夏木志朋のレビュー一覧
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マイノリティーの生きづらさを思い、胸が痛くなった。マイノリティー側の主人公・田井中、二木先生、マジョリティ側代表の吉田に対し共感できる・できないは別にして、それぞれの主張に論理があって、皆(たぶん吉田も)何かに苦しんでる、でも何とか社会に適応して生きていこうともがいてるところに切実さを感じた。Posted by ブクログ
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普通ではない教師と普通ではない生徒の、友情とも師弟関係とも言えない対話を描いた作品。主人公に共感できるかできないか、もっと言えば自分をある程度普通ではないと思っているかどうか、評価はわかれる本だと思う。
ていうか、「普通」じゃないっていうのはそんなに悪いことなんですかね。Posted by ブクログ -
万引きで捕まった高校生と担任の関係性。高校生は少し変わっていて、一方担任は密かにしている性癖がある。そんな2人の話。策士の闘いなら最後は綺麗事でまとめなくてもー。と思いつつ、面白い小説でした!Posted by ブクログ
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ちょっと変わったテーマというか、関係性だけど、そこがまた新鮮でした。勢いよく読めて面白かったです。主人公にも共感できるし、二木先生が謎めいてるけど筋が通ってる感じがして、2人のやりとりも良かったし、個性的でセンスある作品だなと思いました。Posted by ブクログ
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表現は、少し汚いかもしれないですが
「ブッ飛んでいる」
読みはじめてすぐにこんな言葉がパッと浮かんだ。出てくる主人公、今まで出会ったことがなく新鮮でした。好き嫌いはあると思いますが、私は好きだったので☆4にしましたPosted by ブクログ -
変人の広一が美術教師二木先生の秘密、ロリータでオタクでエロ漫画作家である事を知って脅迫するところから物語は始まる。二人の関係の強弱が変化する様子が面白い。クラスのイジメも普通にあって何ら解決されないところも、救いがある様で全くないところも小説らしくなくて良かった。Posted by ブクログ
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先が気になって、どんどん読み進め、一気に読み終わってしまった。
というくらい、おもしろい話だった。
が、ミステリーだと思って読んでいたが、ヒューマンだった。という、勝手な私の思い込みによる拍子抜け感があり、最後は物足りなさがあった。Posted by ブクログ