夏木志朋のレビュー一覧

  • ニキ

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     面白かった。思っていたのとは違う内容と結末だったが、純粋に面白かった。ただ、ニキはそんなにヤバくない。

     帯から想像するのは、広一とニキとのやり取りがもっとドロドロとしたものだったが、思っていたよりずっと青春小説の色が濃い仕上がりだ。

     広一は周りに馴染めないちょっと変わった高校生。そんな広一が唯一分かり合えると思って近づいたのが教師のニキ。ニキの秘密を知る広一はニキを脅しつつも、ニキの提案で小説を描き始める。

     お互いに秘密を知る2人は、窮地に追い込まれるが、その時2人のとった行動は・・・。

     自分が思い描いていた内容とかけ離れたものだったが、むしろこの結末は素晴らしい。そしてこれ

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    2023年01月01日
  • ニキ

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    文庫版の二木先生と中身は一緒ということで。
    あちらのほうがカバーがセンセーショナルなので興味を引きますね。

    思ってた話とちょっと違って、あーなー最近こういうテーマ増えてきたけど、こういう角度でくるのか。
    個人の嗜好や思想は自由、だが他人を巻き込むな迷惑かけるな、隠し通して墓まで持っていけ、ではあるんだがな~~。
    そこを正義感や多数派や普通であることが踏みにじって暴いて晒していくのはね…。
    悪意と善意がほんと表裏一体であり、怖い話ですよ。
    結末がまた様式美とかなんとなくいい着地点とかでないのがなんとも。

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    2022年11月20日
  • ニキ

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    これどうなるの、どうするの、でぐいぐい引き込まれてあっという間に完読。

    絶対に次の作品も読みたいなと強く思った
    面白かった

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    2021年09月20日
  • Nの逸脱

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    妹に薦められて。
    どの話もすごくTV映えしそうな3編。入り口はミステリーっぽいのだけれど、逸脱したあと懸命にもがいて戻ってくる人間の生命力が描かれている。さわやかな読後感。

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    2026年05月02日
  • Nの逸脱

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    ネタバレ

    3つのお話からなる短編集。
    かなり読みやすくてサクサク読めた。

    普通の人が普通から逸脱していく過程で、ちょっと不穏な感じやドキドキする部分がある。
    そして、あまり想像できない方向に逸脱していくのが面白い。
    そうくるか!という感じ。

    誰が正しいのか、正しくないのか。
    世間一般では一つの側面からしか語られない出来事も、立場や時間軸を変えてみると評価は一変することがある。
    もはや語り尽くされた言説だが、逸脱の方向の意外性や度合いが強めなので、評価がガラリと変わるのも興味深い。

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    2026年05月02日
  • Nの逸脱

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    どこにでもいる普通の人間が、ストレスに晒された時に、日常からほんの少し逸脱して犯罪まがいのことに手を染めてしまう心理と過程を丹念に描く。まあ文章は上手いので読めるが、感想として面白いとは思わなかったな。

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    2026年04月18日
  • ニキ

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    「他人と違う」ということを気にしている主人公。
    人とコミュニケーションがうまく取れなかったり、クラスメイトが話題にしている流行に関心がもてなかったり、「変な奴」としてクラスで浮いています。
    「他人とは違う特別な自分」であることに価値を感じる気持ちと、「他人と同じになりたい」という気持ちの間で葛藤し、生きづらさを感じる日々。

    高校二年のとき、担任の美術教師・二木の秘密を知ったことでその生活が大きく変わっていきます。
    人には理解されない自分の「核」にあるものは何か、それを捨てることなく、また振りかざすことなく周囲に同調したように見せて過ごすという新しい生き方を発見する。
    教師の秘密を握って脅すと

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    2026年04月17日
  • Nの逸脱

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    オムニバスで進むストーリー。全て、こんな状況あり得へんな、と思う一方で主人公たちの気持ちや行動の趣旨にかんしては「こんな時、あるわー」と共感してしまう。なんだか不思議な感じの本です。

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    2026年04月12日
  • Nの逸脱

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    直木賞候補作で話題になっていたので読んでみた。

    一見普通に見える人の裏側がこんなことになっていたら…。ちょっと怖いけど心温まる部分もあって。いろいろ予想を裏切られたな。個人的にはこれまであまりないような展開だったので面白かった。

    ペットショップの話が一番印象的だった。ありそうでなさそうな?あったら怖いけど!

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    2026年04月11日
  • 二木先生

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    変わり者で周りと馴染めない高校生・広一と、誰にも言えない秘密を抱えた担任・二木先生の関わりの行先が気になって楽しく読めた。

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    2026年04月07日
  • 二木先生

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    2019年、第9回ポプラ社小説新人賞を「Bとの邂逅」で受賞。
    単行本刊行時に『ニキ』、文庫化にあたり『二木先生』と改題された。まるで出世魚のように名を変えてきた作品。

    選択肢AかBか。多数派であるAに対し、あえてBを選び取ってしまう側の同士との邂逅——その構図を導入部分は、とても印象に残ります。
    そして 邂逅したのは、二木先生と生徒・広一。

    ポプラ社の文学賞受賞作としてはやや異質に感じます。本作は、同社のイメージに対する一つの試みかもしれない。といっても それほどポプラ社さんを読んでいるわけではないです。ごめんなさい。

    未成熟な存在への志向を抱えた教師と、文字に色を見る共感覚を持ち、他者

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    2026年04月02日
  • Nの逸脱

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    一見普通の人がノーマルを逸脱してしまう3つのお話。
    どのお話も不気味に感じた。
    誰もがちょっとしたことで逸脱してしまうのかもしれない。

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    2026年03月29日
  • Nの逸脱

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    2025年173回直木賞候補作ということで読んでみた。
    ノーマルを逸脱した中編3本の中編集。

    3遍の共通点を探すとすれば、少し奇異な物語だということだろうか?
    ペットショップの話、高校教師の話、そして占い師の話、どれも話の途中で放り出される感があり、話に馴染むことができなかった。
    やはり直木賞とは相性が悪く、ついていけなかった。

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    2026年03月23日
  • 二木先生

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    ものすごくリアルで世に蔓延る感情の連続なのに、不思議とここまでストレートに物語になっている作品は少ないと思う。その証拠に、この物語の登場人物はみんな気持ち悪い。

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    2026年03月20日
  • ゲーム実況者AKILA

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    ネタバレ

    「ミッチョさん?」
     話しかけられる前から、たぶんそうだと思っていた。遠目に目があったことでこちらが待ち合わせの相手だと確信したらしいチトセが、オレンジ色のキャリーケースの車輪をゴロゴロ鳴らして近づいてきた。
     現実感がないまま互いに相手が間違いないかを確認して、近くにあるチェーンのコーヒー店へ向かった。
    「オタク同士でオフ会する時は、結構、カラオケルームとか使う時もあるんですけど」
     道中でチトセはずっと喋りつづけていた。その間を周助のか細い相槌の声が縫う。
    「ちょっと歩くんですけど、すみません」
    「はい」
    「ミッチョさん背高いですねぇ! 一七五くらい?」
    「はい」
    「羨ましいっす。しかし暑

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    2026年03月18日
  • 二木先生

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    朝井リョウ先生の生欲を思い出した。

    多数派か少数派か…感じ方は自由なのに、自分が少数派に属していると気づいた瞬間に生きづらくなったしまう世の中。誰だって人と違うことは不安だし不安定だ。誰かにわかってほしいと願う気持ちは皆同じ。
    でも孤独じゃない。自分が自分を好きでいる。味方は自分だ。人と違う自分でも自分は愛せるように。そんな生き方をしよう。そして分かり合える相手ができたら喜ぼう。
    やっぱり二木先生は先生だ。

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    2026年03月15日
  • Nの逸脱

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    逸脱…少し道を外れたかもしれない普通の人々のおはなし
    みんな結構きわどいトコロまで行ってしまうんだけど…なぜか結末が爽やか(笑)
    イヤミスっぽい展開なのにこの結末は意外に良いね~w

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    2026年03月06日
  • 二木先生

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    人と違う少数派の生き方を問う小説。
    みんなと違う、ということは生きていく上で少し大変なことだと思う。それが些細なことならいいが、ロリコンや人と違う感性を持つというように大きなことになると話は変わってくるなと思う。隠しながら、普通の人のふりをしながら生きていくことへの葛藤を描いていて面白かった。

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    2026年03月02日
  • Nの逸脱

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    とても不思議な本。どんなジャンルに入るのだろうか⋯?日常の中の非日常を体験しているような感じです。登場人物が若干サイコパスで全く共感できず不気味。
    そんなモヤモヤさも含めて、全然読めない展開が面白かったです!

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    2026年02月19日
  • 二木先生

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    話の持っていき方は上手いし、たまに出てくる比喩(ラム肉のとことか)は面白かった

    結末はんんん、という感じだったけど
    よく考えたら緑の小説の部分とか、
    主人公が実際に考えた小説の中身の結末とか
    いろんなところが意識されている?気がしてそこは楽しかったです

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    2026年02月16日