夏木志朋のレビュー一覧

  • 二木先生

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    ネタバレ

    思春期の男の子とか、特殊性癖を持つ担任の先生とか、静かだけど内側には歪なものを抱えた人間が描かれる。一番の盛り上がりは序盤の主人公と二木の会話。普通になりたいけどなれない主人公が、普通じゃないことを隠してうまく教室に馴染んでいる担任を攻撃する場面が、根は自分と同じなのに立ち回りが器用な担任への苛立ちが表現されてて面白い。さらに対する二木の何を仕掛けてくるか分からない感じもスリルがあったのだが、最終的に安っぽい人間ドラマのようになってる印象があり後半の失速感は否めない。

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    2026年02月13日
  • ニキ

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    見事にひっくり返してくれるし、とてもよく出来た話だと思います。さらに「どこか変」や「行動にはしない気持ち悪い性癖」はそれだけで悪なのか?罪なのか?というストーリーはもともと好みの筈なのに、何故か途中までは上手く乗り切れず。まあ、最後には乗ってきましたが。。。。
    裏口から入って、話の正面に辿り着くまでしばし時間がかかる事。委員長やゆりっぺなど、少し夾雑物が多すぎた事。それらが上手く乗り切れなかった理由かもしれません。主人公をいじめる同級生・吉田が何とも苦手で、しかも彼に関してはケリ(逃げたでも、やられたでも)がつかないまま終わった事も消化不良感があります。
    夏木志朋さんは初めて。
    名前や男子高校

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    2026年02月13日
  • 二木先生

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    最近こういう、世の中の「普通」に入り込めないという人の話が多い気がした。
    今は時代的にもそういうのに寛容だが、一昔前を思えば「普通」じゃなかったなと思う子もたくさんいたような気がする。
    途中でなんだか読む手が止まったりもしたが、読み終わったあとどっと疲れる文だった。

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    2026年02月12日
  • 二木先生

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    ある変わり者の生徒と、ある秘密を隠し持った先生が、あることをきっかけに関わるようになり、、。

    読んでいてずっと不快な気分だったし、最後も「そんな感じ?!」という感想で、あまり好きではなかった。登場人物全員好きじゃなかった。

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    2026年02月08日
  • ゲーム実況者AKILA

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    ネットの世界とリアルな世界との衝突。
    2作品とも妙に生々しくて良かった。
    主人公がどちらも陰湿で、子供っぽいところがあって共感は出来ないけど、想像がしやすかった。
    ニキほどのインパクトは無かった。

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    2026年02月02日
  • ニキ

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    3.5 多様性の物語。最後の場面は息つく暇もなしに読んだ。いじめの描写は痛い。残念ながら吉田みたいな奴は実在する。だからこそ犯罪に繋がらない多様性は尊重されなければならない。まず自分を好きになることから初めてみたい。

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    2026年01月30日
  • Nの逸脱

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    すごい勢いで読んだ
    二木先生がとても面白かったので期待して
    これも面白かった
    普段読んでいるものとまた違った感じでこういうのはなんていうんだろうか?

    3編収録されているうち1、2までは、逸脱、うんうん、と読んでいたけど
    3つ目がやや難解で特にラストは怒涛の展開に頭がついていかず読後しばらく考えてしまった

    人間、誰しも自分が主人公で、小説でも主人公だと思った人が主人公で、そこにはある種、謎の自信のようなものを持って信じて生きてるのに、急にその足元が掬われる感覚に何度もゾワゾワした

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    2026年01月30日
  • 二木先生

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    ネタバレ

    二木先生のスタンスはずっと正しいので、そっとしといてくれと思いました。

    ラストの先生の独白はすごくよかったのですが
    終盤のいじめ描写で抱いたモヤモヤが消化されるほどでもなく、
    スッキリしない読後感でした

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    2026年01月25日
  • 二木先生

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    ちょっと毛色の違う本
    読んでみようと手にとった

    変化にとんでいて予想外な展開に。
    後半はノンストップで読んだ
    私は二木先生や広一より
    ゆりっぺ が気になった 笑

    個性的、人とちょっと違う
    そういうのは徐々に偏見から
    受容に変化してきていると思うが
    世間一般の こうあるべき
    これは異常。気味の悪いもの。
    と 決めつける風習は 確実にまだある
    その人の背景や思考、悩みを知りえない限り
    手放しで寄り添える人が少ない
    怖さ。があるから
    感情が先にくるから。
    全ての人が 犯罪を犯す可能性はあるのに…
    そもそも普通。とは何だ?と
    思う

    いじめの正当化の場面などでは
    本を閉じたくなる程
    嫌な気持ちでい

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    2026年01月15日
  • Nの逸脱

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    あれをしたらどうなるんだろう…と思っても出来ないものって沢山あるけれど、それを一歩踏み込んだ現場を少し見せてもらった感じ。

    でも、そんなちょっとした逸脱も、
    結局は日常の力に矯正されていくというか…
    結局は日常は変わらず続いていて、その逸脱も何というかそれに埋没していって、当人の顔もちょっと薄れていくような…。安心するような、逃げられない絶望を感じるような…。

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    2025年12月28日
  • Nの逸脱

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    ネタバレ

    3編、同じ街で起こる不思議なジャンルの物語。

    最後の「占い師B」
    なんだか最後まで全くよめない2人だったし、最後のオチもわかったようなわからないような・・・

    そして、本のタイトルの「Nの逸脱」
    この意味とは何なのだ・・・
    と昨日からスッキリしない。これが狙いか?
    Pと9とN??

    0
    2025年12月10日
  • Nの逸脱

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    二木先生がすんごくおもしろかったので
    楽しみにしてたのに
    買ったら読む気がしなくなって
    ずっと放置してた本
    積読整理で読み始めたら
    すぐ読み終わっちゃって
    もうちょっと置いときゃよかったなー
    好きなデザート食べ終わっちゃった気分

    なんとなくつながってる3つのお話で
    どれもそこはかとない不穏さと
    逸脱するんたけど
    ぬるっと日常に戻ってくる感じが
    とても好みだった
    ほんのちょっと爽やかな気持ちも
    湧いてこないでもない

    星、4つでもいいなぁと思うけど
    期待しすぎたがゆえの星3つ

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    2025年11月06日
  • Nの逸脱

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    通常逸脱しているが、でも完全悪とも言えない何ともモヤモヤした感じの一冊。
    逸脱がテーマだけあって個性的なキャラ達でした。
    それぞれが長編でも面白そう。
    短編だからこそ、あのモヤさが引き立つのかな。

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    2025年11月05日
  • Nの逸脱

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    日常の歪みを描いているけどあまり嫌な感じはしない。不思議な読書感。
    ただ最終話は主人公の造形が最後まで分からず、物語の世界についていけなかった

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    2025年10月31日
  • Nの逸脱

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    「場違いな客」

    正直、何が起きてるのかよくわからないまま終わった。
    大麻を育ててる? それとも違う?
    主人公の情けなさも印象的だったけど、それも「普通」なんだろうなと思う。
    みんな、どこかで自分を守るために逸れているのかもしれない。


    「スタンドプレイ」

    教師って、ほんとに大変。
    停学になるのも無理ないと思った。
    あの日にあんなことがあって、肘でどつかれたら…
    追いかけてしまう気持ちはわかる。
    一度きりの「ストーカー行為」って犯罪なのか?
    警察も言ってたけど、注意くらいで済むこともあるんじゃないか…と考えてしまう。


    「占い師B」

    イリスと、若いアキツ(アクツ?)のやりとりがなん

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    2025年10月28日
  • Nの逸脱

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    「逸脱」していく3人の物語。
    第173回直木賞候補作。

    「場違いな客」ペットショップのトカゲを助けたい男
    「スタンドプレイ」生徒から教師いじめに遭っている教師
    「占い師B」弟子志願者に手を焼く占い師
    の話。内容説明が難しい。
    装丁で気になってたところ、直木賞候補作になり読みました。
    この人達は普通でどこにでもいそうなのか…?(疑問は残りますが)、そういう人達が少しずつずれていくような話。後味の悪さがうっすら残る感覚。

    0
    2025年10月25日
  • Nの逸脱

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    ネタバレ

    昔読んだ、短編小説の基本は、冒頭で高い塔に幽閉されたお姫様が出てくるとラストではお姫様を救う大きい鳥が出てこないといけないとか冒頭で猟銃が出てきたら後半では必ず弾が発射されないといけないとかあったが、この3つの作品はどちらの要素もあるが、主に後者を備えた作品と思う。
    誰にでも起こり得る日常に潜む狂気と恐怖を描いていて、一瞬で被害者と加害者が入れ替わり、ギリギリの緊張感とイヤミス感でページを捲る手が止まらない。
    例えると冒頭で鞘に収まっていた刀が、後半に眼の前で寸止めされたような…
    特に最後の作品は、凡庸な努力家とおバカなのに天才の二人がときにドタバタ劇を演じて、助けているはずが…
    作品をつなぐ

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    2025年10月19日
  • ニキ

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    こんなにクソな主人公ははじめてだ(笑)
    主人公の高校生の田井中はどっかズレてる。本人も自覚してるけど、ズレてるし卑怯だ。そりゃ、イジメられる。一方の二木先生はロリコンだが、それをうまく隠している。そんな二人が邂逅したお話。

    とにかく主人公の性格が悪い。やんちゃとかでなく人間として悪い。なのでまったく共感とかできない。
    二木先生はいいキャラクターだと思うので、二木先生視点で生徒や同僚の悩みを解決するような連作にしてもよさそう。

    本作はポプラ社小説新人賞の「Bとの邂逅」を改題して、「ニキ」として出版したもの。その後、文庫化にあたり「二木先生」としてさらに改題。装画を大きく変更したことでヒットし

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    2025年08月28日
  • ニキ

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    普通の人と違う部分がある、だなんて、その手の悩みを持ったことがない人間には、のっけから共感しにくい話だろう。

    もちろん、誰にでも、私にも普通の人とは違う部分があるけど、ここまでの生きづらさは感じたことがない。もし、自分がそうだったらこんな悩みをいただいたのか、と読んでいて苦しかった。物語にはぐいぐい引き込まれたけど、後味はすっきりしない。主人公と二木先生を攻撃する吉田が「世間」だとしたら、こんなにも胸くそ悪いことをしているのかとぞっとするが。考えさせられる作品ではあった。

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    2025年07月06日
  • ゲーム実況者AKILA

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    短篇2篇
    表題作も「オチ」(ウォッチングの略)も対人関係難ありの主人公の生きづらさとか足掻きのようなものをうまく表現している。

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    2025年06月03日