ユゴーのレビュー一覧

  • レ・ミゼラブル(二)

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    ネタバレ

    あっというまに読んでしまった・・
    コゼットのターン。

    もう、ぜんぶおもしろいんですけど、あーたまらん、って思ったポイントは、
    宿屋で虐げられているコゼットが、しかられたくなくて平気でおかみさんに嘘つくところ(なんてミゼラブル・・!)と、修道院の描写でした。
    レミゼはたまに本筋に対しては補完でしかないようなことをえんえん書いてるくだりがありますけどそれがなんともいえずすばらしい・・。
    あと、ふたりが愛にめざめるところもすてきでした。

    つぎはついにマリユスか・・ひきつづき3巻にとりかかります。

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    2013年05月22日
  • レ・ミゼラブル(一)

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    ネタバレ

    やばい、すごくおもしろい。
    いままでなぜ手をつけなかったんだろう。きっかけをくれた映画ありがとう・・。

    展開は映画ですべて知っているわけですが、そんなことどうでもいいくらいおもしろい。文章がすてき。こんな言い方も何だけど、おしゃれな言い回しだな!と何度も思う。

    1巻はやはり終盤の裁判所へ向かう一昼夜でしょうか。
    そしてバカでかわいそうなファンチーヌ!
    ミゼラブルです・・。

    ひきつづき2巻にとりかかります。

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    2013年05月08日
  • レ・ミゼラブル(一)

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    覚悟を決めて読み始めたはずなのに、やっぱり挫折しそうになりました。笑
    最初の100ページと、パリの若者たちのあたり。
    昔の自分、良く頑張って読んだもんだ。

    1巻は「ファンチーヌ」の巻。
    ミリエル司教について、
    ミリエル司教とバルジャン、
    バルジャンの改心とファンチーヌの生涯が描かれてます。

    とにかくファンチーヌが哀れすぎてもう…。
    マドレーヌ氏と出会って救われたとはいえ、
    息絶えるシーンが舞台版の印象とは大きく異なるので
    彼女の生涯については本当に「哀れ」というしかない。

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    2013年03月23日
  • レ・ミゼラブル(一)

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    邦題「ああ無情」としても知られている名作です。
    つまり名作ゆえに過去児童書等で何となくあらすじは知っている(…ような気がする…)ので改めて手に取るまでもなかろうと思いがちな作品の一つなのかもしれません。
    ですが機会があれば一度は全編読み通してみることをおすすめします。
    タイトルの Les Misérables は「みじめな人々」の意。
    本来ならいわゆる社会の下層階級に属する弱者のことを指すのでしょうが、作品を読んでいくうちに、みじめな人々とは一体誰のことなのかと考えさせられます。
    加えて19世紀フランスの社会情勢や民衆の生活が実に細かく描写されていますので、当時を知るための歴史資料にもなりうる

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    2013年02月26日
  • レ・ミゼラブル(四)

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    半分はストーリーの本筋とは違う内容で、革命の歴史についてだったり、哲学についてだったり、レトリックや隠語についてだったり。適当に飛ばしつつ読んだ。

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    2013年02月18日
  • レ・ミゼラブル(二)

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    映画では自分がジャン・ヴァルジャンだと名乗りでた後も別に逮捕されていなかったと思うが、原作ではジャン・ヴァルジャンは再度逮捕・服役。その後、海に投げ出されそうになった人を救いつつ再脱獄。なんか20世紀少年のオッチョとイメージが重なる。
    ワーテルローの戦いについてもかなり詳細に書いてあった(飛ばしたけど)。宿屋の親父とマリウスの親父とのエピソードは映画になかったよな
    コゼットを救い出してパリに潜伏していたジャン・ヴァルジャンがジャヴェールに見つかって逃げ、修道院に匿われるというシーンは映画だとどうなってたかなぁ。。。それにしても修道院そのものについて延々と語られても。。。ということでここもかなり

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    2013年02月15日
  • レ・ミゼラブル(一)

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    映画をみて原作も読もうと思った。映画の小さなセリフの意味がよくなかったりして面白いが、いかんせんセリフが長過ぎる。
    改行なしで2ベースのセリフとか頭おかしい。

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    2013年02月14日
  • レ・ミゼラブル(五)

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    ネタバレ

    レミゼは自分の中での位置づけが難しい。
    モンテクリスト伯と同じくらい大好きな本だけど読み終わると当分読みたくないと思う。
    好きな本は何度も読み返すタイプだがレミゼは一旦読み終わると次に手に取るまでにかなりの期間があく。
    読みた……い気もするけどいや今はいいや……を1年以上かけて10回程繰り返したあとに読みたいが勝ってまた手に取る。そうすると一気に読む。で、また当分見ないこれ、となる。
    理由は全部、ジャン・バルジャンがかわいそすぎるから!!!!!
    同じ理由で読み終わる頃にはマリユスが大嫌いである。
    マリユスに関しては読みたい気持ちが勝ったときでも普通に大嫌いである。もーほんとにもーーーーーーー。

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    2011年06月21日
  • レ・ミゼラブル(一)

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    『ナポレオン三世』の評伝を読んで、興味が沸いたので手にとってみた。岩波少年少女文庫で一度アブリッジされたものを読んだ覚えがある。第一巻は「ファンチーヌ」を収めており、「正しい人」ミリエル司教の生活や、ジャンバルジャンの境遇などが語られ、ファンチーヌがパリ大学の学生であったトロミエスにすてられ、その間にできた子供のコゼットをテナルディエ夫婦にあずけ、失意のまま故郷にかえるという内容が語られている。山場は、巨万の富をえてマドレーヌと名のり、市長となったジャンバルジャンが、自分と間違えて逮捕されたシャンマチウを救うために裁判所へ赴く所の心理描写や、馬車の故障や裁判所の雰囲気などであろう。ファンチーヌ

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    2011年01月12日
  • レ・ミゼラブル(二)

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    何故か表紙が違うけど、これでよいのかしら。

    テナルディエが悪者すぎるが、こんな人ならば何があっても生きていけるんだろうなあ、と。

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    2010年01月14日
  • レ・ミゼラブル(二)

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    全5巻。ジャン・バルジャンの善と悪の葛藤の日々。ラストは号泣。司祭様に救われるシーンが一番好き!けどね、全3巻くらいにまとめられると思う。読むのツラかったよ。

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    2009年10月04日
  • レ・ミゼラブル(二)

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    あれ、(1)を選択したつもりやってんけどなあ。。いいストーリーじゃない?やっぱりいい作品っていうのは子供が読んでもいいもんだね。もっとも子供のときはこのやたら哀しいストーリーを読み返すほど私は不幸せではなかったけれども。

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    2009年10月04日
  • レ・ミゼラブル(五)

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    映画や舞台で興味を持ったので、原作を読もうと思い購読。
    1から5まで読むのに1ヶ月半もかかってしまったので、映画のように2時間半で観れるのはタイパ的にも面白さとしても勝っていると感じた。原作はユゴーの政治的な思想や社会の情景描写、戦争について具体的に書かれているので、それが余計と感じ、読むのに非常に時間がかかった。
    映画との違いも大まかな流れを同じで、数エピソードが違うだけだったので、映画や舞台の方をお勧めしたい。

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    2025年10月20日
  • 死刑囚最後の日

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    レミゼラブルの作者ということで読んでみました。

    こう言った場で感想書くのも初めてなので文才はないと思います苦笑

    ある囚人の死刑執行までの物語。
    古典ならではの独特の表現に?となりながらも言わんとしてることはわかる!

    何より驚かされるのは作者が体験したかのような細かい情景の描写。
    実際に取材したのであろうか?

    特に執行までの生に対する放棄や執着がコロコロと変わる描写は死刑囚の精神的な不安定さを感じる。

    刑場まで溢れんばかりの群衆!群衆!
    当時の民衆にとっては娯楽であったのだろう。
    王政に対する不満の捌け口か?
    そのための公開処刑か?または見せしめか?

    この主人子はどんな名前で何をして

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    2025年03月25日
  • 死刑囚最後の日

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    ワタクシの第二の故郷フランスを代表する作家ヴィクトル・ユゴーの『死刑囚最後の日』です

    ある死刑囚の死刑執行に至るまでの苦しみを克明に描き、死刑制度廃止を訴えた作品

    ユゴーと言えば皆さんご存知『レ・ミゼラブル』ですが、こちらもやはりジャン・バルジャンと言う盗っ人野郎の贖罪の物語と言えなくもない
    ユゴーは罪人に甘いのー

    馬鹿たれ!そんな単純な話ではないわ!(# ゚Д゚)

    まぁジャン・バルジャンは飢えを凌ぐための犯罪なので、むしろ社会が悪い!がユゴーの主張なんだがそれはとりあえず今置いておきます

    『死刑囚…』な

    うーん

    まぁ、皆さんご存知の通りすでにフランスでは死刑制度は廃止されてるわ

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    2024年10月13日
  • ノートル=ダム・ド・パリ 上

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    ディテールすぎる部分は真剣に読むと辛くなるなと思ったので、濃淡をつけながら読むと意外と楽しく読めた。(ユゴー自身、だらだら書いちゃったけどつまり…とサマリーをつけてくれていたのが可愛らしかったw)エスメラルダがグランゴワールを助けるシーンはワンピースばりのドキドキ・臨場感を感じめちゃくちゃ惹き込まれて、そこがあったから上巻は頑張れた。改築に対するお気持ち表明は、いつの時代も同じ議論がされるものだとクスッとしてしまった。

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    2023年01月07日
  • 死刑囚最後の日

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    或る死刑囚の死刑台に登るまでの苦悩、戦慄を描き、死刑制度反対を唱えた作品。解説と訳者あとがきが厚く、時代背景、同時代の識者の考え方がよくわかった。日本ではまだ死刑は続いており、社会的排除や見せしめではなく、被害者の気持ちを慮っての意味合いが近いのであろうが、被害者の復讐の代行という意味であればおこがましい。キリスト教国との風土が異なるのだろうが、死刑制度にメリットは無く反対である。2022.10.8

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    2022年10月10日
  • レ・ミゼラブル(四)

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    ネタバレ

    コゼットに恋心を抱きながらも声をかけられずにいたマリユスだったが、ファンチーヌの力でコゼットの家を突き止め、コゼットとの愛を育む。
    一方、パリでは革命が起こりつつあり、二人の仲に影を落とす。
    密かにマリユスに恋心を抱くファンチーヌと、ふとしたことからコゼットの恋心に気づくジャンバルジャンの二人が間に入り、マリユスとコゼットはすれ違ってしまう。
    絶望したマリユスが、死を望み、革命に身を投じる。

    ジャンバルジャンの捨てたと思われた欲が、コゼットを通して顕となり、人間の業を考えさせられる。悲劇的とも言える運命の中、各々がどんな行動を取り、結末を迎えるのか、最終巻が気になる。

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    2022年03月11日
  • ノートル=ダム・ド・パリ 上

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    ノートルダム聖堂が火事になった時に、『ノートルダムのせむし男』というタイトルで、子供時代に読んだ記憶があり、原作を読み直したいと思っていました。

    『レ・ミゼラブル』もそうなんですが、ユゴーは知識豊富で物語の合間に、地理的説明や歴史やはては建築学、印刷機の発明など、薀蓄を滔々と述べる部分が、読み進むのにしんどいです。19世紀文学の特徴ですね。

    その19世紀から300年さかのぼった、つまり、15世紀のパリを鳥瞰にしたり、ノートル=ダムの建築学的説明や、当時のパリ市政・人事関係や、また一般民衆の風俗や暮らしの仕組みなど、微に入り細を穿つ記述でありまして、なおややこしく感じるのです。

    そんな合間

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    2022年02月25日
  • レ・ミゼラブル(三)

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    ネタバレ

    前巻から場面が変わり、マリユスという青年が主人公となる。
    マリユスは祖父に育てられ、その祖父と父は、政治的な信条の相違から疎遠に。そのため、マリユスも父に愛されていないと感じていたが、ひょんなことから父親の真意を知る。それをきっかけに、マリユスは独り立ちする。
    貧窮の中、なんとか生活を立てた中、彼はコゼットを恋する。ただ、彼の住まいの隣には偶然にもコゼットの養父であった、テルナディエが住んでおり。。。
    最後はサスペンスや冒険活劇を思わせる山場。
    偶然ながら、マリユスの目の前で、ジャンバルジャン、ジャヴェール、テルナディエが邂逅する。
    辛くもジャヴェールから逃げおおせたジャンバルジャンだが、やは

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    2022年02月13日