夜馬裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画の予告で気になって手に取った1冊。
人形を迎えた経緯には共感できるし
悲しい別れから立ち直るきっかけになったのは
良かったんじゃないと思うけど
にしても人形は不気味過ぎて
なぜその人形だったの?とも思った。
娘と人形が会話してたり
何度処分しようとしても何故か戻ってきたら
私だったら恐怖でどうかなりそうかも。
人形の過去というか
作られた歴史とか材料になったものとか
ひとつずつ明らかになる度に
背筋がゾッとするし
これ以上は知るのが怖いと思った。
なのに
ページを捲る手は止まらなくて
「やばい!これ以上は無理!」とか呟きながら
気がついたら結末までいってた。
結末もAnother -
ネタバレ 無料版購入済み
怪談連作
1話ずつ完結タイプの怪談もので、個々の話はいじめが絡んだり、因縁のある人形や事故物件等、怪談に出てきそうな道具立てになっています。
作画そのものは雰囲気もあっていますが、狂言回しっぽい女の子の行動が1番ホラーのようでもあります。彼女はどこの誰をどういう理由でベッドに縛り付けているのかが分かりませんので。 -
Posted by ブクログ
ほぇ〜こりゃ中々面白かった!!
死期を予知する話が基本的に多いが、
その他の種類の予言も多々あり、めちゃ楽しめた!
個人的なおすすめは……
夜馬裕さんの『天女の願い事』です。
質素倹約で他人とは交わらない佐和子さんの
伯母さんにはある秘密が……
ここまで誰が予想できた事か?ってぐらいに
壮大で壮絶な話でした。
真相を知ってしまった時のトリハダは間違いなしの作品です!
その他にも安心、安定の面白さの郷内先生は
連作短編で読み応えバッチリ!
親子三世代に及ぶ何とも奇怪で悍ましい予言…
予言と一口に言っても色々な話があり
とても満足いく作品でした!!
とても面白かったです!
友人も言っていたが -
Posted by ブクログ
予言が怪談になるといえばやはり件とかかなーとワクワクしますね。
田辺青蛙『戦争を予言する柿』は一発目に先制パンチ級のものすごいはなしやなと思った。
予言は誰かが相手に伝えることでうまれるわけでそう考えると実話怪談とは相性がいいのかもしれないと思う。
吉田悠軌『赤いしるし』赤いものは不吉な象徴なところあるし予言が赤いのは納得。
雨宮淳司『骰子』これはぜひ検証したくなるはなしだった。骰子をふってなくても勝手に転がって勝手に予言してても見てなかったらそれはいきないのかどうかめちゃくちゃ気になる。
朱雀門出『青い獅子舞』赤じゃなくてもふだん赤いものが違う色なのは不吉ってことだ。
響洋平『インターフォン -
購入済み
真の厭とは
著者が「厭」と感じるものは何か、後書きでそれが記されている。悪意を隠そうともしない人である。それどころか嬉しそうに他人に披露する、これほど「厭」なことは他にない。怪談の怖さは死者ではない。日常に存在しているのだ。
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Posted by ブクログ
この世界と違う世界を行き来する人の話やあの世界についれていかれそうになる人の話などの怪談集。
あの世に関しては神話にもあるくらいだから日本人にとっては馴染み深いもの。黄泉の国はギリシャ神話にもあるが(冥府、というらしい)、キリスト教世界の天国や地獄とは違うんじゃないだろうか。キリスト教の天国なんて神の領域だから自由な想像すらも許されない感じがする。宗教画の世界が精一杯。雲の上で天使が飛んでるような・・・。それに対して日本の「あの世」のバリエーション豊富なこと・・・。いいところなのか悪いところなのかもよくわからない。人それぞれになってしまうところが、極めて日本らしい。
私は毎日昔話を子供に読