東野圭吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレワクチン開発のために秘密理に開発されていた炭疽菌K-55が研究所から盗まれ、その犯人から脅迫状が届いた時にはシリアスな展開が予想された。しかし読み進めていくとシリアスさはあるものの良い意味で緩く展開していった印象。
脅迫犯人が交通事故にあって死んでしまったり、主人公の研究員:栗林が全く格好良くない等々。前シリーズから引き続き登場する、根津と千晶も自然に絡んでくるのも喜ばしい展開。
最後はK-55がどうなるのか二転三転しつつ、栗林の息子:秀人の機転で清々しい結末となっている。
第1弾に引き続きスキーやスノーボードに興味がなくても充分に楽しめる作品であった