ニキ

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1,650円 (税込)

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高校生・田井中広一は黙っていても、口を開いても、つねに人から馬鹿にされ、世界から浮き上がってしまう。そんな広一が「この人なら」と唯一、人間的な関心を寄せたのが美術教師の二木良平だった。穏やかな人気教師で通っていたが、それは表の顔。彼が自分以上に危険な人間であると確信する広一は、二木に近づき、脅し、とんでもない取引をもちかける――。2019年ポプラ社小説新人賞受賞作。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    318ページ
  • 電子版発売日
    2020年09月18日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。大多数の人と違う部分を持っいて、当人にとっては大事な心の一部だとしたら、それを避難しないでいる自分でいたいと思う。
    大多数に紛れ込むために、周りの反応を見て大多数の方に手を挙げている自分だと悲しくも再認識できた。

    0
    2025年05月10日

    Posted by ブクログ

    最近読んだ本の中で私的には久々にヒットの作品。特別でありたい自分と皆から浮いてしまい、皆と一緒の感覚でいたいという相反する感情に揺れ動く主人公の様子に感情移入した。若い時の自分を見ているようでした。

    0
    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    少しずつ、自分が何が好きだったのかがわからなくなっていった。それでいい、と思った。こうして元の自分が消えてしまえば、きっともう少し息がしやすくなる。
    それでも、中学に入り、卒業する頃になっても、空気は薄いままだった。(p.29)
    人を見下して心をなだめる自らを蔑む気持ちと、その心理を知っているという

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    “変人”や“奇人”に分類される大人は、大抵の場合”普通の人”のフリをして世間をうまく渡る術を会得しているが、子どもは”普通の人”になるために”普通”を勉強している最中である。そんな”変人”である大人と子供が対等に向き合う話。

    二木も広一も、実生活で周りにいない特殊なタイプだから、一挙手一投足に意識

    0
    2022年04月10日

    Posted by ブクログ

    個性的な高校生と、美術教師の奇妙な関係が描かれている
    一般的な感性との違いにより周りから浮いてしまうことに悩む高校生
    特殊な性癖を隠して良い大人を演じ続ける教師
    一見相入れない2人だが、認め合っていくのはお互いマイノリティだからか?
    人はそれぞれ、他人に言えない秘密を持っているのかもしれないが、それ

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    多数派になろうとする気持ちはよく分かる。
    自分が特別だと思い込む気持ちもよく分かる。
    他を寛容的に受け入れることよりも自分自身を好きになることを、まずは大切にしていきたい。

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    ちょっと変わったテーマというか、関係性だけど、そこがまた新鮮でした。勢いよく読めて面白かったです。主人公にも共感できるし、二木先生が謎めいてるけど筋が通ってる感じがして、2人のやりとりも良かったし、個性的でセンスある作品だなと思いました。

    0
    2024年01月05日

    Posted by ブクログ

    表現は、少し汚いかもしれないですが
    「ブッ飛んでいる」
    読みはじめてすぐにこんな言葉がパッと浮かんだ。出てくる主人公、今まで出会ったことがなく新鮮でした。好き嫌いはあると思いますが、私は好きだったので☆4にしました

    0
    2023年10月10日

    Posted by ブクログ

    最初主人公はしょうもないなと思っていたけど読むにつれて好きになっていくな。本が好き故の語彙力の多さと面白い話の意図を捉えられないことくらいでいろんなこと分析してだいぶ頭が回る方だと思った。

    一気読みしてしまうくらい楽しめたのは人の秘密をどんどん知っていく面白さで悪趣味だなと思ったけどどんどん多様性

    0
    2023年06月15日

    Posted by ブクログ

    変って思っている子が、自分の周りにもいた。
    普通じゃない。子どもらしくない。
    普通や、らしさっていうのはどういうことなんだろう?
    必要なことなのか?
    改めて考えてみても、物事と同じく表も裏もある。

    多数派に属さなくても、自分の心の大事な一部分を愛し、自分自身でいられることの強さを保てる人でありた

    0
    2023年04月23日

ニキ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    318ページ
  • 電子版発売日
    2020年09月18日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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