万両役者の扇

万両役者の扇

1,980円 (税込)

9pt

江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎にお熱のお春が、女房の座を狙って近づいたのは……。芸を追求してやまない扇五郎に魅せられた面々の、狂ってゆく人生の歯車。ある日、若手役者の他殺体があがり、ついには扇五郎本人も――「芸のため」ならどこまでの所業が許されるのか。芝居の虚実を濃密に描き切ったエンタメ時代小説。

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万両役者の扇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    お初の蝉谷めぐ美。江戸の芝居小屋を舞台にした、何とミステリーだ。ひねりの効いた展開に惹きつけられること間違いなし。
    ある登場人物がしゃべったり動いたりするというのが小説の普通の順序だが、この作中ではいきなりしゃべったり動いたりする。誰がしたのかはその後に明かされる。
    読者はその「誰」を気にかけながら

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

    うわ すごい本に出会ってしまった
    役に魂を絡めとられてしまった扇五郎とその周囲の者達の狂気を描く
    己の役をつきつめるやりかたに、気色悪くも感動すらおぼえる

    0
    2024年12月09日

    Posted by ブクログ

    まるで歌うような文章力には驚く!舞台役者の舞台に対する執念には感心する。主人公の死に直面した時も舞台役者としてカッコよく取り繕うとはビックリ!

    0
    2024年06月08日

    Posted by ブクログ

    森田座の人気役者扇五郎の魅力に取り憑かれた人々を主人公にした6つの連作短編集。
    胸焼けを感じてしまうほど濃厚。

    0
    2024年12月09日

    Posted by ブクログ

    化け物シリーズがあんな感じなので今度は人が死なない話かな?と思ったら違ったよ!
    芝居に、衣装に、鬘に、それぞれ取り憑かれた人たちの連作短編集。
    カバー裏の犬饅頭かわいい。

    0
    2024年07月26日

    Posted by ブクログ

    著者の既刊は全部読んでいて、化け物心中のコンビが一番好きなことに代わりはない。が、今回は研ぎ澄まされた連作短編で、完成度が一番高いような気がした。

    おんなの女房や、他の方の作品だが、木挽町のあだ討ちも合わせて読むと、どんどん芝居小屋やその小ネタに詳しくなれる。

    作品数が増えるにつれ、これが著者の

    0
    2024年07月15日

    Posted by ブクログ

    江戸の芝居小屋、人気役者に狂わされた人々… 天才と狂人の狭間に映し出されたものとは #万両役者の扇

    ■あらすじ
    江戸の森田座、今村扇五郎は街中で大人気の役者であった。彼は芸のためなら人の道を外れても追求をやまない。そんな彼に魅了されてしまった人々は、次第に人生を狂わされてゆく。さらに人が亡くなって

    0
    2024年07月07日

    Posted by ブクログ

    江戸森田座で売り出し中の役者、今村扇五郎を中心に据えた連作長篇。
    役者とは、その芸のためならなにをしても許されるのか──。饅頭屋が、衣装屋が、鬘屋が、彼に関わったことで変わっていく。
    最初はぎょっとして、なにか仕掛けがあるのではと疑ったが、そんなものはなかった。まさに狂気と紙一重の所業が積み重ねられ

    0
    2024年06月01日

    Posted by ブクログ

    江戸の歌舞伎創成期。人気歌舞伎者の舞台裏から始まる物語は、人に潜む妬みや恨みによって殺害事件へと発展し、下手人を暴いていく筋へと展開する。だが最後には、人気役者が名を残す芝居をもって物語は締めくくられる。
    人気の陰に潜む人間関係を巧みに描きながら、歌舞伎役者は最後まで「歌舞伎魂」を守り抜こうと舞台に

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

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    江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎にお熱のお春が、女房の座を狙って近づいたのは……。芸を追求してやまない扇五郎に魅せられた面々の、狂ってゆく人生の歯車。ある日、若手役者の他殺体があがり、ついには扇五郎本人も――「芸のため」ならど

    0
    2024年12月22日

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