【感想・ネタバレ】制服のころ、君に恋した。のレビュー

あらすじ

28歳の養護教諭・奈帆は、高校時代にシンタという彼を亡くした過去があった。10年経っても喪失感から抜け出せない彼女の前に、「彼」が突然現れる。10年前の“想い”と“真実”。失ったものは取り戻せるのか? 110万人が泣いた『時の輝き』の著者から、“制服のころ”を過ごしてきたすべての人に贈る、奇跡の物語。

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Posted by ブクログ

小説解禁した途端、なんちゅう選書だ!と愕然とする。
適当に手に取っただけなのに…
前は老化に愕然として、今度は初恋に引き戻され…
なんだか「今」の自分の課題を詳らかにひん剥かれた感じだ。
だってね「入試時の学力レベルは、県内でも上位にランクされている割に、一流大学への進学率は今ひとつ振るわないというのが…」って、完全にT高でしょ。潮の香りのグラウンドと、器用に始まらない恋と…。
もうね、まだ泣くとこじゃないのに、最初っからボロボロ涙が止まらなかったのは、私の初恋がマダマダ昇華されてない証拠だ。
小説解禁と共にどどんと借りた小説は残り3冊。私はどこへ向かうんだ?

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2015年11月05日

Posted by ブクログ

とても甘酸っぱくて素敵な恋です。
ピュアで爽やかで、切ない物語でした。
大切な人が還らぬ人になってしまったなら、やはりこうして過去に居続けてしまいそうです。
しかし最後は、主人公の未来に希望と力強さを感じ、とても感動的。

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2012年11月04日

Posted by ブクログ

私はこれを読んだとき、海風にあたったみたいにひりひりした。
海に囲まれている学校は私の母校(?)で、
あまりにもうらやましかったし悲しかった

物語自体のストーリーがシンプルだからこそ、
折原みとさんの思いが短い一文にぎゅって詰まってるみたいで。

好きって単純なんだけど忘れられない。
「もう好きじゃない」
とか
「何とも思ってない」
なんて大ウソだと思う。
だって好きって単純な分だけ厄介で、
好きな人や
好きになった人や
好きだった人や
好きになってしまった人の顔を見るだけで
胸が締め付けられそうになる。

ただ、気持ち全部乗り越えられるよ。きっと。

どんな恋も。
どんな恋も。




そんなことを語りかけてくれているような本なんですよこれ。

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2011年11月13日

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10年前の高校生の頃に初めての恋人を亡くした女性が、高校時代を忘れられないままに養護教諭として母校に戻ってくる。
そこへ突然10年前に死んだはずの恋人が、出会ったときと同じ姿で現れる。
自分への恋心を相談する少年の姿を見て、女性は改めて少年に恋をするーーーという感じでしたか。
記憶の中だけで恋心を追い続けた女性が最後に一歩踏み出す姿に涙が出ました。江の島、楽しいんでしょうか。行ってみたいです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

作者が少女マンガ家出身ってこともあるのか、文字数のすくな〜〜い本です。1時間で読めました(もっと短く読める方もいるはず)でもでも、よかったです。たぶん、漫画じゃなくて文字だけで読んだほうがいいかも。28歳の養護教員(保健室の先生)が、10年前死に別れた彼との恋をもう一度なぞっていく・・・というお話です。最後、不覚にも泣きました。映画化はされてないようですが、江ノ島、鎌倉を舞台にした映像を撮りつつ、過去と現在を混ぜていく・・・なんて、絶好のネタだとおもうんですけど・・・

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

高校時代の恋を忘れられないまま大人になって出身校で働くことになった奈穂の前に信じられない奇跡が…
折原みとさんの本すごい好きです。いつのまにかこの人の本を手にしてます 笑

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2009年10月04日

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高校生の頃に、同じクラスで出会ったシンタ。

彼との思い出が詰まった高校に、養護教諭として再び訪れることになった28歳になった奈帆。

あの頃大好きだったシンタは、18歳で海の事故で亡くなって
奈帆の心は10年前で止まってしまっていた。

どういうわけか、保健室に姿を現したのは、あの頃のシンタで、彼が当時、奈帆と付き合う前からの気持ちを知ることになった。

10代だった自分たち。
シンタに対する思いと、彼が奈帆に抱いていてくれていた気持ち。

進路で気持ちのすれ違いを感じていた当時は知ることもなかった、シンタの真剣な気持ちを、あの頃に知ることもなく彼は死んでしまった。
それを、10年経ってようやく知ることができたときに溢れた奈帆の思い。

死んでしまった恋人、ありがちだねって思った。
どこか冷めた気持ちで読んでいたのだけど

最後、もう助からないシンタと再会したときの記憶のフラッシュバッグみたいなところから
奈帆が次の恋へと進むらへん、悲しかったね。

悲しくて泣いたわ。不覚にも。
どこにもぶつけようかない気持ちだけ残って、
ただ思い出を抱きしめることしかできない感じが
悲しくて、読んだ後もひたすら悲しかった。

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2023年01月02日

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天国の郵便ポストにほんのちょっぴり出てくる奈帆のお話。
マッキー先生はこっちでもチョイ役。(笑)

奈帆とシンタの関係ってみんなの憧れ。
誰かをそこまで想えたら本当に素敵。
殺伐とした社会に生きてると、すごく幸せなお話だと思う。
例えそれが切ない結末だったとしても。

ck oneってどんな香りだろ?気になる。

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2013年06月26日

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素敵でした。設定やストーリーにきゅんきゅんしたし、登場人物たちの真っすぐで一生懸命なところに勇気を貰えた気がします。一応まだ高校生なので(笑)、頑張りたいなぁ~って思いました。

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2013年03月28日

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久しぶりに折原さんの作品を読んでみました。
ピュアな作風は相変わらず素敵です。

文章にひねりが無く単調で少し物足りないかなーという感じではありますが…

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2010年11月07日

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漫画家さんの小説です。

制服のころ恋した人との突然の別れが、彼女の内にいつもあって、この状況を脱しなきゃいけないけれどでも忘れられない、という誰もが経験する切ない恋心とファンタジー(?)が織りなす物語。

誰もが迎えるたくさんの「初めて」をひとつひとつ丁寧に追っています。

海の見える学校にあこがれていたので、こんな学校恋愛してみたかったです。

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2009年10月27日

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折原みとさんの大人向け小説第一弾。
死んだ恋人のことをひきずっている、という題材はあんまり好きじゃないんだ……。前向きじゃないから。
でも、モチーフとしてはすごく「物語」的だし、こうして死んでしまった恋人を振り返る=自分の青春時代をもう一度見つめ直すっていうのとかぶせてる構造は、やっぱり受ける題材なんだろうな。

漫画家らしく、短いポエティックなセンテンスや効果音を重ねて、情感をもりあげるところ。
視覚イメージに訴えかけるようなところは、やっぱり独特。
そしてかなりアマアマな恋愛も折みと風。
告白、初めてのデート、初めてのキス、初体験、卒業後の進路と、ケンカ、別れ。
それを大人の私が振り返る。昔の恋の傷を乗り越えていく……。
「ごめんね。私、上手く、恋ができなくて」この一言が青春を物語ってるなー。
必死で頑張るのに、何事もうまくいかないのだよ、青春時代は。

ずーっと湘南の海をモチーフに物語が展開するところは素敵、私もこんな感じで書いてみたい、一つのモチーフの連続性。
湘南、江の島、鎌倉という限定的な舞台で展開する物語。舞台の雰囲気や描き方も素敵。
私もこれくらいの感覚で書いてみたい、奈良や上海や、他のすてきな舞台で。
いろいろな土地を、愛情を持って見ておくことった大事だよね。
折原みとさんのブログ読んでると、すっごく湘南を愛してて、毎日変わるその風景を大切に見て過ごしてる。
そういう感覚が小説に生きるんだよね。

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2009年10月27日

Posted by ブクログ

ありそーでなかった設定だと思う。

「実はこう思ってたんだ…」みたいなところがこの設定のおかげでかいま見られて
良かった。
恋愛している時の心情がすごくうまく表現出来ていると思う。
やっぱ気持ちは言葉にしないと伝わらないんだなーって。
「進路決定」という高校三年生に課せられた命題をよく理解していると思う。

鎌倉にすむ高校生がうらやましい。。。


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2009年10月04日

Posted by ブクログ

遠い記憶を呼び覚ますような、なつかしい彼の香り。
海の香りと日焼けした肌とCK ONE・・・
二度とは戻らない季節に想いを馳せる物語。

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2015年02月22日

Posted by ブクログ

ピュアで淡く切ない恋。いい意味でくどさがなく読みやすい。ただ淡々とストーリーが進むため、物足りないと感じる人もいるかも。新しい恋に進むためには、たまには振り返ってみてもいいな、と感じた。男性が読んだらどう思うのかな。

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2012年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かつて通っていた高校に、養護教諭として戻ってきた間宮奈帆。
10年前、高校生だった彼女は初めて恋した彼シンタを事故で亡くしていた。

赴任して半月、夏の終わり、秋の初めに保健室にきた生徒は、出会った頃の"彼"そのものだった。


ケンカ別れしたままの彼の死、10年の時を経て知る彼の思い・・・
切なくて、でも甘酸っぱい、同年代の時期に読んでも、もっともっと歳を経てから読んでも楽しめる、そんな正統派の恋愛小説です。

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2011年06月27日

Posted by ブクログ

この表紙にひかれて読んでみました。
つい最近まで高校生だったのに、高校の頃がとてもなつかしく感じました。
学校の近くに海があることが、とてもうらやましかったです。

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2010年01月15日

Posted by ブクログ

世界の中心がまだひとつしかないころを思い出しました。
ありえないけど、自然に受け止められる話の運びと、題名通りの淡く一途な恋のお話でした。

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2009年10月04日

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