夏木志朋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初読みの作家。昨年の直木賞候補作。短編が3作で、そのうち「スタンドプレイ」に既読感。奥付け見ても初出は読んだことがない本。読み終わって作家を調べていたら、「オール讀物」の直木賞編で2回に亘って掲載されていた。記憶が微かに有り、ほっと一安心。
3作とも普通(N?)では無い内容。イヤミスのような筋。
「場違いな客」
爬虫類の店でバイトする主人公。処分されるトカゲを救おうと、店に来た客の家に強盗に入り、逆に捕まる。この客は死んだ人間を解体する夢を見続けていることから、主人公も絶対解体されると思ったら、、? 想定外の展開。客の職業も驚き。
「スタンドプレイ」
知恵遅れの夫婦から生まれた主人公。医者を目 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ二木先生の著者、夏木志朋さんの作品。
ふたつのお話が入っている。
ひとつ目。
ゲーム実況をする非モテ?な男子高校生。
AKILAこと周助。
ある日、自分のアカウントに
ファンアートを描いてくれた
漫画化志望の女の子チトセ。
AKILAは、彼なりの方法で
チトセにアプローチをしつづける。
目的意識がしっかりした主人公は
着々と活動を続け、フォロワーを増やし
インターンという形で就職も果たす。
チトセも別の形で夢を叶えつつあり、
AKILAと対談することになるのだか…。
ネット、SNSの使い方や
そこに付随する感情の描写がうまい。
自尊心、承認欲求、他人からどうみられるか。
そういった人 -
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Posted by ブクログ
夏木志朋さんの新刊を見つけて即買い!表紙がニキ先生と丸かぶり♡
私はゲームをしないのでゲーム実況とか全然分からない世界だったけど、自分と接点のない世界を知れるのが読書の楽しみ。
それにしても今回もネットの世界のあれやこれや。悪質な投稿や、嘘だらけの設定でやり取りする世界。実物が存在してるかもわかんないような。
そして何のことだかよくわからないネットスラング。
正直この時代の青春を生きてなくてよかった〜と思った。人間関係疲れそうだもん。
それでも、やっぱりさくさく読み切れてしまうのは著書のうまさなんだろうなぁ〜。
面白かったです。
とはいえ、『二木先生』には数歩及ばず、かな。
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Posted by ブクログ
『ゲーム実況者AKILA』の中に「ファン・アート」と「ヲチ」という短篇2作品。
どちらも今まで読んできたような小説と全然違ってとても良かった気がする。
どちらの主人公も友だちがおらず、基本的に孤独だ。
かといって孤独を愛しているわけでもない。
「ファン・アート」の底辺ゲーム実況者の周助はそのくせ、やたらと承認欲求が強くある意味傲慢で自分のファンだというチトセを騙して近づく。騙すという意識はあまり強くないのかも。なんというかある意味利己的でそれでいて寂しがり屋で、人らしさがある。お近づきになりたくない。
「ヲチ」の主人公は自分といると相手は楽しめないのではという不安に苛まれる。子供の頃から“友だ -
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「二木先生」に続き二作目です。
以前、王様のブランチに出演されているのを拝見し、
女性だったことに驚きました。
「二木先生」のイメージでは、男性の方が描いているのかと思っていたため。
本作は「ファン・アート」「ヲチ」が収録されています。
「ファン・アート」
ゲーム実況を配信している高校生が、自分をエゴサしている時に見つけた一枚のイラスト。
それは自分をイメージして描かれたものだった。
どんな子か知りたくて、他人のふりをしたアカウントで近づく…
「ヲチ」
Xで狂言や妄想にも似たような発言を繰り返しているイタイ奴を踊り子として眺め言いたいことを言い合うだけのスレッド。
プライベートで対人関係 -
Posted by ブクログ
最初主人公はしょうもないなと思っていたけど読むにつれて好きになっていくな。本が好き故の語彙力の多さと面白い話の意図を捉えられないことくらいでいろんなこと分析してだいぶ頭が回る方だと思った。
一気読みしてしまうくらい楽しめたのは人の秘密をどんどん知っていく面白さで悪趣味だなと思ったけどどんどん多様性についての話になっていく。
最悪な関係から良い関係になっていく様が良かった。先生も主人公のやりとりはどれも楽しく読める。
好きなワード「君の血管には尿でも流れてるの?」なかなかこんなユニークな返しできない!
設定からして面白い。作者の一冊目なんてすごい。次の作品も読んでみたい。