ユゴーのレビュー一覧
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ネタバレコゼットに恋心を抱きながらも声をかけられずにいたマリユスだったが、ファンチーヌの力でコゼットの家を突き止め、コゼットとの愛を育む。
一方、パリでは革命が起こりつつあり、二人の仲に影を落とす。
密かにマリユスに恋心を抱くファンチーヌと、ふとしたことからコゼットの恋心に気づくジャンバルジャンの二人が間に入り、マリユスとコゼットはすれ違ってしまう。
絶望したマリユスが、死を望み、革命に身を投じる。
ジャンバルジャンの捨てたと思われた欲が、コゼットを通して顕となり、人間の業を考えさせられる。悲劇的とも言える運命の中、各々がどんな行動を取り、結末を迎えるのか、最終巻が気になる。 -
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ノートルダム聖堂が火事になった時に、『ノートルダムのせむし男』というタイトルで、子供時代に読んだ記憶があり、原作を読み直したいと思っていました。
『レ・ミゼラブル』もそうなんですが、ユゴーは知識豊富で物語の合間に、地理的説明や歴史やはては建築学、印刷機の発明など、薀蓄を滔々と述べる部分が、読み進むのにしんどいです。19世紀文学の特徴ですね。
その19世紀から300年さかのぼった、つまり、15世紀のパリを鳥瞰にしたり、ノートル=ダムの建築学的説明や、当時のパリ市政・人事関係や、また一般民衆の風俗や暮らしの仕組みなど、微に入り細を穿つ記述でありまして、なおややこしく感じるのです。
そんな合間 -
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ネタバレ前巻から場面が変わり、マリユスという青年が主人公となる。
マリユスは祖父に育てられ、その祖父と父は、政治的な信条の相違から疎遠に。そのため、マリユスも父に愛されていないと感じていたが、ひょんなことから父親の真意を知る。それをきっかけに、マリユスは独り立ちする。
貧窮の中、なんとか生活を立てた中、彼はコゼットを恋する。ただ、彼の住まいの隣には偶然にもコゼットの養父であった、テルナディエが住んでおり。。。
最後はサスペンスや冒険活劇を思わせる山場。
偶然ながら、マリユスの目の前で、ジャンバルジャン、ジャヴェール、テルナディエが邂逅する。
辛くもジャヴェールから逃げおおせたジャンバルジャンだが、やは -
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子供の頃からホラー映画の傑作の一つと認識していたが、NHKの「100分で名著」を観て、人間の業や欲望の醜さを、まざまざと見せてくる人間模様が面白そうと思い読み始めた。
ところが、カジモトやエスメラルダやフロロの話がなかなか始まらない(汗)。
観光ガイドのようなノートルダム寺院とパリの景観の説明が長すぎるのが辛かった。
ユゴーの歴史的価値の有る建築物への強い想いは十二分に伝わって来たけどね。
私のような者には、建築が印刷に駆逐されると言う論理も、いまいち理解出来なかった。なんで??
ドロドロの醜い人間模様が本格的に語られる下巻に期待したい。 -
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「 レミゼラブル 4 プリュメ通りの牧歌とサン・ドニ通りの叙事詩 」
富を生み出し、富を配分する→同時に解決する
*労働力をうまく使う→公共の力が生じる
*利益をうまく配分する→個人の幸福が生じる
*公共の力+個人の幸福=社会の繁栄
「革命のときは 貧困は原因であり、結果でもある」
社会を食いものにして怠けて暮らすことは 〜どん底に落ちること→怠け者はつらい仕事→正直者になる方がラク
人間の区別は「輝く人」と「暗黒の人」
*「輝く人」を増やして 「暗黒の人」を減らす
*教育は 灯りをつけること
*光は涙の中に生まれる〜輝く人は 暗黒の人に対しても涙を流す
「人間同士の戦争は どれ -
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ユゴー 「 レミゼラブル 3 マリユス 」マリウスは浮浪児、ジョントレッドは腹黒い貧乏人 として対照的に描いている。その差は 心の中の虚無、地獄、暗黒にある
1章 パリの微粒子的研究
*パリは野次馬にはじまり 浮浪児に終わる〜王政は野次馬の中にあり、無政府は浮浪児の中にある
*浮浪児は心に賢者を秘めているので、パリを愛し 孤独を愛する
*浮浪児は 不幸だからこそ楽しく暮らす者である
*「大胆に」は 「光あれ」に等しい〜人類の前進のため〜豪胆は 人間の最も偉大な光となる
マリウス=ブルジョア→ナポレオン崇拝=共和制
7章 地獄
*人間のあらゆる社会には 奈落(=地獄)がある〜社会の地面は -
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ユゴー 「 レミゼラブル 2 コゼット 」 ジャンバルジャンの破滅 と コゼットとの出会い
ワーテルローの戦い
*ナポレオンの破滅→世界の方向転換
*勝利の後に急速に成長するのは 未開民族だけ〜しはしば戦争に負けて進歩を遂げることがある〜負けるが勝ち
*フランスは諸国民の魂を目覚めさせるためにある→自由はフランスから光を放つ
著者の思想
*ニヒリズムに価値はない→虚無は存在しない→全ては 何ものかである
*人間はパンより肯定で生きている→哲学はエネルギーでなくてはならない→人間の改良に努力しなければならない
*理想とは 人間精神にとって 呼吸でき 食べることができるものでなければならない