ユゴーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ユゴー 「 レミゼラブル 3 マリユス 」マリウスは浮浪児、ジョントレッドは腹黒い貧乏人 として対照的に描いている。その差は 心の中の虚無、地獄、暗黒にある
1章 パリの微粒子的研究
*パリは野次馬にはじまり 浮浪児に終わる〜王政は野次馬の中にあり、無政府は浮浪児の中にある
*浮浪児は心に賢者を秘めているので、パリを愛し 孤独を愛する
*浮浪児は 不幸だからこそ楽しく暮らす者である
*「大胆に」は 「光あれ」に等しい〜人類の前進のため〜豪胆は 人間の最も偉大な光となる
マリウス=ブルジョア→ナポレオン崇拝=共和制
7章 地獄
*人間のあらゆる社会には 奈落(=地獄)がある〜社会の地面は -
Posted by ブクログ
ユゴー 「 レミゼラブル 2 コゼット 」 ジャンバルジャンの破滅 と コゼットとの出会い
ワーテルローの戦い
*ナポレオンの破滅→世界の方向転換
*勝利の後に急速に成長するのは 未開民族だけ〜しはしば戦争に負けて進歩を遂げることがある〜負けるが勝ち
*フランスは諸国民の魂を目覚めさせるためにある→自由はフランスから光を放つ
著者の思想
*ニヒリズムに価値はない→虚無は存在しない→全ては 何ものかである
*人間はパンより肯定で生きている→哲学はエネルギーでなくてはならない→人間の改良に努力しなければならない
*理想とは 人間精神にとって 呼吸でき 食べることができるものでなければならない
-
Posted by ブクログ
西洋は贖罪と神の救済があれば、
比較的簡単にやり直すことが出来る世界と思っていたが
ファンティーヌもジャン・ヴァルジャンも
これほどまでの救いの無い・薄い状況を耐えなければ
望む世界に生きることが出来ないのだろうか。
宗教的/理想的背景な善の姿、と現実の社会で
存在・発生せざるを得ない悪、否「外れた者」の
必死に「生きる」姿、葛藤、悶え、足掻く姿が
時を超えて重くのしかかる。
スタートから100ページ以上とにかく長い。
じっくり描き込んでいるのだけど、ここまで必要か。
と、思ってしまうのは単に筋書きだけを追う
エンターテインメントに染まってしまったからなのか。
残り4冊。「ああ無情」というタ -
Posted by ブクログ
「本好きと言う割には読んでないなんてちょっと恥ずかしいんじゃない?的本をこの際だからまとめて読んでしまおうキャンペーン」第…いくつだっけ?
ストーリー自体は難しくはない…と思うんだけど。
途中途中で出てくる歴史だったり文化だったりが…おバカさんなんですごめんなさい。
教科書やらウィッキー君やらにこんなにお世話になった本はありません。
フランス人だったら面白く読めたと思うんだけどなあ。
読んでも読んでも先に悲劇や破滅の気配がして、手が止まる止まる。
まあラストは落ち着くところに落ち着いた感が。やれやれ。
章のタイトルやちょっと言い回しが洒落てて、フランスっぽいなあ、と。
原語で読めたらもっと楽 -
Posted by ブクログ
第三部「マリユス」。例によって、ユゴーのパリ描写が多い。最初はパリの浮浪児の描写、そして学生たちがつくった共和組織、ABCの会の様子を描写している。マリユス・ポンメルシーは、テナルディエがワーテルローで偶然救ったポンメルシー大佐の息子である。王党派ブルジョアの祖父に育てられるが、やがて父の偉大さを知るようになり、ボナパルティストとなる。そして、弁護士となったマリユスは、謎の白髪の老人ルブラン氏を知り、その娘に恋するようになる。クライマックスは、ジョンドラッドがルブラン(実はジャンバルジャン)を待ち伏せし、娘(コゼット)を人質に脅迫しようとし、それが失敗すると、ルブラン氏を殺害しようとする場面で
-
Posted by ブクログ
第二部「コゼット」である。とはいえ、ファンチーヌの娘、コゼットのことが語られているのではなく、二つの大きな挿話、というより、ユゴーの時代描写が大部分を占める。第一の挿話は、テナルディエを引き出すためのワーテルローの戦いであり、第二の挿話は修道院の制度や暮らしぶりである。ワーテルローでは、ナポレオンの天才が、堅実なウェリントンに敗れるところを詳細に描き、19世紀という理性の時代がナポレオンの独裁を許さなかったことを示し、修道院の話では、聖と俗の対比をめぐる思索が展開されている。フランス革命の理性主義は、信仰にも及ぶのであるが、ユゴーはなお「真の宗教」を認めている。しかし、修道院生活が自由をを圧殺