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歴史・時代 5位
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江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎にお熱のお春が、女房の座を狙って近づいたのは……。芸を追求してやまない扇五郎に魅せられた面々の、狂ってゆく人生の歯車。ある日、若手役者の他殺体があがり、ついには扇五郎本人も――「芸のため」ならどこまでの所業が許されるのか。芝居の虚実を濃密に描き切ったエンタメ時代小説。
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Posted by ブクログ
まるで歌うような文章力には驚く!舞台役者の舞台に対する執念には感心する。主人公の死に直面した時も舞台役者としてカッコよく取り繕うとはビックリ!
江戸森田座で売り出し中の役者、今村扇五郎を中心に据えた連作長篇。 役者とは、その芸のためならなにをしても許されるのか──。饅頭屋が、衣装屋が、鬘屋が、彼に関わったことで変わっていく。 最初はぎょっとして、なにか仕掛けがあるのではと疑ったが、そんなものはなかった。まさに狂気と紙一重の所業が積み重ねられ...続きを読むていく。無責任に煽り立てる観客がうざい。その行き着く果てには、自らを主役にした究極の大芝居が控えていた。 一話完結である短篇の面白さに加え、長篇としての整合性も併せ持った見事な作品だった。
常人には理解し難い芸事を突き詰めた役者の徹底が生む狂気性の沼に引き込まれてゆく人たち。連作長篇の各話に様々な形で《犬》が出てくるけど、可愛さはなく(裏表紙の犬饅頭のイラストは可愛いけど)、小説全体のグロテスクさの象徴のように感じる。
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