セルバンテスのレビュー一覧

  • ドン・キホーテ 後篇一

    Posted by ブクログ

    物語は前篇から1ヶ月後の話なのだが、後篇が出版されたのは実に10年後なんだとか。世間では既に前篇の話が出版され、ドンキホーテの(愉快な)活躍ぶりが広まっている上に前篇の矛盾点について語り出したりとメタフィクショナルな度合いは更に上昇。ドン・キホーテは相変わらず騎士道精神に囚われているものの良識的な面がクローズアップされ、サンチョは時に田舎者とは思えない含蓄に富んだ台詞を発したりする。読者はこれまでドン・キホーテの振る舞いに散々笑わせてもらってきたが、本当に笑われているのは読者なのかもしれないと思えてきた。

    0
    2013年04月07日
  • ドン・キホーテ 前篇二

    Posted by ブクログ

    二巻では劇中劇やら小説内小説やら出てきており、サンチョの悪態は止むことなくドン・キホーテも負けじと狂人を装うため下半身剥き出しで宙返りを始めたりとやりたい放題。新たな登場人物も自らの悲劇を語った思いきや、揃って狂人ジジイを笑いにかかる。喜劇は悲劇より強し。「ミコミコン王国のミコミコーナ姫」というネーミングセンスがツボに入りすぎて腹痛い。この本自体も架空のアラビア人作者シデ・ハメーテ・ペネンヘーリが執筆したものとされており、セルバンテス自身は第二の作者として物語の責任をぶん投げたりとアイロニーは止まらない。

    0
    2013年04月05日
  • ドン・キホーテ 前篇一

    Posted by ブクログ

    近代文学の起源だとかノルウェーブッククラブが選んだ史上最高の文学百選で1位を獲得したとか、読む前から本書に対する威厳を感じていたのだけど読んでみれば何のことはない、徹底したシニシズムとサーカスティックな諧謔精神に満ち溢れた、脱権威的な爆笑滑稽物語。だいたい公爵に捧げる献辞からして他人の献辞からの丸パクリだし、序文に至っては「そもそも序文って何なのよ」とメタい揶揄を語り出す。そして物語に入れば騎士道精神に囚われたジジイが金ダライを被ったりと「ドリフか!」と突っ込みたくなるエピソードがてんこ盛り。これは凄い。

    0
    2013年04月04日
  • ドン・キホーテ 後篇三

    Posted by ブクログ

    ドン・キホーテもこれで完読。公爵家を離れてからドン・キホーテの存在感はどんどん希薄になっていく様が何とももの悲しい。

    0
    2013年02月26日
  • ドン・キホーテ 前篇三

    Posted by ブクログ

    神父両人による「騎士道物語不要論」が面白かった。

    それを聞いて、こう思った。当時の「騎士道物語」は、現代日本の「ラノベ」に似たポジションにあったんじゃなかろうか?だとしたら、ラノベ中毒者であるドン・キホーテは中二病患者なわけだ。ずいぶんこじらせちゃってるなー。

    0
    2013年02月14日
  • ドン・キホーテ 前篇一

    Posted by ブクログ

    序文を読んでいたら、家元・立川談志を思い出した。傲慢でありながら謙虚で、博識かつ饒舌。そして、業の肯定(!)。古今東西問わず、天才的な狂人(逆?)はいるものだなあと感慨深い。

    挿絵のキホーテが、すごく辛そう。

    0
    2013年01月30日
  • ドン・キホーテ 前篇二

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     1編と同様な内容が続いているが、登場人物がだんだん増えてきてしかも、それが男装をするということでシェークスピアに似ている気がしないでもない。

    0
    2012年05月16日
  • ドン・キホーテ 後篇一

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    段々とドン・キホーテの行動が慣れてきている、というかなんだかんだ成功を(?)収めている所が面白かった。

    長編にも関わらず飽きずに読むことができるのは珍しい

    0
    2012年04月13日
  • ドン・キホーテ 後篇二

    Posted by ブクログ

    公爵夫妻が名高いドン・キホーテたちをからかうために金と腕によりをかけて冒険を演出する。
    ドン・キホーテ主従は役を演じることになりますますメタフィクション性が高くなっている。

    0
    2011年03月24日
  • ドン・キホーテ

    Posted by ブクログ

    何となく、どんなストーリーなのか断片的にしか知らなかったのを初めて読んでみた。「従者」サンチョを従えて騎士道物語の妄想に取りつかれてあちこちで騒動を起こす男。序盤からひどい返り討ちに遇い、「よく死なないな」と変に感心してしまうくらいこっぴどくやられる。サンチョもよくこんな主人についていくなあ、と。

    妄想から戦いを挑むドン・キホーテは迷惑千万で滑稽な存在にしか見えなかったが、他国に戦争を仕掛ける国などは仕掛けられた相手からすれば、滑稽に誇張されてるとは言えドン・キホーテのように写るのだろう。そんな批判精神も含んでいるのだと思えた。

    迷惑な男だが時には人に笑いを与え、そして「正気に戻してやりた

    0
    2024年11月09日
  • ドン・キホーテ 前篇一

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    友人とソース(※ソース原理におけるアイデアを実現するためにリスクを負って最初の一歩を踏み出した個人)とエゴで物事を進めるということの差について語っていた。
    その友人から勧められた本がこの本だった。

    これは自分のエゴなんじゃないか?という時に「いいんだよ!エゴでも!」と思いたいときもあるんじゃなないかな?そんな私にお勧めだよ、と言われて、手渡された。

    彼は「羨ましい」と感じたそうだ。
    私は「幸せなだろうなぁ」「勤勉な人だな」と感じた。いや、勤勉であるがゆえに突き詰めたところに達し、結果、人に左右されない幸せを手に入れたのだろうなぁ、が正解か?
    最初から最後まで自業自得のトラブルさえも「修行」

    0
    2023年06月23日
  • ドン・キホーテ 前篇一

    Posted by ブクログ

    セルバンテスによる騎士道あるある早く言いたい

    読んでてちょっときついなと思ったりもしたけど、読みやすいし急に正気に戻ったかのようなマルセーラのくだりなど面白かったので次も読みます

    0
    2023年01月18日
  • ドン・キホーテ 前篇一

    Posted by ブクログ

    FGOにドン・キホーテでたけど、読んだことなかったので読みはじめました。
    ドン・キホーテと従者のサンチョのやりとりが、饒舌で、セリフ量が凄いです。
    そのお陰かさくさく読めました。
    FGOで言っていた風車のエピソードはかなり最初のほうにあって、驚きました。
    前編1では特に14章あたりのの羊飼いのエピソードが好きです。

    0
    2022年07月24日
  • ドン・キホーテ 憂い顔の騎士 その愛 2巻(完)

    購入済み

    ちょっと感動

    この作者さんの作品はギャグがほとんどですが、この作品はそれほど笑えませんでした。でも最後のストーリー展開はちょっと感動しました。

    0
    2021年11月02日
  • ドン・キホーテ 憂い顔の騎士 その愛 1巻

    購入済み

    ちょっと期待はずれ

    作者さんと別作品が面白かったので購入しましたが、期待したほどではなかったです。けして駄作ではないですが、ギャグが別作品ほど笑えなかったです。

    0
    2021年11月02日
  • ドン・キホーテ 前篇一

    Posted by ブクログ

    なかなかの中二病を拗らせた老人の物語。
    むかし劇でやったことがあり読んでみました。
    有名な風車の話は、序盤でした。
    物語はもっと冒険に満ち溢れていた。

    0
    2021年07月12日
  • ドン・キホーテ 前篇一

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文学史上最強の思い込みヒーロー!

    可笑しい。ドン・キホーテの行くところ、トラブル続きである。それはもっぱらドン・キホーテの、自分は遍歴の騎士であるという思い込みの強さにある。時には話に乗ってくれるけれど、ヤバイと思ったら容赦無く主人にツッコミを入れるサンチョとは良いコンビ。しかしどこの誰から指摘されても、どんな酷い目にあっても、ドン・キホーテは自分を変えない。騎士の使命にしたがって、旅を続けていくのである。

    騎士物語を読みすぎて、現実とフィクションの区別がつけられなくなった。もしかしたら、現代にもいるかもしれない。自分の周りで何かが起きたら、すぐさま過去に読んだ物語の出来事や人物を語り出し

    0
    2021年05月05日
  • ドン・キホーテ 前篇三

    Posted by ブクログ

    セルバンテス 「 ドンキホーテ 」 前篇終了


    ドンキホーテは、騎士道物語のパロディとしては 痛々しくて笑えない。英雄叙事詩的なキリスト教説話として読んだ。何度袋叩きにあっても めげない姿は英雄だと思う。


    妄想と現実を 英雄として生きようとするドンキホーテの悲喜劇的な人物像を キリスト教の倫理観と対比させ、スペインの中世史とリンクさせたところにドンキホーテの深さがあるように思う。


    再読なので、ドンキホーテが何を象徴しているのか意識しながら読んだ〜キリスト教異端者、修道騎士団、スペインそのもの、キリストそのもの、宗教の狂信性 に とどまったが、他のドンキホーテ論を読んで 別の解釈が知り

    0
    2019年11月26日
  • ドン・キホーテ 前篇一

    Posted by ブクログ

    やっと読み終えた、けれど道はまだ長い…
    序盤めちゃつまんないと思ったけど、美女がdisられてキレる話はなるほどと思ったし、暗闇で謎のケンカになるとか、謎の音におびえるとかの話は吉本新喜劇風に馬鹿馬鹿しくて面白い。やはり世界のベストセラー小説、侮れない・・・

    0
    2014年10月28日
  • ドン・キホーテ 前篇一

    Posted by ブクログ

    ドンキホーテは、有名ではあるが、読まれていない本としても有名だそうだ。
    さもありなん、なかなか、読みにくい。
    しかし、読みにくいのも仕方がないか。なんと原作は1600年代に書かれた。日本で云えば、江戸時代初期。まだ、徳川家康が生きていた時代だ。
    翻訳も、時代がかった訳で、読みにくさに拍車をかけている。
    この物語をスペイン人やスペイン語を母国語としている人たちは読んでいるのだろうか?訊いてみたいものである。

    0
    2014年03月01日