千野栄一のレビュー一覧
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外国語上達に必要なモノ
答え:お金と時間
まさに真理。
“外国人に日本語を教え、その代わりに外国語を学ぶというのはよく聞くが、そうやって外国語に上達した人に会ったことがないのは、お金を使ったことがないからであろう”
1985年に書かれてますが、今読んでも充分に学ぶことがあります。巷には色々な外国語学習のメゾットはありますが、これ読めば全て解決するような気がします。
◯外国語上達のポイント
なぜこの外国語を習うのか、という意識が明確であること。
まずは、やみくもに千個単語を覚える。そして、三千語覚えれば、テキストの90パーセントは理解できる。
発音は初めが大事。最初に間違えると矯正が -
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外国語学習に関して当たり前の事が書かれています。
外国語の学習は、
1 強い意志 2 お金 3時間
が必要だよと。
ただ現代における外国語の学習環境は、
情報革命以後、かなり変わった。
一言で言えば、キャリアにおける外国語学習は、
終了したと思う。その代わり、より趣味的な要素が強くなるだろうと思う。
AI技術の応用で自動翻訳が凄まじい勢いで、
発達しているが、それと外国語学習の有無は、
同列的に考えてはいけない。
あくまで、外国語学習は、外国語を通じて、
異文化に触れ、異文化を背景に持つ人たちと触れ、
考え方の幅が広がり、そして自分をより深く知ることにほかならない訳だからだ。 -
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ネタバレ1986とは思えないくらい古風な文体。
外国語上達には、お金と時間が必要、語彙と文法を覚える。よい教科書と良い教師と良い辞書が必要。
外国語学習はスタートダッシュ。欲望から衝動まで待つ。まず1000語確実に覚える。4-5000語が当面目標。辞書引き引きでよいなら2-3000語。>今学期終わったら1000語単語帳片づける。来季始まるまでに。
文法を10P分にまとめる。それを暗記する。
p115各課の単語20と簡単な文法事項。それを使った作文。できなかったところ記録。反復練習。
よい辞書。探している語が出ている。その語に自分の読んでいるテキストに合う訳が出てkる。訳のほかにも必要とする文法事項が手 -
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1年前からドイツ語を勉強しているが、まったく身についているという自覚がなく、いまだに簡単な文しか話せない。
この本では、外国語をマスターするには時間がかかるとは書かれているが、効果的に勉強する方法はあると書かれており、それを実践すればもう少し上達するだろうと思わされる。
後書きには本書に何度も登場する、イジー・トマン博士のことばが述べられており、(この本を読んだ時間を無駄にしないために)「今日のうちに、ここに述べられたことの一つでも応用する気になってください」というもの。千野先生が教えてくれた方法を今日から実践したいと思う。まずは単語を真剣に覚えよう。 -
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美しい距離(山崎ナオコーラ)でも感じた、一回きりの人生なら確率など問題ではなく、あるかないかの2択でしかないという不思議さ
「Einmal ist Keinmal
一度は数のうちに入らない。一度だけ起こることは、一度も起こらなかったようなものだ。人がただ一つの人生を生きうるとすれば、それは全く生きなかったようなものなのである。」これは本当に共感できる。一回きりしかないものを対象に確率を考えても、実際に起こったことと起こったかもしれないこと、その2種類しかない。
まるでrctをしたかのように正解不正解を語り推論するのはおままごとでしかない。
65偶然が次々と舞い降りて必然の形によみとれる(カッ -
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HHhHにプラハ愛を感じた2025年に続き、2026年は本書でプラハへの愛を感じて始まった。
社会主義政権下のチェコスロバキアで古本を集めるライフワーク以外にも、国際結婚した言語学者同士の子育ての様子やスラビストの国際学会に手探りで参加した体験のエッセイもあれば、言語学的なショートショートや各時代で大国の支配を受けたチェコならではの「匿名」の文化史といった変わり種も入っていて盛りだくさんだった。
早くNZ旅行記を書かないと。
- 島
- お行儀の良いSSでよかった
- チェルニー博士訪問記
- やはりカフカスにはロマンがある
- カルトヴェリとかアブハズとかチェチェ -
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スラブ言語を専門とする著者が、貴重な書物を求め、当時プラハで古本屋巡りしたエピソードをまとめた本。本書内で出てくる書籍がどういったものなのか、日本語訳のタイトルを見ても正直よくわからないし、どれほど貴重で重要なものなのかも理解できなかったが、インターネットなど存在せず、情報が限られ移動にも大変苦労の多かった時代、そして共産圏ということも加味すると、人脈や運が頼りの書籍探しはさぞかし大変だったろうと想像に難くない。しかしその一方で、その苦労を乗り越えた末に手にした本に対する思い入れはひとしおで、その経験は素敵だなと思う。今の時代とは異なる、本を手に取る感動を味わえるのは羨ましいとさえ思う。
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新しい言語を学ぶための心得が書かれた良書。
まず第一に、自分が何故この言葉を学ぶのかを考え、その目的に即した内容を厳選して学ぶことが重要である。
例えばロシア語で書かれた論文を日本語に翻訳したいだけなら、読み方や書き方を知る必要はない。ある単語が母国語のどの単語に該当するかを知っていればいいし、堅い文章であれば文法も最低限のものだけでいい。これが仮に小説のような砕けたものになれば、スラングや細かい言い回しを知る必要がある。
一番ダメなのは、ただ闇雲に大量の語彙を覚えようとしたり完璧に使いこなそうとすることである。人は間違えるものであり、すぐに忘れるものであるということを忘れてはいけない。