夏木志朋のレビュー一覧

  • 二木先生

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    佐伯ポインティさんのオススメ本。先が気になり過ぎて読む手が止まらなかった。
    登場人物のキャラが立っていて、次は何をしてくれるんだろうとハラハラしながら読むことができた。
    そして二木先生の言葉選びが秀逸。ラストの展開も私は好き。最後まで先生は先生だったなぁ。

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    2026年09月26日
  • 二木先生

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    人には必ず表と裏があるということを痛感しました。そして、誰もが傷を抱えながら、誰からなんと言われようが夢に向かって突き進んでいっているんだと思いました。

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    2026年09月24日
  • 二木先生

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    今、私の中で1番大好きな作品です。表紙に惹かれて買ってしまいましたが、今では表紙よりも内容にとても惹かれています。終わり方が特に好きで、とても爽やかで読みやすく、ページをめくる手を止められない小説でした。

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    2026年07月31日
  • 二木先生

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    一気読み!!
    もっと俗っぽい話かと思ったら、思ってもいない展開でびっくり。
    生きづらさ的なテーマはありがちだけど、面白く読めた!

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    2026年07月25日
  • 二木先生

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    ネタバレ

    超絶久しぶりに読んだ小説で、小説を読みたいと思ったきっかけは表紙だったけど、普通に面白すぎた。結局2人ともヤバいやつだったけど、ヤバいやつにはヤバいやつなりの考えとか自論があるって分かったし、でもそれって普通なんだよなとかって、納得できたり共感できたりした良い話だった。
    この話の終わり方は、はっきりその後どうなったのか知りたい私からすると不完全燃焼だった。でも、その"終わり方"は興奮するぐらい面白いやり方だった!

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    2026年07月06日
  • 二木先生

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    どこから手をつけて感想を書こうか、と悩む。はじめは田井中にぎゃふんと言わせる流れを期待。ほんと嫌なやつ。話が進むにつれて、田井中に感情移入したわけではないが、やはり吉田にぎゃふんと言わせる流れを期待。結果どれも不発。吉田が圧倒的に勝ち組描写だったので残念だったがそれは仕方なし。吉田的にはぎゃふんだったかもしれないが。
    正欲、流浪の月、ときてこれ。流行ってるのかたまたまの巡り合わせか、マイノリティ嗜好の話に最近出会う。共通するのは、当事者の苦しみと周囲の無理解。いずれも「社会に迷惑をかけない」という矜持を持っていることは覚えておきたい。マジョリティの方がよっぽど社会に迷惑かけている。異質だから大きく取り上げられるし、マジョリティから危険視されている。二木先生とマツコデラックスは、自分を主語にしない。マイノリティと括っても代弁者になることが無責任。

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    2026年06月18日
  • Nの逸脱

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    どの話も日常に潜む非日常が自然に、そして不気味に描かれていて、ハラハラしながら読めた。
    3話目の「占師B」は非日常感が強まるものの、前2話の不気味さよりもコミカルな面白さが勝っており、本全体のバランスをうまく中和しているように感じた。
    作者の別の作品も、ぜひ手に取ってみたい。

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    2026年06月17日
  • 二木先生

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    めっちゃ良い!
    最後の3.4ページで泣く。途中は⭐︎4かなと思ってたが読み終えてから⭐︎5に変えた。
    本の厚さはあるけど約360ページだからあっとま(てかポプラさん、もう少し紙を薄くしてほしいです。指切りました。。)
    あっとまな程、先が気になる話。というか構成とかのスキルか?AとB、二と一、第三の案、本音と建前、外面と素、一号二号、アルファベットが1文字抜けた、などなど。
    また読み返したい、紙がもう少し薄ければ。。(笑、内容もヒリヒリ、物理的にもヒリヒリ)
    あ、あと、勘て、記憶と記憶のマッチングだと思う。
    あ、と、そんな達観してる高校生いるかな、とは思うけど、
    とにかく期待以上だった。夏木さん、ありがとうございます。

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    2026年06月13日
  • 二木先生

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    あなたは普通の人?それとも普通の皮を被った変人?
    普通の人、感性の違いなど今を生きづらく感じる人が多い現代に必要なことがこの本にある気がします。
個性を大事に多様性を重視と言いながら、周りと違う部分があると壁を作られたり、避けられたり生きづらい空気の中、こんな生き方も1つの方法だと思います。

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    2026年05月26日
  • ニキ

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    ネタバレ

    誰にも言えない性癖を抱えている先生とそれを暴くも自分にも普通とは違うと考えてしまう主人公の話。先生の性癖をクラス中にバラされてしまう場面は、引き込まれていった。

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    2026年03月07日
  • Nの逸脱

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    なかなか読み応えのある3篇の作品を収容している作品でした。直木賞候補に挙がったも納得。本書のタイトルは3つのうちの「スタンドプレイ」の内容から付いているのかな内容的にも思いました。一番印象的だったのは「占い師B」、占い師の仕事をしている主人公のお話なのですが、ストーリー展開が想像を超えていて惹き込まれたし、作品のタイトルに関して個人的に2つの見解が浮かびました、合っているか分かりませんが…(^_^;)

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    2025年11月22日
  • ゲーム実況者AKILA

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    ネットで出会う関係とリアルの間で巻き起こるヒリヒリした話が2つの短編集。

    とても面白かったです。ネットで知り合った人と会う、という経験をしたことのある人なら誰でもこのヒリヒリ感は共有できるのではないかと思いました。
    誠実であろうとすればこそ嘘をついてしまったり自分を見つめすぎてしまって空回りしたりする、憧れてもスマートに立ち回れない焦りとか苛立ちなんかがものすごくリアルに描かれていて、いろんな意味でたまらないものがありました。

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    2025年09月25日
  • ニキ

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    面白かった。大多数の人と違う部分を持っいて、当人にとっては大事な心の一部だとしたら、それを避難しないでいる自分でいたいと思う。
    大多数に紛れ込むために、周りの反応を見て大多数の方に手を挙げている自分だと悲しくも再認識できた。

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    2025年05月10日
  • ゲーム実況者AKILA

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    とても手軽に読めます。
    夏木先生は本当に人間の、なんというか言葉に表しにくい、決して綺麗では無い心の内面を上手く言語化してくださいます。
    そういうことあるよね、と思わず共感してしまうような気持ちになりました。面白かった。

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    2025年04月05日
  • ゲーム実況者AKILA

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    ゲーム実況とファンの女の子。
    主人公AKILAは自分の素性を隠し、ファンの女の子に近づき…。と、初めから嫌な予感がする展開。
    それまで好意的だった相手に、小さなことがきっかけで嫌悪感や悪意が湧く。
    そんな経験は、誰にでも一度はあるかと思います。
    そういった人間の心の変化を、夏木先生は表現するのが本当に上手。
    誰もが心に持っている、悪意やズルさ。この小説ではそんな人間の本性が、徹底的に生々しく描かれていました。
    読者の心をグサグサ刺してくるこの感じ、最高です。

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    2025年03月29日
  • ニキ

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    ネタバレ

    自分の生きにくさをどう捉え生きていくかのヒントがありました。
    全体的にあまり気分のいい内容ではなくて救いを求めながら読んでしまったけど、二木先生の態度や言葉からは、諦めとそれでも生きていかねばならないという決意と希望を最終的に感じられてよかった。


    "人には誰にも見せられないことをする場所が必要だ"

    "自分に嫌われたらお終いだよ。自分にはそいつしかいなくて、そいつはいつでもこっちをジッと見てて、死ぬまで離れてくれない訳だから"

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    2025年03月21日
  • ニキ

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    最近読んだ本の中で私的には久々にヒットの作品。特別でありたい自分と皆から浮いてしまい、皆と一緒の感覚でいたいという相反する感情に揺れ動く主人公の様子に感情移入した。若い時の自分を見ているようでした。

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    2025年01月21日
  • 二木先生

    匿名

    購入済み

    普通じゃない皆んなから変わってると言われる少年とごく平凡な教師に見えるけれど、とんでもない闇を抱えてる先生。すごく難しいテーマで、自分でも受け入れられるか何度も考えたけれど答えが出ない。

    #深い

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    2024年12月18日
  • ニキ

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    ネタバレ

    表紙が暗いし、話の入り方が不穏で、読後感が悪い系の話なのかな?と思ってドキドキしながら読んだけど、青春ストーリーだった。よかった。

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    2024年10月02日
  • ニキ

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    少しずつ、自分が何が好きだったのかがわからなくなっていった。それでいい、と思った。こうして元の自分が消えてしまえば、きっともう少し息がしやすくなる。
    それでも、中学に入り、卒業する頃になっても、空気は薄いままだった。(p.29)
    人を見下して心をなだめる自らを蔑む気持ちと、その心理を知っているという自負、そうした自意識がキャベツやレタスの層になって、心を襞だらけにしていた。(p.31)
    …理解不能なものをこうして「そういうものだ」と押しつけられると、こっちが、明文化されていないものに関しては何が本当で嘘なのかを見抜くのが不特手なことに付け入れられている気がして、不快で、不安だった。そしてなぜ、いつの間にか二木がこの場を仕切り始めているのだろうか。(p.86)
    しばしの機能停止なのか、眠りなのか境界があやふやな白い意識の中で、最後に残った思考のかけらが、ひとつの真実をなぞって消えていった。
    二木に結局、千円を返し忘れていた。(p.89)
    授業中の生徒の脳に分泌される「他のことやりたくナルレナリン」のような物質があるのかもしれないと広一は思った。(p.90)
    窓から差す西日が二木の体を照らしている。本来陽の当たる場所にいてはいけないはずの二木の姿が、オレンジ色の光に包まれていた。(p.97)
    まだ悠長に構えていていい、と、白い紙ではなく、藁半紙でできた用紙も言っているような気がした。(p.102)
    目を通しながら口元に浮かべていた苦笑は、自由帳の三冊目に差し掛かる頃には消えていた。
    自分がいったいどんな表情をしていたのかはわからない。少なくとも、それを意識できる自分は、その時、どこにもいなかった。(p.128)
    溶岩のような熱さと粘りを持った何かが、ゆっくりと体の中心を降りていき、腹の辺りに落ちるとそこで、ぼっと咲いた。(p.150)
    頭の中に温度の低い液体がすっと流れ込んできた。怒りの成分が冷たいということを初めて知った。(p.185)
    本当に大事なことは、現実から離れた場所に隔離しておくべきだ。その方が傷付かずに、自由になれる。(p.192)
    「挑戦しないと後悔するって予感だけはあるから、決意はとっくにしたはずなのに、気付いたら何度も機会を見送ってたり。そのたんびに自分の意思の弱さが嫌になるけど、逃げたことを正当化するのも上手になっていくんだよね。またそこに自己嫌悪して、しまいには、逃げた自分にちゃんと自己嫌悪すること自体が精神安定剤みたいになって」(p.211)
    「あのね、勘って、オカルトじゃないよ。目とか耳から入ってきた情報で、確かに気付いてるんだけど、それをまだ言葉にできないのを、勘って言うんだと思う」…二木も前に直感という言葉を使って、こっちが彼に執着する理由が、義憤や、ただの憂さ晴らしではないと見抜いたことがある。勘は、十分アテになる。だからこそ自分は、人の勘というものが、怖い。(p.217)
    舞い上がろうとする気持ちを、石が押さえる。その重みのせいで高く飛べない。
    半信半疑という名の低空飛行で、広一は残り四か月のの道のりを、よろよろと進み始めた。(p.229)
    ギロチンのような台詞だった。殺人的という意味ではない。自分は今、なるべく素早く、痛み少なく、引導を渡されたのだと直感した。(p.239)
    「ふりをするのは簡単じゃない」
    「わかってる」
    広一の言葉に二木はシリアスな顔をした。
    「自分を装い続けるのは、すごく精神的に負担が大きいことだ」
    …
    「覚悟してる」
    「覚悟なんかじゃ駄目だ。そんな頼りないもので、演技なんか続けていたら、人は壊れるよ」
    「じゃあどうしたらいいんだよ」
    「きみには、まだ、足りないものがある」
    噴飯ものの台詞だった。足りないものだらけなのは重々承知している。なのに、二木の言葉はまるで、足りないピースはあとひとつだけ、だとでも言いたげだ。
    「へぇ。教えてくれます?」
    「自分を好きになることだよ」(p.246)
    そんな風に、自分は、誰かを哀れんだり、共感する情を確かに持っている。けれど、フィクションの登場人物には優しさを持てるのに、現実の人間に対しては驚くほど薄情なのはなぜだろう。(p.281)
    諦めの色が乗っていた。どこか吹っ切れている様子にすら見える。きっとこの人はこうして起きてしまったことを無理に肯定していくものなのだろう。…母はずっと、ありのままで生きていけと言っていた。委員長の父親は、子供らしくなれと言った。そして二木は、クローゼットの中に自分を隠して生きていく方法もあると言った。あの言葉を聞いた時、自分は初めて、救われたのだ。(p.300)
    広一は高揚と同時に、自分の背骨をワイヤーに使って、一基のエレベーターが下降していくような感覚を抱いていた。これで学校生活は前よりもっと悪くなる。むしろ、終了だ。(p.304)
    教室中に、水色の水彩絵の具をさっと塗ったような雰囲気が走った。(p.306)

    高校生の田井中広一は、周囲とのズレを感じていた。母は、あなたが特別だからと言うが、自分に突出してできるものもなく、何も無いと思っていたところに、先生が特殊性癖を持っていることを知る。ニキは、大人目線から上手く広一を交わし、貶したかと思ったら、上手く生きるためのアドバイスをする。美術教師と言うとミステリアスなイメージがあるが、私が描く教師像そのままだった。半分子供×大人の頭脳戦みたいな感じで2人の頭の良さと、構成の緻密さと、上手く言えない感情の表現が的確で読んでいて、何度もWAO⁉︎と声が出てしまった。
    自分を好きになることという会話のところは鳥肌がたったほど。クローゼットの中に自分を閉じ込める生き方もある。負の部分をうまく隠しながらなんて、人を騙しているようで、恥じて下を向いてしまいそうだが、自分が生きるためにその生き方も肯定してもらえる。もう少し、このままでいいのかな、自分のままを受け入れてくれる人がいるかもしれない。そう思えた本。

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    2024年05月24日