーニンが反動としての社会主義との区別化を図るために「共産主義」という語にこだわったということも書いてあり、20世紀に最も影響力のあった二人の思想・考えを探ることができよう。

    本書では各国版の序文も載っているので、「宣言」出版以後の共産主義の浸透を受けて書かれたエンゲルスの考えも知れて面白い。

    読んでおかなくではならない名著の一冊だろう。

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    2016年07月18日
  • 共産党宣言

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    一言でいえば、共産主義者はどこにおいても、現存の社会的ならびに政治的状態に反対するあらゆる革命運動を支持する。
    このようなすべての運動において、共産主義者は、所有の問題を、それが多かれ少なかれどれほど発展した形態をとっていようとも、運動の基本問題として強調する。
    最後に、共産主義者はどこにおいても、すべての国の民主主義諸政党の結合と協調に努力する。
    共産主義者は、自分の見解や意図を秘密にすることを軽べつする。共産主義者は、これまでいっさい社会秩序を強力的に転覆することによってのみ自己の目的が達成されることを公然と宣言する。支配階級よ、共産主義革命のまえにおののくがよい。プロレタリアは、革命にお

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    2016年02月17日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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    面白い。

    分業による所有形態の多様化。
    その前提としての、生産形態・交通形態のあり様について。人間を規定する諸条件あるいは階級は、そうした物質的形態に関係する。

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    2015年09月15日
  • 共産党宣言

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    プロレタリアを大層哀れんだ、救済者気取りのお坊ちゃんの、蜂起と革命の喚起を目的とする理論的煽動歌。熱量そのもの。

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    2014年03月16日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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    マルクスとエンゲルスの草稿。題名どおり、当時のドイツ哲学界におけるイデオロギーを批判し、新たな理論を構築しようという意気込みに満ちた著作。「ドイツ・イデオロギー」が具体的に誰の思想を意味しているのかという点はもっと考慮されていいように思うが、理論の精緻さのみを重視し感覚的な人間を忘れているという批判はいまなお薬としては有効だろう。もちろん、マルクス主義そのものがそうしたイデオロギーに堕しているという可能性は常に考慮されてしかるべきだが。いずれにせよ、理論と実践の問題を考えるうえでは欠かせない著作内容。

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    2013年08月15日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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    マルクスやエンゲルスの体裁が整った著作とは違って、これはノートのような紙に思いついたこと、またはどこかで学んだことをひたすら書き連ねた本である。またエンゲルスが主に執筆した箇所をマルクスが書き加えたり、線を引いて消したり、また絵のような内容を書き加えたりしている。
    体裁が整った著書は当然だが取捨選択しているので、彼らがどのような発想をしているか、も当然だが取捨選択している。しかしこの本に関しては思いついたこと、また学んだことの成果をそのまま載せているので、彼らがどのようにして「唯物史観」や「共産主義」の原理を構築したかが読み取れるし、またフォイエルバッハの哲学をどのように学んでいたか、が分かる

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    2012年07月05日
  • マルクス 資本論 1

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    貧富の差は自己疎外により拡大再生産される。

    資本主義社会では、持てる者は更に持ち物を増やし、持たざる者は更に持ち物を失う。
    この理由を「疎外」概念で説明した。
    これはとても明晰な分析だと思う。

    働く、否働かざるを得なくなる、というのは、その非自主性故に、
    心も体も懐も貧しくなってしまうのだ。
    これについては、アリストテレースも言っていた。
    「だから真っ当な市民は政治以外の場面で働いちゃダメなんだよ。生活の為に働くのは奴隷だけで良いんだよ。」

    つまり、資本主義下で働く者は、本質的には資本家の奴隷なのだ。つまり、自由を身代とされた金の奴隷なのだ。

    何か暗い話になりそうですが、ここで素敵な助

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    2011年09月24日
  • マルクス 資本論 1

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    難しい。

    様々な分野の様々な著作に現れるカール・マルクスという名。
    その名を不動のものにした名著である。

    しかし、難しいのでこれを読む必要は無い。
    他の平易に内容を纏めたものをお奨めする。


    マルクスは資本主義が崩壊すると予言した。
    先に宣言しておく、マルクスの予言は的中する。
    しかし、それがいつのことだかはわからない。

    人間がこれでいいと思うまで、資本主義は機能し続ける。

    この男の名が聞こえなくなる日は恐らくは来ないだろう。

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    2010年05月23日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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    ドイツの哲学者、マルクス(1818-83)/エンゲルス(1820-95)の共著。1846年刊。唯物史観提唱の著。この著における「意識が生活を規定するのではなく、生活が意識を規定する」という言葉はあまりにも有名である。この著を読めば、マルクス・エンゲルスの基本理解は得られるだろう。

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    2009年10月04日
  • マルクス 資本論 4

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    第四分冊。
    この一冊全体にわたって、
    資本主義的生産の利潤は可変資本(労働力)が生み出す剰余価値が資本家に移転することで生み出される、
    と主張している。

    つまり、資本家の儲けとは労働者をタダ働きさせて生み出した分の利益であり、売買の商取引の瞬間にそれが生まれるわけではない、というのがこの巻の主旨だ。

    その前提には、前巻までにマルクスによって議論された、
    ・(純粋な)労働→「労働すること」によって実際に生み出される価値
    と、
    ・労働力→ 労働者としての「人間」が生む価値への可能性
    との混同及び、資本家によるその混同の濫用にある。

    マルクスの批判をたどれば、アダム・スミスを初めとするマルクス

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    2025年11月08日
  • 共産党宣言

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    ブルジョアの社會にあつては、資本は獨立的であり、個性的であるのに、生きた人間は從屬的であり、非個性的である。……すごいフレーズ。資本主義を捉え直すに当たって、読んで損はない。

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    2025年08月21日
  • 共産党宣言

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    消化不良…

    ロシア史や中国史に関連する本を読んできたので気になっていたのだが、今一つなるほど!感がない。恐らく当時の歴史的背景を理解していないからだと思われる。再考…

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    2024年09月13日
  • 共産党宣言

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    ネタバレ

    学生時代に持っていた書籍です。

    身分制があった時代から転換をしていた時期の「共産党宣言」について言及した書籍です。

    サービス業が全盛期になっている現代で改めてどう自分の心構えがどうあるべきかを問うています。

    社会的には身分制は廃止されている国々が大半です。
    しかし、精神的な分別、捉え方をしている人が多くなっているように思えます。

    自分を中庸に保つためにも自分を客観視しなくてはいけないということを刺激する書籍でした。

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    2024年02月10日
  • 共産党宣言

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    怠惰や家族制の説明等は良く分かりませんでした。
    前提のブルジョア社会もまあおかしいので、時代的なところもありそう。

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    2023年11月19日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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     マルクス主義の特徴である唯物史観や共産主義の構想、革命の必然性などが本書から確認できる。とはいえ、通常の書物の構成と異なり、本書はマルクスが遺した草稿の修正案が複数記載されていたり、文章の一部が欠落しているなど、読み物として体を成していない。したがって、この本にまとめられたことが、必ずしもマルクスの意図と一致しないことを、読む際に念頭に置く必要がある。

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    2023年05月30日
  • 共産党宣言

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    共産主義者はすべての社会秩序を暴力的に転覆することで、その目的を達成しよう。支配階級を共産主義革命の前に戦慄させよう。労働者はこの革命によって鉄の鎖のほかに失うものはない。労働者が得るものは全世界。各国の労働者は団結しよう。労働者階級の解放は労働者自身で達成するべき。マルクス&エンゲルス『共産党宣言』1848

    暴力による革命ではなく、議会を通じて言論で社会主義を目指すべき。エドゥアルト・ベルンシュタイン『社会主義の問題』1896

    デモクラシーは腐敗した少数者の政治にとって代わった無能な多数者による政治である▼自由は責任を意味する。そのため、たいていの人間は自由を怖れる▼人生には二つ

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    2025年04月26日
  • 共産党宣言

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    『共産党宣言』の原文和訳。内容は婉曲的であるため、前情報なしでロジックを理解することは難しい。
    ただし、文中からはブルジョア社会に対するマルクスの怒り、危機感と焦燥が伝わってくるようで、これが20世紀に世界を社会主義へと向かわせた理由が解った気がする。その意味でも一読する価値はあるかと思う。

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    2022年05月08日
  • 共産党宣言

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     この宣言は1848年に共産主義者同盟の綱領として発表された。高度経済成長を背景に「一億総中流」社会を経て、真自由主義による貧富の格差が進み、さらに階級の固定化がじわりと進んでいるこの社会を見て、彼らならどのような分析をするのだろう。
     この宣言を手に取る読者は皆、そう思うのではないだろうか。

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    2022年01月23日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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     「大洪水の前に:マルクスと惑星の物質代謝 (斎藤幸平著)」と「コモンの再生(内田樹著)」からの流れで本著を手に取った。
     本著138頁からの{84}a=[40]の節、「こうして、ここに、自然発生的な生産用具と、文明によって創出された生産用具との差異が際立ってくる。(中略)第一の場合、つまり自然発生的な生産用群も場合には、諸個人は自然に服属させられ、第二の場合には労働の生産物に服属させられる。それゆえ、第一の場合には、所有(土地所有)もまた直接的・自然発生的な所有の支配として現れ、第二の場合には労働の、とりわけ蓄積された労働の支配として、つまり資本の支配として現れる。(後略)」に始まる本節をじ

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    2022年01月04日