千野栄一のレビュー一覧

  • プラハの古本屋

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    よく日本にいてもわからないことがある。それをAIで簡単に分かったときのわかるは、かなり低い解像度な気がする。そして特に余白がない中で理解する。そのことと、この本で書かれた、プラハの飲み屋での話はすごくリンクした気がする。

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    2025年11月10日
  • プラハの古本屋

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    インターネットが普及している現代では集書もきっと当時より楽にできるのだろうけど、著者のように時間をかけて古書を探す、それはきっと貴重な本以上に価値のあるものを手にすることができる時間なのだと思う。
    知らない地域や知らない作品が多く、読んでいるうちに心が折れそうになったが、古本に触れたくなるような温かいエッセイだった。

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    2025年11月02日
  • プラハの古本屋

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    おもしろすぎる!期せずして『バベル』の次に読んだのも最高のつなぎ方だった。

    千野先生の周りに集まる言語の強者たち。その会話や議論がおもしろくないわけない。「津波」に対応する単語をめぐって奔走したり、他言語の専門家を訪ねたり。そしてそこには必ず本とアルコールがある。

    気さくで洒脱な筆致に、すごく楽しい毎日で豊かな人生だなぁと感じつつも、お子さんのバイリンガル教育のくだりでは、改めて知とバイタリティの化物ぶりに触れたような気がした。

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    2025年10月25日
  • プラハの古本屋

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    チェコに精通する著者が書いたエッセイ集。社会主義時代のチェコスロバキアにおける古本屋が、日本を含めた資本主義社会の古本屋と何が異なるのか、チェコ語に「津波」に該当する単語がなく説明に困ったこと、バイリンガルの教育の難しさなど、チェコにまつわる話が本書に詰まっている。

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    2025年09月07日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    難しいから、なかなか理解出来てないとは思うけど、読めてよかった。
    愛ということについて普段深く考えることはないがトマーシュとテレザのやるせなさは感じられた。
    共感するというよりはそんな考えもあるのね、と思った。
    時間経ったら再読しようと思う。

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    2025年07月31日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    冒頭からニーチェの「永劫回帰」を持ってくるあたり、クンデラ氏の「自分の世界の様式」を表現し思索し実行している良作である。
    永劫回帰から小説の主題である「存在の耐えられない軽さ」へ落とし込み、物語を通して深掘りしていく作品である。
    人生も環境も自然も宇宙もあらゆる森羅万象が永遠に永遠に繰り返され、それらを乗り越える勇気(超人)へ至るとニーチェは言う。ニヒリズムではあるが、もう一度、同じ人生を歩みたいかと問う視点と、一度っきりの人生を全て奇跡的な偶然と捉え、その軽さの中で人生を歩みたいかと問う視点の両者の視点が読者をという「存在」という重さと軽さを同時に味わうことができ、深く思索することができるで

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    2025年05月13日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    哲学的で難解で、最初はおもしろくないなと読み始めたけど、中盤を越えたあたりから気付くとこの世界に入り込んでいた。存在の重さと軽さ、愛と性は別物であると複数の女性と浮気する外科医トマーシュ、やがて再婚する相手であるテレザと切れないサビナの人生もまた自分の存在について心を掻き乱す。テレザの愛犬カレーニンの最後の章は涙が出た。カレーニンだけがこの苦しさを癒してくれた唯一の存在だったから。

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    2025年01月27日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    愛とは何か。存在とは何か。
    当時の歴史的背景を知らないので理解が及ばない箇所も多かったが、読むたびに味が出てきそうな作品。

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    2025年01月15日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    すごい時間かかってしまったので、覚えていたり、いなかったり。
    最初からいきなり哲学っぽいのが来てびっくりしたけど、そこを乗り越えてからは面白かった。

    架空の登場人物でありながら、本当にいそうな厄介さを持った人たちがこねこねと考えながら関係を続けていくのを読み進めていくのがおもしろい。
    境遇も性格も似通うところはほとんどないのに、まず「わたし」がいて、わたしの支配の及ばぬところの、「あなた」がいる、そのままならなさについてあれこれと考える端々にたまにものすごく共感してしまう感じがあった。かも。

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    2024年03月14日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    これは、恋愛小説なのか?哲学書なのか?
    本書は今までに読んだことないジャンルの小説と感じた。
    登場人物の心情を事細かに語る恋愛小説が展開されていくのですが、途中著者が主人公の心情がもう理解できないとのコメントを吐露するのです。
    メタ恋愛小説的な構造が展開され、読者である私は虚をつかれるのです。
    最初から哲学書として本書を読んでいたら、また違った心構えで読めたかもしれません。

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    2023年10月25日
  • 言語学を学ぶ

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    第Ⅰ部=1984~86年に雑誌連載された文章(一部は94年に書き下ろし)と、第Ⅱ部=1980~81年に雑誌連載された文章をまとめ、2002年に『言語学 私のラブストーリー』として書籍化したものを文庫化したもの。
    幅広い言語学の研究分野を、手っ取り早く、広く見渡すには最適だが、さすがに情報が古いといわざるを得ない記述が散見される。そういった箇所には編註を付けた方がリーダーフレンドリーではなかったかと思う。

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    2023年10月11日
  • 外国語上達法

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    語学を覚える時に大切なことは、語彙と文法。これが基本中の基本。語彙は、まず1000語を目指してやるべき。

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    2022年05月13日
  • 外国語上達法

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    中学生や高校生に読んでもらいたい本。
    三単現のsより、なぜ語学を学んでいるか考えることが重要。その通りですよね。

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    2022年01月31日
  • 外国語上達法

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     スラヴ語学で有名な千野栄一さんがずいぶん前に書き下ろした、外国語学習のためのコツや方法論などを惜しみなく(むしろ赤裸々に?)新書です。千野さん自身も様々な外国語学習をするにあたりたいへん苦労し、また、いわゆる「天才」と呼べるような大学者たちから教えを受けており、書いてある外国語学習法は非常に説得力があるものになっています。
     本書の構成は一見学問としての体系とは異なる雰囲気がありますが、一学習者としてはわかりやすい順序になっています。すなわち、最初になぜ外国語を学ぶのかという目的をもとに目標を決定し、必要なものを用意し、それをもとに学習を進めるためのある程度具体的な方法を提示し、最後にアドバ

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    2021年10月18日
  • 外国語上達法

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    語彙・文法の章は参考になる。後はやや冗長か。
    結局はよく使われる部分にフォーカスし、ひたすら繰り返し学習せよという話。使えるレベルで言語習得しようと思うと、そりゃそうだよなーという内容を改めてちゃんと教えてくれる。

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    2021年09月15日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    男と女の物語は地球上どこにもあるけれど、文学上の創作上の高尚とも思える比喩が普遍になって、やっぱり卑近に戻ってきたという感想だ。

     「永劫回帰」などと、のっけから難しいと思わせるのが文学で、トマーシュがドンファンで、恋人となったテレザがかわいそう、と同情するのが普通でわかりやすいのか?

     このふたりのお国がチェコだから運命の歯車が狂ってきた?

     チェコ、遠い国の運命は北朝鮮の拉致事件が明るみに出てしまった今の日本でものすごくよくわかるということ。

     あれかこれか、あのときああすればこうならない。

     と、思っているひとが多いかもしれない。
     
     運命?

     なにがどうなって、こうなって

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    2025年09月11日
  • 外国語上達法

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    ラストの1/3がどうしても眠くなってしまって読み進められなかったので諦めました。
    最初の方の章では自分の経験や考え方とリンクするところがあって面白かったし、読みやすかったです。
    語学の勉強が好きなのですが、その一方で単語の暗記が生まれてこの方ずっと嫌いで、でも先生が作中でおっしゃっているようにそれをやらないことには語学はお話にならないので自分に鞭打ってボキャを増やしたいです。。はぁ。。

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    2021年04月20日
  • 外国語上達法

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    勉強ってやみくもにするものではないと思っています。絶対的に覚えなければならないもの。きちんと把握しなければならない規則。そして、思考する。やみくもにならないための指針と基準。それらに則ってできればこんなに楽なことはありません。

    この書では、母語ではない言葉、外国語を学ぶときのための指針を提示してくれています。しかも、ご自身の経験と根拠を示しながら。

    あ・・・間違ってはいないんだ、と自信につながる一冊でした。

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    2020年07月19日
  • 外国語上達法

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    やみくもに語学を勉強せず、目的を持て。

    これが本書で最も大事な部分だと個人的には思う。

    何のためにその言語を学ぶのか?
    それが分からず勉強しているのは、弁護士を目指してるのに、保育士の専門学校に進学するみたいな話なわけで。

    語学に限らず、何事にも言えること。

    収穫としては、「音声学を学び、軽視しがちな語彙を重視し、惹きつけられる先生から学び、金を払え。学びはじめはまず1000語。そして何より継続。」といったところか。

    所々時代錯誤を感じる学習法は否めないが、版を重ねているだけある普遍的な内容だったなと思う。

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    2020年06月01日
  • 外国語上達法

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    ただやみくもに外国語習得を開始するのではなく、戦略を立て、無駄のない努力をしたいところである。本書は、過去の自分の方法ではダメだったのだと気付かせてくれた。早速スマホで単語帳アプリをダウンロードし、1000語の暗記から始めている。また、友人にお金を払い、毎週一回一時間半の授業をしてもらうように依頼した。生涯をかけて、5カ国語を楽しめるようになるのが目標だ。

    以下、本書より抜粋。
    「言語の習得にぜひ必要なものはお金と時間であり、覚えなければ外国語が習得できない二つの項目は語彙と文法で、習得のための三つの大切な道具はよい教科書と、よい先生と、よい辞書ということになる。」

    「もし、辞書を引き引き

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    2020年05月12日