折原みとのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
折原みとさんが25年以上前に書かれた『桜の下で逢いましょう』の自作リメイク小説です。たとえば冒頭の夕陽に照らされた木造の旧校舎が金色に照り映えるあたりの描写力など、他の野いちごジュニア文庫では見ないような分量の情景描写であり、ジュニア小説でもこれくらい雰囲気の演出があっていいよなぁと私は思います。が、一方で主人公の彼氏が、主人公に心中を提案する終盤の流れは、今読むと結構ギョッとしてしまいます。自分が子どもの頃読んでいた『時の輝き』や『2100年の人魚姫』など、主人公や、その愛する人が命を失うという瀬戸際に追い込まれる、折原みとさんの描く悲劇的な話が堪らなく好きだったのですが、最近そういうのあん
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購入済み
たしかに
たしかに夢中なんだろう…
けれど、ラストで題名を回収するのは、なんとも…古い。べつの言い回しとかなかったかな~
あとは、絵柄がなんとも幼い。大人っぽさがほしかった。 -
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Posted by ブクログ
独身の折原みとが、犬を飼い湘南に家を建てた。周囲の「もう絶対結婚しないよ」の声に、エッと思いながら、やっぱり結婚しなかった(過去形はマズイ?)。
子どもの頃からの夢だった犬を飼う。出だしは、子どものころから家で飼っていた猫の話。なぜかペットとして飼ったエビ(?!)。ふとんにもぐりこんできて圧死させてしまったインコ…と、これまでのペット歴が公開される。
そして、縁あって、あこがれのゴールデンレトリバーを飼うこととなり、都会のマンションと夜型人間の生活を捨て、湘南のアウトドアガール(?)となる。
おひとりさまが体験したペットライフを素直につづります。 -
Posted by ブクログ
恥ずかっしい位のまっすぐさ。
くすぐったい位の女の子っぽさ。
コバルト文庫かと思ってしまうがポプラ文庫です。
開いた文庫本で顔を隠しながらムフムフして読んでしまった。
(決して内容がいかがわしいわけではなく)
1学年たった30人という選ばれし華族家系のお嬢様が通う
女子校に入学した風子だが、学園内はは異端児。
田舎で陶芸家の祖父に育てられる自然時だわ、
「華族」という言葉すら知らないわ、
皆の憧れのお姉さまに意図無く近づけちゃうわ、
目まぐるしくおきる事件すらも悉く美しく着地させる風子。
彼女の性格ゆえの結果だけど、何より備わっている強運もすごい。
世の中、そんなにうまくいきません…
分か