夏木志朋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
見事にひっくり返してくれるし、とてもよく出来た話だと思います。さらに「どこか変」や「行動にはしない気持ち悪い性癖」はそれだけで悪なのか?罪なのか?というストーリーはもともと好みの筈なのに、何故か途中までは上手く乗り切れず。まあ、最後には乗ってきましたが。。。。
裏口から入って、話の正面に辿り着くまでしばし時間がかかる事。委員長やゆりっぺなど、少し夾雑物が多すぎた事。それらが上手く乗り切れなかった理由かもしれません。主人公をいじめる同級生・吉田が何とも苦手で、しかも彼に関してはケリ(逃げたでも、やられたでも)がつかないまま終わった事も消化不良感があります。
夏木志朋さんは初めて。
名前や男子高校 -
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Posted by ブクログ
ちょっと毛色の違う本
読んでみようと手にとった
変化にとんでいて予想外な展開に。
後半はノンストップで読んだ
私は二木先生や広一より
ゆりっぺ が気になった 笑
個性的、人とちょっと違う
そういうのは徐々に偏見から
受容に変化してきていると思うが
世間一般の こうあるべき
これは異常。気味の悪いもの。
と 決めつける風習は 確実にまだある
その人の背景や思考、悩みを知りえない限り
手放しで寄り添える人が少ない
怖さ。があるから
感情が先にくるから。
全ての人が 犯罪を犯す可能性はあるのに…
そもそも普通。とは何だ?と
思う
いじめの正当化の場面などでは
本を閉じたくなる程
嫌な気持ちでい -
Posted by ブクログ
「場違いな客」
正直、何が起きてるのかよくわからないまま終わった。
大麻を育ててる? それとも違う?
主人公の情けなさも印象的だったけど、それも「普通」なんだろうなと思う。
みんな、どこかで自分を守るために逸れているのかもしれない。
「スタンドプレイ」
教師って、ほんとに大変。
停学になるのも無理ないと思った。
あの日にあんなことがあって、肘でどつかれたら…
追いかけてしまう気持ちはわかる。
一度きりの「ストーカー行為」って犯罪なのか?
警察も言ってたけど、注意くらいで済むこともあるんじゃないか…と考えてしまう。
「占い師B」
イリスと、若いアキツ(アクツ?)のやりとりがなん -
Posted by ブクログ
ネタバレ昔読んだ、短編小説の基本は、冒頭で高い塔に幽閉されたお姫様が出てくるとラストではお姫様を救う大きい鳥が出てこないといけないとか冒頭で猟銃が出てきたら後半では必ず弾が発射されないといけないとかあったが、この3つの作品はどちらの要素もあるが、主に後者を備えた作品と思う。
誰にでも起こり得る日常に潜む狂気と恐怖を描いていて、一瞬で被害者と加害者が入れ替わり、ギリギリの緊張感とイヤミス感でページを捲る手が止まらない。
例えると冒頭で鞘に収まっていた刀が、後半に眼の前で寸止めされたような…
特に最後の作品は、凡庸な努力家とおバカなのに天才の二人がときにドタバタ劇を演じて、助けているはずが…
作品をつなぐ -
Posted by ブクログ
こんなにクソな主人公ははじめてだ(笑)
主人公の高校生の田井中はどっかズレてる。本人も自覚してるけど、ズレてるし卑怯だ。そりゃ、イジメられる。一方の二木先生はロリコンだが、それをうまく隠している。そんな二人が邂逅したお話。
とにかく主人公の性格が悪い。やんちゃとかでなく人間として悪い。なのでまったく共感とかできない。
二木先生はいいキャラクターだと思うので、二木先生視点で生徒や同僚の悩みを解決するような連作にしてもよさそう。
本作はポプラ社小説新人賞の「Bとの邂逅」を改題して、「ニキ」として出版したもの。その後、文庫化にあたり「二木先生」としてさらに改題。装画を大きく変更したことでヒットし -