あらすじ
愛する妻を亡くした悲しみから立ち直れぬまま、幼い子供と二人、ひっそりと毎日を送る真人。ある日、愛犬の死に落ち込む女の子が書いた手紙へ、ふとした思いつきから返信を書くことに。それがいつしか「天国に届く郵便ポスト」の噂となって逗子の街に流れ始める。しかし、差出人不明の手紙をきっかけに、不思議な文通が始まり……。喪失感を抱えながらも、真人本人にも起こる奇跡。誰もが温かい涙を流す愛の物語。(講談社文庫)
...続きを読む感情タグBEST3
海
逗子にはあまり馴染みがないけれど。
海のある街で育ったからかな。
鮮明に想像することができる。
海風も,潮の匂いも,青空も。
何もわからなくなってしまった認知症のおばあさんにも,想いはちゃんと届く。
遺された者たちの想いは,きっと空の上に届いてる。
Posted by ブクログ
あまりに話がスムーズ、ちょっと退屈と思っていたら
後半へ繋がるものだった。
主人公はもちろん、周りの友人も皆成長していく。
2時間ドラマとかにしたら、いいかも。
Posted by ブクログ
ジャケ買いです。
そして、このタイトル、キマグレンの曲ともリンクしてるかなー、と思って選びました。
読み始めはあまり進まなかったけど、
読めば読むほどなんだか温かくなる、
ちょっと「じーん」とくるような、優しいお話^^
Posted by ブクログ
中高生のころ、折原さんの本をたくさん読んだ。久しぶりに読んでみたいと思った。
妻を亡くしたシングルファーザー真人のお話、内容的にはちょっと重いのに、折原さんの書く文章はさらっと読めた。テッちゃんやいっちゃんやフクちゃんと本当の仲間になりたい真人の成長がいいなと思った。
Posted by ブクログ
もし、父のことがなかったら…、2月21日以前と同じ日々を過ごしていたらきっとこの本を手に取ることもなかったと思います。
タイトル、著者、帯からいわゆる泣かせる本だと解って、こういうの読んで見て泣けなかったら冷血人間みたいな気がしてめちゃくちゃ構えていたジャンルだったので。
でも、なんか凄く気になって仕方なくて、こんなに「読め!」と感じる本は初めてでした。
今、お盆だから父のメッセージに一番近い本だったらいいなと思いました。