夏木志朋のレビュー一覧

  • 二木先生

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    変わり者で周りと馴染めない高校生・広一と、誰にも言えない秘密を抱えた担任・二木先生。不穏な感じで始まった2人の攻防戦だったけど、独特なやり取りが笑えたり、徐々に絶妙な絆が芽生えていく過程がよかった。
    いわゆる"多様性"にも関わってくるようなストーリーで、生きにくさを抱えた2人の在り方という重みのあるテーマがありながらも、軽快な文章で読みやすい。
    夏木志朋さんは初読みだったけど、終始淡々と描くような文体が新鮮だったのと、要所要所で出てくるロジカルな台詞が面白かった。

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    2026年03月08日
  • Nの逸脱

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    初読みの作家。昨年の直木賞候補作。短編が3作で、そのうち「スタンドプレイ」に既読感。奥付け見ても初出は読んだことがない本。読み終わって作家を調べていたら、「オール讀物」の直木賞編で2回に亘って掲載されていた。記憶が微かに有り、ほっと一安心。
    3作とも普通(N?)では無い内容。イヤミスのような筋。
    「場違いな客」
    爬虫類の店でバイトする主人公。処分されるトカゲを救おうと、店に来た客の家に強盗に入り、逆に捕まる。この客は死んだ人間を解体する夢を見続けていることから、主人公も絶対解体されると思ったら、、? 想定外の展開。客の職業も驚き。
    「スタンドプレイ」
    知恵遅れの夫婦から生まれた主人公。医者を目

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    2026年02月01日
  • Nの逸脱

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    何気ない日常からいつの間にか逸脱してしまう人々。
    なんとなく気持ちは分かるがそこまでするか…という物語は、小説ならではの世界で楽しめる。

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    2025年12月21日
  • Nの逸脱

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    ネタバレ

    いずれも狂気な一面を持った主人公の短編3作
    いずれもとても面白かった
    ペットショップでアルバイトをしている主人公は、客の日常に踏み込んでしまい奇妙な体験をする
    生徒からのいじめに悩む女性教師は、満員電車で隣り合った女性に固執するあまり、犯罪じみた行動を取る
    占いの女性は風変わりな見習い占い師と命の駆け引きを行う
    いずれも狂気じみた主人公達だがある意味人間らしい一面を持っている
    意外に近くに潜んでいる人たちかもしれない

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    2025年10月27日
  • Nの逸脱

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    もはや犯罪なんだけど、なんだかうまい具合に落ち着くというか、ハッピーエンドというか、不思議なおもしろさ。
    こんなふうに日常から逸脱しても、なんとなく日常に戻ってこれる感じはいいな。
    なんだか気が楽になる。

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    2025年10月20日
  • ゲーム実況者AKILA

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    『ヲチ』がすごく面白かった。「人と遊ぶことができない」という悩みが、自分も同じようなことを考えていたので、ああ分かるなぁと思いながら読んだ。こういう、あんま人に共感してもらえず、言語化も難しい悩みを描くのがすごく上手いなと思う。

    『二木先生』もそうだけど、一般的には歪に見えても本人たちにとっては前に進んでいくようなラストで好きです!

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    2025年10月15日
  • ニキ

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    ネタバレ

    読んでよかった。
    変人生徒と変態教師が出会った。
    大衆とは違う自分を隠す教師と、隠せない生徒。
    教師側は自分の信条を宗教と言い、死ぬその日まで守りきる、その覚悟を持って生きている。
    そんな先生と生徒の徐々に関係が出来てくるのは、見てて良かった。

    途中のイジメは胸糞悪かった。生徒も先生も変であっても、他人に危害を与えていない。1人の人生を必死に生きているだけなのに、人と違うことに指を指してきたいじめっ子は罰が当たってほしい。

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    2025年08月01日
  • ゲーム実況者AKILA

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    ネタバレ

    二木先生の著者、夏木志朋さんの作品。
    ふたつのお話が入っている。

    ひとつ目。

    ゲーム実況をする非モテ?な男子高校生。
    AKILAこと周助。
    ある日、自分のアカウントに
    ファンアートを描いてくれた
    漫画化志望の女の子チトセ。
    AKILAは、彼なりの方法で
    チトセにアプローチをしつづける。

    目的意識がしっかりした主人公は
    着々と活動を続け、フォロワーを増やし
    インターンという形で就職も果たす。

    チトセも別の形で夢を叶えつつあり、
    AKILAと対談することになるのだか…。

    ネット、SNSの使い方や
    そこに付随する感情の描写がうまい。
    自尊心、承認欲求、他人からどうみられるか。
    そういった人

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    2025年07月29日
  • ニキ

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    個性的な高校生と、美術教師の奇妙な関係が描かれている
    一般的な感性との違いにより周りから浮いてしまうことに悩む高校生
    特殊な性癖を隠して良い大人を演じ続ける教師
    一見相入れない2人だが、認め合っていくのはお互いマイノリティだからか?
    人はそれぞれ、他人に言えない秘密を持っているのかもしれないが、それを飼いならすことで生きていっている
    それが当たり前のことかもしれないが、その秘密を打ち明けることができる人がいれば心が解き放たれるのだろうか?
    そんなことを感じさせられた

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    2025年07月20日
  • ゲーム実況者AKILA

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    いやー、、夏木先生おもしろいなあ、、
    読みやすいし、何より登場人物の悪いところが自分の悪いところとも重なってグサグサ来た。
    でもおもしろかった。
    たまたまサイン本ゲットできたからずっと大事にしよう、、
    夏木先生次作も楽しみにしてます

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    2025年06月08日
  • ゲーム実況者AKILA

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    夏木志朋さんの新刊を見つけて即買い!表紙がニキ先生と丸かぶり♡
    私はゲームをしないのでゲーム実況とか全然分からない世界だったけど、自分と接点のない世界を知れるのが読書の楽しみ。
    それにしても今回もネットの世界のあれやこれや。悪質な投稿や、嘘だらけの設定でやり取りする世界。実物が存在してるかもわかんないような。
    そして何のことだかよくわからないネットスラング。
    正直この時代の青春を生きてなくてよかった〜と思った。人間関係疲れそうだもん。
    それでも、やっぱりさくさく読み切れてしまうのは著書のうまさなんだろうなぁ〜。
    面白かったです。
    とはいえ、『二木先生』には数歩及ばず、かな。

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    2025年06月03日
  • ゲーム実況者AKILA

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    表題のゲーム実況者AKILAのお話である「ファン・アート」と「ヲチ」というお話が収録されています。どちらもコミュニケーションに関してのコンプレックスを抱えている男性が主人公。個人的には「ヲチ」の主人公に共感してしまう。私も他人との遊びを楽しめないたちなので。
    クラスカーストの上位にいるような人が読んでも「ハァ?」ってなるだけかもしれません。私みたいな人には刺さる作品でした。

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    2025年04月09日
  • ゲーム実況者AKILA

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    『ゲーム実況者AKILA』の中に「ファン・アート」と「ヲチ」という短篇2作品。
    どちらも今まで読んできたような小説と全然違ってとても良かった気がする。
    どちらの主人公も友だちがおらず、基本的に孤独だ。
    かといって孤独を愛しているわけでもない。
    「ファン・アート」の底辺ゲーム実況者の周助はそのくせ、やたらと承認欲求が強くある意味傲慢で自分のファンだというチトセを騙して近づく。騙すという意識はあまり強くないのかも。なんというかある意味利己的でそれでいて寂しがり屋で、人らしさがある。お近づきになりたくない。
    「ヲチ」の主人公は自分といると相手は楽しめないのではという不安に苛まれる。子供の頃から“友だ

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    2025年04月01日
  • ゲーム実況者AKILA

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    「二木先生」に続き二作目です。
    以前、王様のブランチに出演されているのを拝見し、
    女性だったことに驚きました。
    「二木先生」のイメージでは、男性の方が描いているのかと思っていたため。

    本作は「ファン・アート」「ヲチ」が収録されています。

    「ファン・アート」
    ゲーム実況を配信している高校生が、自分をエゴサしている時に見つけた一枚のイラスト。
    それは自分をイメージして描かれたものだった。
    どんな子か知りたくて、他人のふりをしたアカウントで近づく…

    「ヲチ」
    Xで狂言や妄想にも似たような発言を繰り返しているイタイ奴を踊り子として眺め言いたいことを言い合うだけのスレッド。
    プライベートで対人関係

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    2025年03月29日
  • ニキ

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    多数派になろうとする気持ちはよく分かる。
    自分が特別だと思い込む気持ちもよく分かる。
    他を寛容的に受け入れることよりも自分自身を好きになることを、まずは大切にしていきたい。

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    2024年10月20日
  • ニキ

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    ちょっと変わったテーマというか、関係性だけど、そこがまた新鮮でした。勢いよく読めて面白かったです。主人公にも共感できるし、二木先生が謎めいてるけど筋が通ってる感じがして、2人のやりとりも良かったし、個性的でセンスある作品だなと思いました。

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    2024年01月05日
  • ニキ

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    ネタバレ

    これはどうなっていくんだろうとページをめくる手が止まらず。
    最後の教室のシーンは、没頭しすぎて、なんなら目が血走っていたかもしれない。

    人それぞれ違うはずなのに、多数が正義になることの危うさを感じる。
    でも、二木先生の抱えているものが大きすぎて、それを知ったらやっぱり私は受け入れられるのだろうかと考えさせられてしまった。

    広一の小説はどうなったんだろう。
    吉田との関係はどうなったのかな。
    気になることはあるけれど、なんとなく上手く収まったような。
    今も余韻をひきずっている。

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    2023年11月15日
  • ニキ

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    表現は、少し汚いかもしれないですが
    「ブッ飛んでいる」
    読みはじめてすぐにこんな言葉がパッと浮かんだ。出てくる主人公、今まで出会ったことがなく新鮮でした。好き嫌いはあると思いますが、私は好きだったので☆4にしました

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    2023年10月10日
  • ニキ

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    最初主人公はしょうもないなと思っていたけど読むにつれて好きになっていくな。本が好き故の語彙力の多さと面白い話の意図を捉えられないことくらいでいろんなこと分析してだいぶ頭が回る方だと思った。

    一気読みしてしまうくらい楽しめたのは人の秘密をどんどん知っていく面白さで悪趣味だなと思ったけどどんどん多様性についての話になっていく。

    最悪な関係から良い関係になっていく様が良かった。先生も主人公のやりとりはどれも楽しく読める。

    好きなワード「君の血管には尿でも流れてるの?」なかなかこんなユニークな返しできない!

    設定からして面白い。作者の一冊目なんてすごい。次の作品も読んでみたい。

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    2023年06月15日
  • ニキ

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    変って思っている子が、自分の周りにもいた。
    普通じゃない。子どもらしくない。
    普通や、らしさっていうのはどういうことなんだろう?
    必要なことなのか?
    改めて考えてみても、物事と同じく表も裏もある。

    多数派に属さなくても、自分の心の大事な一部分を愛し、自分自身でいられることの強さを保てる人でありたいたと感じた。

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    2023年04月23日