ふかわりょうのレビュー一覧
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・対談というものは、立場が全く違う二人(先生と生徒とか、専門家と初心者とか、キノコ派とタケノコ派とか)のほうが読みやすいのだな。この本はそうではなく、日本語に一家言ある玄人どうしの対談。文頭の「ふかわ:」「川添:」表記を逐一確認しながら読まないと「いま、どっちのターンだったんだっけ?」となること多々。
・「冬将軍」という言葉について、「『将軍』は冬にしかつかないなと思うんですよ」、夏はどんなに暑くても「夏将軍にはならない」(p.86)。愛媛人としては、「夏将軍」とは「松山商業」として認識していて、「夏」と「将軍」の語の結び付き自体に違和感はないのだが…。「将軍に薄着のイメージはない」(同頁)ら -
Posted by ブクログ
著者のお一人、ふかわりょうさんは、常に言葉の選択を迫られていると言い、それはあたかもクローゼットから服を引っ張り出してスタイリングするようで、「24時間の(言葉の)ファッションショー」であると言います。そして、新しいものやこだわりによって見つけてきた(言葉の)アイテムを一緒に楽しむ人が現れたと言います。
はい。その人こそは、言語学者の川添 愛(かわぞえ あい)さんで、この本は、昨今の日本語界隈についてのお二人の対談形式の本なのです。
まず、ふかわさんは、「言語」とは「伝える道具」なので、(身体の)「動きで伝える」ことが言語の最初だったのではないかと問います。そして、話は、言葉と物との対 -
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ネタバレタイトル通り、ふかわりょうさんがスマホを置いて岐阜に旅に行くエッセイ。
ふかわさんのこと詳しく知らなかったけど、作者紹介で「テレビ・ラジオのほか、文章を書いたり曲を書いたり、ぬかるみの中で暮らしている」と書かれていて、一気に引き込まれた。
ふかわさんのふとした表現のおかしみというのだろうか、そこからくる可愛らしい言葉遣いが好きだなあ。
スマホを車内で留守番させて、スマホのない生活の予行練習する話が好き。
スマホ置いて旅に出てみたいなあと思いつつ、タクシー移動が多い旅だからこそできる部分もあるなあとは感じたけど、スマホがない旅にも魅力を感じるようなエッセイだった。
「もしもスマホを持って旅