あらすじ
世の中の彩りが変わる、スマホなし紀行。
スマホは便利だけれど、失ったものはないだろうか。
利用ではなく、スマホに依存していないだろうか。
このままでは、私がアプリになってしまう。
突如、思い立って出発した “3泊4日のスマホなし旅”。
向かった先は岐阜県美濃地方。そこで遭遇した景色とは。
スマホから離れたからこそ、出会ったものとは。
そしてなぜ、目的地に美濃を選んだのか……。
果たして、ふかわは、大切なものを取り戻すことができるのか。
~著者コメント~
スマホを悪者にするつもりも、
手放すつもりもありません。
スマホによって省かれてしまった時間や、
感触を取り戻せたら。
そんな気持ちで出発しました。
一緒に旅をしてくれたら嬉しいです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
まだ完読してないが、、出たし良好。
3泊4日の旅で、出発日から台風、地震などのトラブル発生、そんな中、スマホが無いが故の不便さに「なるほど」と思うのと、、確かに心にゆとりが生まれるかも、、
最後の最後まで素敵な内容。
スマホで世の中便利になりすぎて、移動中はスマホばっか見て車窓の変わりゆく景色とか知らずに、また街中でも人との直接の触れ合いが無くなってるよなと改めて感じさせてくれました。
「あとがき」も良く、旅の前半で出会った和紙がこの本の中表紙に使っている事に触れ、私も読んでてそれまで気づかなかったんだけど、「確かに」と実感。
あとがきの後には、旅の途中に写るんですで撮った27枚の写真も素敵。ちゃんと27枚でした.
ふかわさんの「旅のしおり」を参考に私も似たような事やってみようかなと思いました.でも私の場合、「緊急事態用」とか理由つけてスマホをカバンに忍ばせるんだろうな.
Posted by ブクログ
私もスマホを置いて旅したくなりました。気づいたらスマホを触ってしまい、スマホがなければ成り立たない毎日。電車でもどこでも皆んなスマホと睨めっこ。そんな毎日が本当に息苦しいとたまに感じる。旅行とまではいかないけれど、スマホから離れる時間を積極的にもつようにしたいと思った。
ふかわさんの語り口が好きで、これまでも読んできたけれど、本作がいちばん好きです。
Posted by ブクログ
アイスランドの本が好きで2年に一度ぐらい読み返しています。先日、あの頃の白いヘアバンドを大事にまだ持っていらっしゃるのをSNSですが、知りました笑 さまーずのYouTubeで付けていたヘアバンドもそのヘアバンドなのかな、無印良品のヘアバンドだと知り、嬉しくなりましたね。たまに断捨離!!せねばと思う時がありますが、ふかわ本を読むと断捨離したくなくなります。
私も旅行のときは写ルンですを持っていってみよう。初版予約して購入してましたが、もったいなくてようやく読みました。 2023/04/29
また大事に読み返したいと思います。
Posted by ブクログ
スマホを置いて岐阜県を旅してみたふかわさんの旅行記。スマホも本も見ずにぼーっとする大切な時間、今後も頭の隅に置いておきたい。美濃の"うだつの上がる町"は行ったことがあったけど、"うだつ"の意味も知らずにいたので、もう一度訪れたいし、今度は宿泊してみたいなぁ。やわらかい文体で読みやすく、ほかにもエッセイを出されているようなので読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
ちょうど似たようなことをやってみたいな〜って思ってて手にした本。個人的に岐阜好きだしおまけで旅のしおりがあって私もスマホを持たずに旅したいな!って気持ちが強くなった。
りんごの木の下でも好き
Posted by ブクログ
ふかわりょうさん、お笑いのイメージよりもNHKFMの「きらクラ!」のイメージ。車窓風景のようにクラシック音楽を味わう人で好感が持てた。
「スマホを置いて旅したら」の本を開くと、肌触りのいい和紙が挟まっている。
これだったかのか。ふかわりょうさんの求めたものの一つが。
台風の影響のある中、使い捨てフィルムカメラを持って旅に出たふかわさん。スマホがないことの不安を抗いながら旅をしていく。
「このバスでいいのか。どこで降りるのか。」
私もこんな不安を抱きながらバスに乗ったことがある。グリーグの生家を訪ねた時だ。運転手さんが、「グリーグ」みたいな言葉を何度も連呼してくれたから降りることができた。
ふかわさんの「うだつ」と「ケイちゃん」と「美濃和紙」の旅。
スマホを置いたら自分を充電することができたというふかわさん。
「世の中には見えているのに見えていない。聞こえているのに、聞こえていないものがありますね。」という言葉は示唆に富んでいる。
Posted by ブクログ
スマホとの関係を見直す良いきっかけになりました。
まだスマホを完全に手放すことは考えられないけれど、日常の中で距離を置くことはできそうです。
タイトルばかりに目がいき、作者がふかわりょうさんだと途中で気づきました。穏やかというか、落ち着いたというか、まるで絵本のような文章で読んでいて心地よかったです。他の作品も読んでみようと思います。
美濃に行き、水琴窟の音も聞いてみたいです。
Posted by ブクログ
いくつかの旅を書いているのかと思いきや、三泊四日の旅を一冊に記したもの。
台風に始まり、長良川に水琴窟、鍾乳洞と、水に深く関わる旅は、その行程も文の運びもとても趣深く、様々な水音が聴こえてくるようだった。
スマホを置いて旅。しかもひとり旅。憧れるけど難易度高そう。でも憧れる。
Posted by ブクログ
ふかわさんの書く文章は詩的で良いです。多少比喩が多すぎて情景が分かりづらかった気もしますが、体験自体や選んだ場所、一人旅の良さを改めて感じました。こうして美濃和紙がほんの装丁に使われているのも味わい深かったです。
Posted by ブクログ
面白かった!
「目的地を見失ったら、人生に迷ったら、スマホを置いてみてください。スマホの充電もいいですが、自分を充電することも、どうか忘れないでください」←忘れないようにしたい。
Posted by ブクログ
ふかわりょうがスマホを持たずに岐阜各地を旅するエッセイ。地元民でも知らない岐阜の良さを教えてくれた。
一人旅につきもののトラブルを楽しみながら思い出に変えていく考え方は勉強になった。
読みやすい文章と独特の言い回しが笑いながら読めた。
Posted by ブクログ
お笑い芸人・タレントとして活躍する著者が題名の通りスマホを家に置いて3泊4日の旅に出た道中を記した一冊。ちなみにガイドブック等は活用しているので情報NGではなくデジタルデトックスの意味合いが近い。それにしても地図にカメラに店探しや乗り換え検索に、スマホ無し旅って今やめちゃくちゃ難しそうに思えてしまうよなぁ。ゼロ年代はみんなそういう生活をしていたはずなのに。不便が贅沢になる時代が来るとは。自分も数年前に一人旅した先で本書の言うところの“おじゴリズム”で2軒目に連れて行かれて奢って頂いたことあって楽しかったのを思い出す。夏休みの旅行計画を前に良い時期に読めた。
Posted by ブクログ
『風とマシュマロの国』を読んでから大好きなふかわさん。
デジタル化の波によって蔑ろにされがちな、「自分の目や耳や肌で世界を感じること」を大切にされている方です。
どの著書を読んでも、人間らしく生きていらっしゃる方だなと感じます。憧れの生き方です。
スマホ自体を手放すのは難しいですが、ちょうどSNSから距離を置こうかなと考えていたところだったので、この本に背中を押されるような形でアカウントを止めました。
私もスマホによって奪われてしまった大切なことに目を向けてみたいと思います。
Posted by ブクログ
ふかわの旅エッセイ。
スマホを置いて新横浜から岐阜に行って鮎食べたり和紙を漉いたりする。
スマホのカメラを使わないで使い捨てのカメラで旅がしたくなりました。現像が楽しみ。
鮎美味しそうでした
Posted by ブクログ
いわゆるデジタルネイティブな10代・20代は、はたしてスマホ無しで旅行など出来るのだろうか?と考えてしまいました。分厚い時刻表も地図も要らない、決済も出来る、写真も高画質で撮れる...うん、やっぱり便利過ぎて恐ろしいですね。
Posted by ブクログ
スマホを家に置いての旅。
現代人は仕事もプライベートもスマホに縛られて、ゆっくり景色を眺めたり、ぼーっとしたりする時間ってなくなってる。
昔、京都出張の際にスマホを見ずに街を歩きながら、ふらっと入ったおばんざい屋さんがサイコーでずっと思い出に残っている。
スマホに決めてもらうのではなく自分で意思決定をし、時には寄り道しながらの人生がいい。
Posted by ブクログ
タイトル通り、ふかわりょうさんがスマホを置いて岐阜に旅に行くエッセイ。
ふかわさんのこと詳しく知らなかったけど、作者紹介で「テレビ・ラジオのほか、文章を書いたり曲を書いたり、ぬかるみの中で暮らしている」と書かれていて、一気に引き込まれた。
ふかわさんのふとした表現のおかしみというのだろうか、そこからくる可愛らしい言葉遣いが好きだなあ。
スマホを車内で留守番させて、スマホのない生活の予行練習する話が好き。
スマホ置いて旅に出てみたいなあと思いつつ、タクシー移動が多い旅だからこそできる部分もあるなあとは感じたけど、スマホがない旅にも魅力を感じるようなエッセイだった。
「もしもスマホを持って旅したら、たびたび日常にログインしていたかもしれません」という表現にしっくりきた。
つい生き急いでしまいがちな人間なので、ぼーっとする時間を取り戻す旅、素敵だなあと感じた。
スマホがあるからこそ融通を効かせられるというのはあるけど、スマホがないからこそぼーっとしながら「今」を楽しむ旅と、どっちが自分に合ってるか試してみたいな。
Posted by ブクログ
さらっと読めて面白かった。奇をてらったところがなくて、安心して読めます。
3泊4日くらいの旅を一冊の本にしてしまう文章力がすごい。挿絵も面白かった。
岐阜のうだつって行ったことあるなぁ…
Posted by ブクログ
「スマホなしの生活ですか。いいですね」
スマホなしの生活をすると言えば、やっぱりこんな返答が多いのかもしれない。でも私もそうだけど、ほとんどの人がやらないんですよね。
スマホを手放したいのに「手放せない」のか、それとも「手放さない」のか。意外にスマホを欲しているのはほんとは自分自身じゃないかと思わされました。
Posted by ブクログ
この本P64~P75に登場する…
美濃市にある「旧今井家住宅」へ、このGWに行きました。
そこの館長さんは、とってもお話上手。
「お時間ありますか?」と、聞かれました。
時間によって、説明時間を調節してくださるようです。
3時45分くらいに入館。(4時半に閉館)
5時前まで説明してくださいました。面白い!
その中で、ふかわりょうさんが来て、
館長さんの話を2時間聞いて行ったと。
朝来て、チェックアウト後、また来たそうです。
ふかわさんは、プライベートで来ていたので、
尋ねることはしなかったそうです。
出版社から、内容確認の連絡をもらったとか。
そして、サイン入りの本を頂いたとのことでした。
内容も少し教えて頂き…
「え~~欲しい!読みたい!」
隣の隣の「山根和紙の店」で購入できると…
買っちゃいました!
感想…
スマホに拘束されているというのは、本当にわかります。
私もSNS中毒かもなぁと思いました。スマホなんて無くても暮らせるはずですが、つい、見てしまいますし、いいねの数に一喜一憂している自分がいます。
「スマホを置いて旅したら」すっごく、良いですね。