東野圭吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大ボリュームの一冊をようやく読み切りました。
19年前の事件に関わった少年と少女、それぞれの歩んだ道を追う物語で、静かに進んでいくのにどこか重さの残る読書体験でした。
物語の中心となる二人の心情が語られない構成のため、想像しながら読み進める面白さはあるものの、なぜその選択に至るのか掴みきれず、ずっと距離を感じていた印象です。最初の事件の悲惨さや、互いに支え合おうとする気持ちは理解できる一方で、その後の人生で出会う人たちから救われる瞬間はなかったのだろうか、と考えてしまう場面もありました。
最後まで読み切った達成感は確かにあるのに、物語の行方に対する戸惑いが勝り、救われる瞬間を見つけられない -
Posted by ブクログ
ネタバレ思ったよりハマんなかったーーー(T_T)
読み始めた当初から、亮司と雪穂はどっかで繋がってるんだろうな〜って思ってたから、実際に色々明らかになってきても、ふーんそっか〜って気持ちにしかなれなかったのかなー、と涙
三宅香帆さんの「好きを言語化する技術」で、人が面白く感じる瞬間は驚きと共感って一節があったのを覚えてるんだけど、私的にはそのどちらにも当てはまらなかったのかもしれない。
ただ、ラストの展開は個人的にかなりびっくりというか切ない気持ちになった。話の構成上お互いがどういう心情でどういう話をして、どう行動してきたのかが不明瞭だけど、ラストシーンで、それぞれお互いの事を大切に想いあってたん -
Posted by ブクログ
ナミヤ雑貨店という不思議な力を持つお店に届く30年前からタイムスリップした手紙を悪ガキが遊び半分で返事をしていくという話から始まった。
悪ガキの相手に全く配慮せずに相手の悩み事をバッサリ切っていく返事に相手も苛立つこともあったが結局その悩みへの返事をいいように解釈し人生がうまくいくと言う話だった。
結局のところ人は元々自分の中で答えを持っていてその答えに自信がないために人を頼る。占いの類も自分にいいことしか信じないように自分の都合のいい解釈で物事を進めていく。
物語の終盤になるにつれて今までの相談者や悪ガキ達が何かの縁で繋がっていることが判明していき綺麗にまとまって終わった。
自分とし -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語の序盤が最後に綺麗に繋がる構成はさすが東野圭吾さんだと思った。
そして、優しい店主の言葉巧みな回答で、相談者が悩みを解決していく物語だと思っていたので、序盤からいい意味で予想を裏切られた。
窃盗犯と思われる青年達が書く返信は、歯に衣着せぬ物言いでとてもキツイ。的外れな意見でもないが、どれも一般的なことを言っている。
だけど、相談者たちは返事を自分の良いように解釈し結論を出す。そして、相談に乗って貰ったらとを心から感謝していた。
悩み相談は相手に何かを委ねる行為ではないし、他人に人生を委ねることはできないことを、本作を読んで再認識した。