折原みとのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高校生の頃に、同じクラスで出会ったシンタ。
彼との思い出が詰まった高校に、養護教諭として再び訪れることになった28歳になった奈帆。
あの頃大好きだったシンタは、18歳で海の事故で亡くなって
奈帆の心は10年前で止まってしまっていた。
どういうわけか、保健室に姿を現したのは、あの頃のシンタで、彼が当時、奈帆と付き合う前からの気持ちを知ることになった。
10代だった自分たち。
シンタに対する思いと、彼が奈帆に抱いていてくれていた気持ち。
進路で気持ちのすれ違いを感じていた当時は知ることもなかった、シンタの真剣な気持ちを、あの頃に知ることもなく彼は死んでしまった。
それを、10年経ってよう -
ネタバレ 購入済み
海
逗子にはあまり馴染みがないけれど。
海のある街で育ったからかな。
鮮明に想像することができる。
海風も,潮の匂いも,青空も。
何もわからなくなってしまった認知症のおばあさんにも,想いはちゃんと届く。
遺された者たちの想いは,きっと空の上に届いてる。 -
悲しいですね
自分だったらと考えてしまいました。命の大切さや血縁関係・命を引き継ぐ者として、自分の子供や親戚の子供などを見ていると、可愛くもあるが、自分や家族の命にかかわることになると、納得できない部分もあるな~と感じました。出来る事なら、親族や兄弟・甥や姪などにこんなことが起きないよう祈るばかりです。自分よがりで申しわけないように思います。課題として、とっても重い問題だと感じています。