蝉谷めぐ実のレビュー一覧
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晴明様特集をしていた『オール讀物』2022年8月号を既読だったので、純粋に初読だった作品は『哪吒太子』くらいだったかもしれない。
他も上記のものを読んでいると既視感のある作品だったし。
それでも、一冊で様々な方の晴明様、もしくは陰陽師話が読めるのはお得である。
そして、改めて夢枕獏先生の晴明様と博雅...続きを読むPosted by ブクログ -
歌舞伎が好きな私は楽しく読む。
昨年読んだこの本が吉川英治文学新人賞受賞との新聞記事を読む。「小説のために全てを投げ出してもいい。小説の奴隷として頑張りたいと思います」という受賞の言葉もいい。2023/3/7Posted by ブクログ -
夫婦というより女同士の友情みたいな、志野が自我に目覚める話というか。夫婦のことは当人同士にしかわからないもんだと。夫が普通に男だったら志野は変わらないままだったんだろうなあ。ちょっと変わってて面白かった。Posted by ブクログ
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幕引で引くほど泣いた
相手を一番に考えると生きていくことと未練を残さないで逝くこと、どちらを優先させるのか難しすぎた
生きていてほしかっただろうに、燕弥の女房になれたあの日で満たされたことにした気持ちが切なくてつらい
未練を残さないで逝けたのはよかったのか…
白粉憎いね…
あぁ、しんどいPosted by ブクログ -
最初は読みづらいなと思ったけれど、章が進む毎に書き手と登場人物と一体化していく感覚。読書って楽しい!と思った1冊でした。読み終わって2日経ちましたがまだ余韻がすごいので記録。寝る前に読んで、号泣しながら寝落ちしたのは久々でした。Posted by ブクログ
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常人には理解し難い芸事を突き詰めた役者の徹底が生む狂気性の沼に引き込まれてゆく人たち。連作長篇の各話に様々な形で《犬》が出てくるけど、可愛さはなく(裏表紙の犬饅頭のイラストは可愛いけど)、小説全体のグロテスクさの象徴のように感じる。Posted by ブクログ
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『化け者心中』の続編
鳥屋の藤九郎と、稀代の女形だった魚之助のコンビ再び。
人の命さえも手段にしてまでも芸道を突き詰めたいと思ってしまう「化け物」たち。
芸に生きる人たちも怖いが、恋に目がくらんだ娘たちが一番怖かった。Posted by ブクログ -
生きている人のほうが怖い。
役をいきるとは、その場面になんとしてでも演れるということ。
自分にはやれんなぁと思ったことを思い出した。
文体が途中でなれなくて、読むのが辛かった。
後書に擬音語、擬態語が多いと書かれてて、なるほどと思った。
好みの話だが。Posted by ブクログ -
タイトルの通り、「陰陽師(夢枕獏著)」の基軸に、夢枕先生をはじめとするさまざまな作家の短編がまとまったトリビュート小説集。
過去作もありつつも、話や時系列が整っていて、初めて「陰陽師」の世界を読む人でも入りやすい内容になっている。
各作家の作品が、平安時代を飛び出したり、メインの晴明や博雅が出つつ...続きを読むPosted by ブクログ -
少し前の少女マンガのよう。
ドジっ子というほどじゃないけれど、最初の方は芝居の女型の夫を夫が望ようには支えれてなかった妻。
けれど少しずつ二人はいい感じになっていって
というところなど少女マンガっぽい。
にしても、しばらくはところてんが怖くて食べれません。Posted by ブクログ