蝉谷めぐ実のレビュー一覧

  • 万両役者の扇

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    芝居に魅入られ、身も心も芸に打ち込む狂気を描く連作短編集

    文章の隅々まで、芝居が息づいている

    連作として通読すると、時代小説ザ•ベスト他で短編として拝読していた時とはまた違う迫力ある

    (残酷描写あり 苦手、弱い方は気を付けてください)

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    2024年09月06日
  • 歴屍物語集成 畏怖

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    ネタバレ

    【収録作品】
    序章 天野純希
    「有我」矢野 隆
    「死霊の山」天野純希
    「土筆の指」西條奈加
    「肉当て京伝」蝉谷めぐ実
    「ねむり猫」澤田瞳子
    終章 天野純希

    ゾンビテーマの時代小説アンソロジー

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    2024年08月23日
  • 化け者心中

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    気の狂った贔屓に足を切られ舞台に立てなくなった元人気女形魚之助が、ひょんなことから知り合いになった鳥屋の藤九郎と共に、芝居小屋に現れた鬼探しをすることに。
    その鬼は本読みの最中に演者の誰かを喰らい、その演者になり替わっているという。

    誰よりも人気が出たい。
    誰よりも上手くなりたい。
    芸のためなら人を陥れることも、殺めることもいとわない。

    そんな鬼よりも恐ろしい心玉を持った役者たち。
    本当に鬼がいたんだろうか?

    そんな疑念が浮かびつつ読み進む。

    やっぱり鬼はいたんだな。
    でも、その鬼は悲しい。
    鬼よりも人間のほうが恐ろしいのかもしれない。

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    2024年02月24日
  • 化け者心中

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    足を失ったため、失意の中で、舞台から遠ざかった女形。それでも、女の装いと振る舞いを続ける。
    男と女との間で揺れる女形が、芝居小屋に潜んだ鬼を探る中で、芝居に対する血のにじむ努力、才能に対する葛藤が露わになる。
    男と女、人と鬼、善と悪、嘘と真の境界が揺れ動く。見る角度で境界が変わる。本当は、境界など無いのかもしれない。
    現実世界でも、二元論ではなく、多様な見方を意識していたい。

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    2024年02月18日
  • 化け者心中

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    ネタバレ

    生きている人のほうが怖い。
    役をいきるとは、その場面になんとしてでも演れるということ。
    自分にはやれんなぁと思ったことを思い出した。

    文体が途中でなれなくて、読むのが辛かった。
    後書に擬音語、擬態語が多いと書かれてて、なるほどと思った。
    好みの話だが。

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    2023年08月28日
  • 妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート

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    タイトルの通り、「陰陽師(夢枕獏著)」の基軸に、夢枕先生をはじめとするさまざまな作家の短編がまとまったトリビュート小説集。
    過去作もありつつも、話や時系列が整っていて、初めて「陰陽師」の世界を読む人でも入りやすい内容になっている。

    各作家の作品が、平安時代を飛び出したり、メインの晴明や博雅が出つつも、第三者の視点であったり、出なかったりと、意外な新鮮さがあって面白かった。

    5作家・6作品の中では「遠輪廻(武川佑著)」が印象的かつ好きな内容だった。
    「陰陽師」の世界の時間軸より時を経た舞台であるにもかかわらず、「陰陽師」の世界としっかり結びついており、作品内の美しい儚い描写に読み入ってしまう

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    2023年07月29日