ユゴーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
名作と呼ばれる作品は昔から苦手だったのですが、
この本を読んで、その偏見がなくなりました!
5巻すべて読むのに2ヶ月以上かかりましたが、読んでよかったと思います。
だけど、作者が伝えたいことが(それもとても強く伝えたいことが)何かあるのはわかっているのに、それが何なのかがわからない。
これかな?と思うと、なんだか違うな、って次に思わされたりして。
時間はかかるけど、もう一度読みたいです。作者が何を伝えたくてこんな超大作を書いたのか、知りたいです。
これだけ長いので、色々と心に響く部分はあるのですが、個人的にはジャンヴァルジャンが良心と欲求に葛藤している部分(数回あります)が、共感できてよか -
Posted by ブクログ
第五部「ジャン・ヴァルジャン」。1832年6月5日、パリの共和主義者は一斉に蜂起し、市街戦を展開する。その中には傷ついたマリユスや、彼を助けるジャンの姿も見られた。やがてコゼットとマリユスは結婚し、ジャンはマリユスに自分の素性を語り、離れて暮らすことになるが、コゼットがいなくなるとジャンは心身ともに衰え、二人が駆け付けたときにはすでに死の床にあった──。
激しく繰り広げられた市街戦によってマリユスの友人が全員戦死したり、テナルディエはどこまでいっても悪人のままでしかなかったり、ジャンの心の葛藤であったり──クライマックスに向けて様々な場面が描かれ、心に痛みを覚えたり、手に汗握る戦闘にこちらも -
Posted by ブクログ
第四部「プリュメ通りの牧歌とサン・ドニ通りの叙事詩」。パリは陰謀が渦巻き、共和主義者は「ABC(下層の者)」という秘密結社を作っていた。この混乱の中にあって、マリユスは可憐なコゼットとの愛を育てていく。
ついにコゼットと会い、言葉を交わすことができたマリユス。そのことをずっとジャン・ヴァルジャンは知らなかったが、革命の狼煙がついにあがったパリの中で、ある日ついに彼はコゼットとマリユスの関係を知ってしまう。
父性という愛の中にすべての形の愛情を包含しているジャン・ヴァルジャンのマリユスへの嫉妬やコゼットへの苛立ちは、人間的な感情であると同時に、人間の醜さ、弱さでもある。彼の心の動揺がどんな結果 -
Posted by ブクログ
第三部「マリユス」。頑固な祖父にさからって、ひとり下宿生活を始めたマリユスは、窮乏の生活の中で、次第に共和主義に傾倒してゆく。その頃、彼が毎日散策に出かける公園で必ず出会う親娘があった。誇り高く純真な青年マリユスは、その未知の少女の清らかなまなざしにとらえられ、可憐な姿に憧れを抱く。娘は、ジャン・ヴァルジャンに養われているコゼットであった。
この巻で重要人物となっていたジョンドレット一家が実はジャン・ヴァルジャン、そしてコゼットにとって因縁の相手であったという事実に驚いた。
だんだん複雑に絡んでくる人間模様と、近づく革命の狼煙に、物語の続きが気になって読むスピードが早くなった。
マリユスとコ -
Posted by ブクログ
第二部「コゼット」。自ら自分の過去を明らかにしたために、市長から一転して再び監獄生活に戻ったジャンは、軍艦で労役中にマストから海に飛び込んで巧みに脱出する。自由を得た彼は、ファンチーヌとの約束にしたがって、幼くして捨てられたその娘コゼットを、悪辣な養父母のもとから救い出し、彼女を伴ってパリの暗闇の中へと潜入する──。
テナルディエ家でのコゼットの凄惨な生活に、とても胸が締め付けられた。そこに突然現れたジャンによって救い出され、安息を得たのも束の間、今度はジャンがジャヴェールによって追われることになる。その息つく間もない逃亡劇に、時間を忘れて夢中で読んだ。
辿り着いた先での修道院の下りは、説明 -
Posted by ブクログ
レ・ミゼラブルの第2巻。コゼットとジャン・バルジャンを中心とする展開。
ジャベールは相変わらずの執念深さでジャン・バルジャンを追い続ける。強い正義感は片方から見たら異常でしかないよなと改めて思う。加えてコゼットの養父母のずる賢さも度を超えているが、ジャン・バルジャンも施しを続けて目立つとか大金をためらいもなく払うとかちょっと無防備すぎるだろと思う。
ユゴーが時折物語の中で描くように、監獄と修道院のように一見相反するものをよくよく観察するとどちらも抑圧的な環境で贖罪をするという共通点が浮かび上がる。そして修道院が亡くなった修道女の願いを叶えて墓地ではなく修道院の地下に埋葬するように善か悪かは