千野栄一のレビュー一覧
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ただやみくもに外国語習得を開始するのではなく、戦略を立て、無駄のない努力をしたいところである。本書は、過去の自分の方法ではダメだったのだと気付かせてくれた。早速スマホで単語帳アプリをダウンロードし、1000語の暗記から始めている。また、友人にお金を払い、毎週一回一時間半の授業をしてもらうように依頼した。生涯をかけて、5カ国語を楽しめるようになるのが目標だ。
以下、本書より抜粋。
「言語の習得にぜひ必要なものはお金と時間であり、覚えなければ外国語が習得できない二つの項目は語彙と文法で、習得のための三つの大切な道具はよい教科書と、よい先生と、よい辞書ということになる。」
「もし、辞書を引き引き -
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【感想】
別の本で佐藤優が称賛していたので購入。
30年以上前に出版されたにも関わらず、非常に読みやすい本でした。
まぁ30年も経って学習ツールは大きく変わったが、本質は今も昔も変わらないだろう。
外国語の習得に必要なものは「目的と目標」「語彙」「文法」「学習書」「教師」「辞書」「発音」「会話」「文化や歴史」。
とりわけ重要なのは「目的」で、次いで「語彙」と「発音」なのだろうと読んでいて思った。
やっぱり、明確な必要性がないと切羽詰まって勉強しないから、なかなか習得できないでしょうねー。
個人的に英語が必要不可欠な環境ではないし。今後そうなるかも明確ではない。
習得するに越した事はないにし -
Posted by ブクログ
初版が86年で、16年時点で47刷に達していことからも、良書と期待して手に取った。
1語でも語彙を増やすに時間をつかうべきかと思った。が、それでもなお読みたかったし、200ページに収まってる内容は、移動時間を殺すのに都合が良かった。
読み終えて思うのは、非母語を難なく扱えるようになった人は、賢く謙虚で、でも自信のある人だなと。しかし問題はぼくの中国語である。良い自習書もあり、先生もおり、なんなら中国語がつかえる国にすんでいるのに、この体たらく。
この本に照らし合わせると、発音無視しすぎ・覚えるべき基本語彙がみえてない・ゴール設定できてない。ってことに、耳が痛すぎる。 -
Posted by ブクログ
書いてあることは奇をてらうものでもなんでもなく,語をしっかりと覚えておくことに始まる非常にオーソドックスで真面目なことです。でも,その背後にwill powerと目的の明確化がないと,ただただ時間を食うだけです。
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外国語を習うとき,なんでこの外国語を習うのか,という意識が明白であることが絶対に必要である。この反対の例が“教養のための外国語”とやらで,こんな気持でフランス語やドイツ語を学ばれては,フランス語やドイツ語が迷惑である。フカフカしたじゅうたんの上で,数々の教育機器に恵まれ,ネイティブ・スピーカーのいい先生のいるカルチャー・センターで,よい教科書と,よい辞書があってもう -
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前回のwakayama読書会でお借りした本。
1987年に単行本で出版されたものが、昨年夏に文庫化。そうとは知らず中途半端な前情報で最近出版されたものだと思い込んでいたので、ところどころ時代背景迷子になりながら読み進めた。
スラブ言語がご専門の言語学者千野栄一さん著、「プラハの古本屋」。
言語学者ならではの用語が説明なく頻出したり、まったく馴染みのない本のタイトルや横文字の著者名の羅列があったり、
安易な気持ちでお借りしたけどこれはちょっと通読大変かも…、と思いながらも
読み終えた余韻、めちゃくちゃ良い。
わたしにとっては地理にも歴史にもかなり疎遠で、今まで自分の環世界にはなかった地域の国 -
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40年も前のエッセイなので、情勢は大分変わっているとは思うが、社会主義国の本屋事情が知れる。
日常を描かれているが、高尚なエッセイだと感じた。
国際結婚をし、娘、息子もトリリンガルという環境でおよそ自分自身とは180℃違う生活をされていて、また、言語学に関する本という本という事もあり、紹介されている本はわたしには難しく興味沸かなかったけど、スラブ言語学者と共に1人の本収拾マニア、コレクター気質のオタクという見方で見れば楽しめた。
好きなものへの情熱が凄い。
好きなもの、本やガレなどのためならどこにでも出かけ、周りを置いてけぼりにしつつも気にせず語り尽くし、時に金銭感覚は崩壊し、集めてはっとなる -
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社会主義時代のプラハの古本屋事情など、魅力的なお話がたくさん。それにしても学者って、やはりすごい勢いで本を買ってすごく本を読むんだなぁ。面白かったエピソードとして、カルパチアの山岳地帯の山村で目についた牛飼い、羊飼い。その人たちがしばしば本を手にしている風景は、世界のどこでも見たことのない組み合わせだったとか。スラブ学会での話もうっとりとする。10ほどもあるスラブ語と英・独・仏の公用語があるので、どの言語で発表があるかわからない。作者は二日間朝から晩までずっと発表をきいたら、何もかも分かるような錯覚におそわれた、と。色んな言語が飛び交い、苦も無く(あったかもしれないが)こなしていくのはうらやま
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色々と勉強になるエッセイでした。
チェコがまだ社会主義国だった時の話です。千野英一さんはその時代にチェコに留学をしていました。社会主義の国に留学できるっていうことにまずびっくりしました。私の勝手な思い込みなんだけど、そういう国は外国の人を受け入れないと思ってました。千野さんがチェコにいた時は、まだロシア(その当時はソ連?)の影響も強かったと思うし、中欧は色々争いがあったと思う。その中でチェコで学ぶってなんかすごいよね。
千野さんはチェコで楽しみもあった。それは古書を探すという楽しみ。社会主義国は思うように本が出版されない。政府に批判的なことが書かれてると即発禁らしい。最初は「え⁉︎」と思った -
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最近何かのメディアで見かけて借りた本なので、最近の本だと思い込んでいた。冒頭の一篇「沈黙の通訳」を読んで内田百閒の酒に纏わる随筆を連想し、巻末の初出一覧を確認。案の定半世紀以上前に書かれた文で、著者は20年以上前に亡くなっている。
少し時代が古い本には、その時代の本からしか摂れない栄養がある。東西冷戦下の東ヨーロッパでのあれこれが書かれた内容ももちろんなんだけど、現代の作家が使っているのをあまり見た事がない日本語の表現がたくさん。「碩学」「ゆるがせにしない」「病膏肓に達する」などなど。
「白宅」という言葉を聞いたことがなく調べても出てこなかったので、誤植?と思ってAIに聞いたら「白屋」という似